西東京市多文化共生センター

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  NIMIC通信 No.145(2018年10月号)
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もくじ
[1] イベント「多文化体験with Kids-
      『世界のお手玉とじゃんけんであそぼう』」
[2] 募集「多文化体験with Kids-当日ボランティア」
[3] お知らせ「第18回西東京市民まつり、
      NIMICブースへおいでください!」
[4] 募集「西東京市民まつり 当日ボランティアスタッフ」
[5] お知らせ「子ども日本語ボランティア・フォローアップ講座 2回」
[6] お知らせ「総合防災訓練」
[7] 会員より報告「第1回『NIMIC卓球クラブ』活動」
[8] 世界の国々・人々「ポルトガルの旅2」
[9] 会員より「日本国内の多文化共生:半田だより(24)」
[10] キーワードを読む
       「多文化共生」について理解を深めるために(139)
[11] 今後の事業予定

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┏ [1] イベント「多文化体験with Kids-
         『世界のお手玉とじゃんけんであそぼう』」
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 乳幼児をもつ家族がいろんな国の文化を体験するイベント「多文化体験with Kids」を市と共催で開催します。今回のテーマは「世界のおてだまとじゃんけんであそぼう」。
 日本のお手玉の会理事・中山順子氏に協力いただき、いろんな国のお手玉を展示します。また、お手玉で実際に遊んだり、NIMIC理事楊氏による二胡演奏も予定しています。

日時:11月3日(土・祝)午前10時30分-12時
場所:西東京市イングビル3階会議室(田無駅南口徒歩3分)
対象:0才-小学校低学年の子どもとその保護者
材料費:2歳以上ひとり100円
定員:親子10組(抽選)

申し込み方法
(1)子どもの名前・年齢(月齢)
(2)保護者の名前
(3)当日連絡のつく電話番号
  を記入して、withkids@nimic.jpまでメールで申し込んでください。

締め切り:10月26日(金)
申込者多数の場合は、抽選をし参加の可否を10月30日までに連絡します。
(申し込みアドレスからのメールを受信できるよう設定してください)

連絡・問合せ: withkids@nimic.jp (担当:冨田まり子)

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┏ [2] 募集「『多文化体験with Kids-当日ボランティア」
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 上記イベントの当日ボランティアを募集します。

仕事の内容:会場設営、受付や工作の手伝いなどの簡単な作業
日時:11月3日(土・祝) 午前9時集合、12時過ぎ解散

申込締切:10月26日(金)
※お子さんと一緒に参加できます。

連絡・問合せ withkids@nimic.jp (冨田まり子)

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┏ [3] お知らせ「第18回西東京市民まつり
              NIMICブースへおいでください!」
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 第18回西東京市民まつりは11月10日(土)と11日(日)に開催されます。
 NIMICは、市内に暮らす様々な国の人々とともに、同じ地域の住民として協力し、多文化共生の地域づくりを進める意義を広く市民の皆さんに知っていただくために、市民まつりに参加してきました。
 今年もゲーム参加を楽しみながらNIMICの活動に興味を持っていただく機会としたいと思います。
 NIMIC会員はぜひ友人・知人を誘ってお出でください。また、会員が互いに交流できる機会です。みなさん、NIMICブースでお会いしましょう。

日時:11月10日(土)午前10時-午後4時、
       11日(日)午前9時-午後3時30分
会場:西東京いこいの森公園
※NIMICブースは、昨年と同様に会場の正門(ステージの反対側)から入って、

最も右側列(北側)の中ほどで、番号は161番です。
当日は緑ののぼり旗を目印にどうぞ。

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┏ [4] 募集「西東京市民まつり 当日ボランティアスタッフ」
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 上記の「市民まつり」で、NIMICの案内や展示とゲームなどをサポートしてくださる当日ボランティアスタッフを募集します。
 NIMICの活動に理解のある方なら会員以外の方の参加も大歓迎ですので、お友達にも呼びかけてぜひご協力ください。
 当日ボランティアの協力時間は一日でも半日でも数時間でもOKです。
 なお、一日協力してくださる方には昼食を提供します。

日時:11月10日(土)午前9時-午後4時(午前9時-10時は準備と打合せ)
        11日(日)午前9時-午後4時(午後3時30分-4時は片付け)
会場:西東京いこいの森公園
内容:テント内で催し物やNIMICの案内、呼び込み、会場準備と後片づけなど
募集人数:延べ20人程度(常時5人態勢で予備員を含むため)

※後日、当日ボランテアの方に行事案内の内容や集合解散時刻等の詳細をお知らせします。

申込・問合せ:メールで info@nimic.jpへ。(件名を「市民まつり」としてください)
TEL & FAX:042‐461‐0381(月-金 午前10時-午後4時)

(担当:高橋二朗)

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┏ [5] お知らせ「子ども日本語ボランティア・フォローアップ講座 全2回
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 市の委託により、子ども日本語ボランティア対象のフォローアップ講座を以下の要領で開催します。大人対象のボランティアや子育て中の外国人保護者、幼児保育や小中学校の教育関係者にも役に立つ内容です。

(1)発達障害?日本語力の問題? 誰がどう判断するのか。
日時:11月2日(金)1700-19:00
講師:蜂矢百合子さん(精神科専門医、小児科専門医/よこはま発達クリニック、四谷ゆいクリニック)

(2)子どもにとっての母語の重要性、および日本語と母語の関係について
日時:12月1日(土)14:00‐16:00
講師:宮崎幸江さん(上智大学短期大学部教授/バイリンガリズム、年少者日本語教育)

会場:(1)(2)とも 田無庁舎202・203会議室
対象:活動中の子ども日本語ボランティアを優先します。
定員:約30名
費用:無料

申込み:10月26日(金)までに、所属する日本語教室経由で文化振興課まで申し込んでください。受講希望講座番号を明記してください。
市内の教室に現在所属していないNIMIC会員は直接NIMIC(kouza@nimic.jp)へ。

問合せ:文化振興課(TEL:042-438-4040)、またはNIMICへkouza@nimic.jp

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┏ [6] お知らせ「総合防災訓練」
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 毎年、西東京市では総合防災訓練を実施しております。今年は、西東京いこいの森公園をメイン会場に10月21日(日)の午前中に実施されます。
 会場では煙体験や消火器を使った体験、炊き出し訓練などが行われますので、体験してみてはいかがですか。
 皆さまの周りにいらっしゃる外国人市民の方々をお誘い合わせの上、是非ご参加ください。

(文化振興課 周藤倫枝)

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┏ [7] 会員より報告「第1回『NIMIC卓球クラブ』活動」
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 9月20日(木)午後6時から谷戸地区会館にて、第1回NIMIC卓球クラブの活動を実施しました。発起人の顧問の佐々木さん、理事の楊智さんも参加され、久しぶりのラケットを手に、プレーを大いに楽しまれました。ラリーの練習のあと、試合を行いましたが、ボールを追う眼差しは真剣そのもの。参加者3名で交代に余裕がありませんでしたので、皆さん、休憩を惜しんでの奮闘ぶりでした。プレー後の爽やかな気持ちが疲れを癒してくれました。

 次回開催は11月を予定しています。日頃の運動不足を手軽なスポーツでリフレッシュと歓談を楽しみませんか。参加者募集については、NIMIC通信No.144号をご参照ください。開催曜日・時間帯などのご要望がありましたら、担当古賀までご連絡ください。

(NIMIC会員 古賀良郎)

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┏ [8] 世界の国々・人々
        「ポルトガルの旅2 ポルトガル ナザレの荒波とファドと 」
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 「世界の国々・人々」と題したこのコーナーでは、ある国にスポットをあて、その国の文化・人々との交流を、不定期ですが、いろいろな形でお届けします。
 今回は、NIMICの顧問であり、武蔵野大学名誉教授でもある佐々木瑞枝先生の書き下ろしエッセイをご紹介します。

ポルトガル ナザレの荒波とファドと

 旅に行こうと思い立った時、どこに行くかは生きているその時の仕事や感情に支配されると思う。
 比較的仕事の拘束がなく、自由に旅の日程を決めて歩けるのはやはり夏休みが多かった。旅先を選ぶ基準は風景だったり、旅先で会う友人だったり、時にミュージカルや絵画であったりする。ポルトガルを選んだのはやはり、ファドを本場で聞いてみたかったから。
 フランスならシャンソン、イタリアならカンツォーネ、スペインではフラメンコ、それぞれのリズムとメロディーがある。 
 リスボンの小さなカフェバーでファドを聞いた時はもうポルトガルの旅の目的は達成されたかのように思えたけれど、そこで知り合った粋な感じの老紳士から「やはり大西洋の荒波を見てくださいよ。ナザレなら数時間で行けますよ」とのアドバイス、それならと娘とナザレへ。
 白浜の海岸沿いにフィッシュレストランや土産物屋が並び、坂の上に向かって白壁とオレンジ色の屋根、どこかでこんな光景は見たような気がするけれど、アマルフィーともちょっと違う。
 ちょっと沖合にある小さな岩まで引き潮なので、歩いて行けそう。娘と歩こうとしたら、「マドモアゼル、あそこに行っては行けないよ。今はあそこまで歩けても、みち潮になると大波が来て、引き返せなくなるし、釣り人だって波にさらわれたことがあるんだ」と散歩している地元の方が片言の英語で教えてくださった。今は引き潮でこんなに静かな海なのに。
 海辺のレストランで魚料理を食べながら、少しずつみち潮になり、海が様相を変えて行く様子を見ながら、「やはり海は生きている」と。
 お土産やで買った手焼きのマグカップは日本に大事に持ち帰り、今も朝のコーヒーには必ず登場する。コーヒーを飲みながら聞くファド、あの海辺の光景を思いだす。

(佐々木瑞枝)

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┏ [9] 会員より「日本国内の多文化共生:半田だより(24)」
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 NIMICの各種事業のまとめ役として活動されていた白根祐子さんが、ご家族の都合で愛知県半田市に転居されました。アメリカの多文化事情報告終了からしばらくお休み後、今度は国内の多文化事情報告です。

新聞記事から

 9月は台風や地震の災害が続いて起こりました。一瞬にして日常生活が壊されてしまう恐ろしさを目の当たりにしました。台風の時、関西空港が孤立してしまいました。空港に取り残された外国人の姿がテレビで映されました。
 彼らが情報を完全に把握できたか、見ていてとても心配でした。もし、自分が外国で、同じ状態になったらと思うと、ドキドキしてしまいました。幸いにも翌日には空港から出られることができました。空港関係者の方々の適切な対応があったことと思います。情報が把握できないということは、とても不安です。
 以前にも書きましたが、パリの地下鉄で明かりが消え、電車が止まった時、何が起こったのかわかりませんでした。周りの様子を見て、安全らしいと判断しました。その経験から、9月6日付けの日経新聞中部版の記事が目に留まりました。「在来線 自動の英語案内」から抜粋します。「列車遅延や運休など案内する内容を駅員が選択すると、システムに登録した英語の定型文をもとに自動で音声が流れる。訪日外国人の利用が比較的多い12駅に導入した。放送内容は、列車の発車案内などのほか、振り替え輸送や地震発生といった異常事態に対応した。4日の台風の接近による運休時にも活用したという。専用アプリが搭載されたタブレット端末を駅の放送装置に接続し、英語を放送する。」このシステムが、中国語・韓国語・ポルトガル語などにも対応できると、訪日、在日外国人の利便性が増すと思います。また、JRだけでなく、地下鉄や私鉄にも採用されるといいと思います。
 8月の記事には、「豪雨被害の広島 被災外国人に多言語で情報 自治体、支援体制を強化 罹災申請や給水所案内」とありました。外国人市民の生活相談コーナーに、中国語、ポルトガル語、スペイン語の担当者が在籍し、豪雨後は被災者の通訳も行っているとのことです。各地域で災害時の外国人支援体制を改めて考える機会かもしれません。

(NIMIC会員 白根祐子)

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┏ [10] キーワードを読む
        「多文化共生」について理解を深めるために(139)
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NIMIC設立の理念のなかで大きなウェートを占める「多文化共生」。
この言葉をキーワードに、2006年9月号から多文化共生に関わる本の紹介を始めました。第139回目の今回は、国連機関で働く日本人の中満泉さんが日本のティーンエイジャーに向けて書いた本ですが、大人が読めば感激すること間違いありません。

危機の現場に立つ   中満 泉著 2017年7月 講談社

 著者は、大学3年の時交換留学プログラムに参加してアメリカで1年間を過ごし、大学卒業後アメリカの大学院へ進学、国連難民高等弁務官事務所に就職し、初任地はトルコでした。そこで、第一次湾岸戦争とクルド難民危機への対応に奔走、次に深くかかわったのが旧ユーゴスロバキア紛争です。
 現場ではいくつもの国連機関、民間NGO、国連維持軍、多国籍軍、当事国の政府軍や警察など、全く考え方の違う組織が活動するため、調整が大変に重要となります。息詰まる現場のやり取りが淡々と描かれ、それが職場の日常であることがよくわかります。その後も国連の様々な機関で仕事をする中で、カンボジア、ソマリア、東ティモール、ルワンダ、ザイール、アフガニスタン、シリアと世界中の紛争地で、難民支援の仕事を様々な形で続けてきました。
 2015年の国連難民高等弁務官事務所の統計によると、迫害や紛争を逃れるために国境を越えて難民となっている人が2130万人、国内避難民が4000万人で、避難の平均期間は17年。国境を超えた避難民の約90%は近隣の開発途上国に受け入れられています。難民支援の仕事は限りなく続きそうです。「私たちの仕事では、時に人間の最も恐ろしく汚く罪深いところを見せつけられることもしばしばあります。今日の日本では想像するのが難しいかもしれませんが、世界の多くの場所で、『平和』というものは苦労してつくり出し大切に守らなくてはならないものであって、自然と存在するものではないのです。」(結びにかえて)
 著者によると仕事をするために大切なことは次の3点、(1)「モラル・コンパス」・・・価値観・行動規範がぶれないこと、(2)冷静さ、(3)スキル(語学など)だそうです。そして、これらを駆使して活躍する著者の持つしなやかなバイタリティーが、この本の魅力です。私がこれまで持っていた国連機関のイメージは、寄付の呼びかけが多いけど行っている仕事内容はイマイチよくわからないというものでした。この本を読むと、実によく国連の様々な機関の仕事内容が見えてきますし、「文民の人道支援」と言う言葉の意味がよくわかりました。著者はこの激務をこなしつつ、スウェーデン外交官の男性と結婚して、二人の娘を育てるお母さんでもあります。スウェーデン、日本とアメリカ等の比較もおもしろいです。

(NIMIC会員 根本百合)

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┏ [11] 今後の事業予定
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10月13日 田無神社例大祭ツアー
10月21日 総合防災訓練時 多言語ボランティア体験
11月 3日 多文化体験with Kids

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