西東京市多文化共生センター
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     NIMIC通信 No.75(2012年8月)
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┏ [8] キーワードを読む
    「多文化共生」について理解を深めるために(70)
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 NIMIC設立の理念のなかで大きなウェートを占める「多文化共生」。 この言葉をキーワードに、2006年9月号から多文化共生に関わる
本の紹介を始めました。
 ロンドンではオリンピックの熱戦が続き、テレビ画面では色とりどりの国旗がはためいています。第70回目の今回は国旗に関する本を2冊ご紹介します。


『世界がわかるこっきのえほん』
  監修:吹浦忠正 絵:凹工房 学習研究社 2009年3月

 丸・星・十字・縦じま・横じま・三日月などの様々な形や色に込められた意味や願いとともに、その国の位置と特色を紹介している小学生向きの絵本です。

『世界の国旗・クイズ図鑑』
  監修:辻原康夫 あかね書房 2011年11月

 国旗の縦と横の長さの比率は、それぞれの国が自由に決めています。
縦:横が1:1のスイスから11:28のカタールまで様々なのですが、この本にはそのオリジナルな形で載せてあるので、本来のデザインが生きていてとても 美しく見えます。表と裏のデザインが違う国旗や、書いてある文字が裏返らないよう合わせ仕立てになっている旗など、国旗のあれこれがいっぱいです。小学校 高学年から大人まで。
 オリンピックで使用している国旗は縦と横が2:3に統一されたもので、国際会議やスポーツ大会で大きさが違って不公平にならないよに、国際連合で定めたものだそうです。
 すっかり国旗について勉強してしまいましたが、びっくりするほど複雑な細かい絵が付いた旗もあり、驚きました。国旗は白布と赤マジックと割り箸があればどこでも作れるというのは日本だけの話でした。私は、200近くある国旗の中で見ても、日の丸は美しい旗だと思います。
赤白の明るさ、単純明快なデザイン、風にはためいた時の風情など。
 でもこれは日本人である私が思うこと、世界中の人が自分の国旗を特別な思いで見上げるのでしょうね。
   (NIMIC会員 根本 百合)

 
 
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