西東京市多文化共生センター

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  NIMIC通信 No.125(2016年12月号)
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┏ [11] キーワードを読む
     「多文化共生」について理解を深めるために(119)
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 NIMIC設立の理念のなかで大きなウェートを占める「多文化共生」。
 この言葉をキーワードに、2006年9月号から多文化共生に関わる本の紹介を始めました。
 第119回目の今回は、日本文化の絵本を2冊ご紹介します。絵本ではありますが、それぞれテーマについて詳しく、だけど分かりやすく書かれており、大人まで楽しめます。

(1)「盆栽えほん」   大野八生作 あすなろ書房 2013年 

 いまや、「BONSAI」は西欧の人々に大人気です。
 私もボランティア教室で「BONSAI!」を連呼するイタリア人の方を相手に、日本語ダメ、英語ダメと言われて大苦戦した記憶があります。
 あの時この本があればどんなに助かったことか。
 この本では、孫娘が盆栽好きのおじいちゃんに尋ねる形で、盆栽の種類、道具や鉢、土、肥料、苗、苔、作り方、手入れまで、豊富な挿し絵を使って分かりやすく解説しています(ルビ付き)。盆栽がとても身近に感じられる、いい本だと思います。

(2)「和服がわかる本」  こどもくらぶ編 岩崎書店 2016年11月

 七五三、お正月そして成人の日と、着物姿が目につく時期です。
 他にも、私たちの生活の様々な場面で着物は着用されています。
 結婚式、夏の浴衣、お祭のおそろいの法被、阿波踊り、お相撲さん、歌舞伎、茶道、剣道、落語などを写真で紹介。
 着物の歴史、構造、着付け、生地、染めと織り、立ち居振る舞いまで、とても丁寧に写真と文章(ルビ付き)で解説しています。
 外国の方が自分で見ても、わかりやすいと思います。 

                    (NIMIC会員 根本 百合)    

 
 
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