今日もホーチミンは ・・・
1回
シンチャオ!
初めまして。ベトナム、ホーチミンシティ在住の堀と申します。昨年7月よりホーチミンシティの住人になりました。まだ日が浅いのでわからないことばかりですが、私の異文化体験を交えながらベトナムの近況をお伝えできればと思います。
皆さんはベトナムと聞いて何を思い浮かべますか?今回は、ベトナムには欠かせないオートバイについてお話したいと思います。
オートバイといえばHonda。オートバイのことをベトナム語でxe gan may(セー・ガン・マイ)といいますが、xe Hondaとも言われるくらい人気があります。なぜ人気があるのでしょう?Hondaはここベトナムで組み立てられ、made
in VietNamなのです。そして、何より故障が少ないと信頼が厚い。オートバイだけでなく、日本製品は何でも品質の高さを認められています。値段の高さも。
若者は、あこがれのHondaを手に入れるため複数の親戚から借金をするとも聞きます。若者は彼女を乗せ(女性もガンガン運転していますが)、お父さんは家族を乗せ、労働者は荷物を載せます。彼女を乗せるときは2人乗りですが、家族の4人乗りくらいは普通に見かけます。子供用の椅子を括り付けたり踏み台を置いていたり幼児を乗せる工夫をしています。後ろでは母親がまだ首の座らない乳児を抱いていることも。一応子どももヘルメットをかぶっています。
忘れてはならないのが、布製のマスク。排気ガス対策のようですが、ガーゼのような布を重ねただけのものですから効果のほどは疑問がありますが、無いよりましというところでしょうか。ヘルメットはグッチ、ヴィトンなど高級ブランドのロゴが・・・。ポロ競技でかぶるような硬くなさそうな物もあり、かぶっていればなんでもOK?とにかくオートバイは大切な市民の足なのです。移動の手段としてタクシー、バスもありますが、いつでもどこにでも行けるオートバイはやはり便利です。(自家用車は超高嶺の花。社用車か一部のお金持ちだけの足です。)
さて、冒頭の「シンチャオ」は、どんな意味かわかりますか。
次回もう少しオートバイとシンチャオについてお話しますね。
(ホーチミンシティ自宅にて 堀 明子)
***ベトナム社会主義共和国とは***
漢字では「越南」、英語表記は「Socialist Republicof Viet Nam」です。
面積は、32万9,241平方km(日本の約90%)で、国土は南北に長く、北は中国、西はラオス、カンボジアと国境を接しています。
首都・ハノイまでは、成田国際空港から直行便で約5時間30分、日本との時差は2時間(日本時間から2時間遅れ)です。
人口は、約8,970万人(2012年。日本の約70%)で、約86%を占めるキン族(越人)の ほか、53の少数民族が暮らしています。
公用語はベトナム語で、国民の約80%が仏教徒です。
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