西東京市多文化共生センター
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     NIMIC通信 No.96(2014年6月号)
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┏ [9] キーワードを読む
    「多文化共生」について理解を深めるために(90)
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 NIMIC設立の理念のなかで大きなウェートを占める「多文化共生」。 この言葉をキーワードに、2006年9月号から多文化共生に関わる本の紹介を始めました。
 第90回目の今回は、新宿の日本語学級の先生が編集した子どもたちの詩集です。

「ぼく、いいものいっぱい ~日本語学級で学ぶ子どもたち~」
 善元幸夫編著 丸山誠司絵 子どもの未来社 2014年2月

 子どもの詩が12篇入った絵本です。
 中国・韓国からの残留孤児2世のための日本語学級や、新宿の国際日本語学級などを担当してきた著者が出会った子どもたちの詩です。
 タイ、韓国、中国から日本に来て、慣れない日本語を勉強する中で、自分の気持ちを日本語であらわした大切なひとしずくの言葉です。
 生活の厳しさやいじめられて心が傷ついたことなど、内容は読むのがつらいものが多いのですが、彼らがひとつでも多く楽しい思いをして、笑って過ごしてほしいと感じました。
 文字と絵はプロの画家によるものです。子どもたち本人の描いた絵を使うことができたら、なおよかったのではないかと思いました。
    (NIMIC会員 根本 百合)


 
 
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