西東京市多文化共生センター
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NIMIC通信 No.93(2014年3月号)
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もくじ
[1] 事務局より「NIMIC総会のお知らせ」予告
[2] 募集「第8回留学生ホームビジット2014実行委員」
[3] 事務局より「ホームページ更新ボランティア募集」
[4] 事務局より「会計経理事務ボランティア募集」
[5] 講座報告「イラスト入門講座 Part2
日本語ボランティア&地域活動のために」
[6] 講座報告「ファシリテーション講座 Part2
多文化共生ってどんなこと?」
[7] 報告「平成26年度NPO等企画提案事業採択決定」
[8] 報告「小学校での特別授業(モンゴル)」
[9] 報告「日本語適応指導員派遣校および
NIMIC子ども日本語教室関係者懇談会」
[10] 「NIMICの活動あれこれ」(5)
[11] 元会員より「今日もホーチミンは・・・ オートバイ編(2)」
[12] キーワードを読む
「多文化共生」について理解を深めるために(87)

[13] お知らせ 今月の窓口通訳ボランティア日程
[14] 今後の事業予定

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┏ [1] 事務局より「NIMIC総会のお知らせ」予告
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NIMIC総会を以下の日程で開催する予定です。
会員の方はどなたでも参加できますので、ぜひご参加ください。

日時 5月18日(日) 午後2時~ ※詳細未定

詳細は決定次第、NIMIC通信やNIMICのHPでお知らせします。


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┏ [2] 募集「第8回留学生ホームビジット2014実行委員」
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NIMIC設立2年目から続いている留学生ホームビジットを、 2014年度も以下のような準備期間を経て、6月15日(日)に実施します。
1日だけのホームビジットですが、留学生にとっては日本の家庭を肌で感じる時間となり、受け入れ家庭も多文化に触れ、世界を身近に感じるようになったと、毎年好評です。
参加者募集の広報、受け入れ家庭説明会準備、留学生や受け入れ家庭との連絡、留学生と受け入れ家庭のマッチング、交流パーティーの企画などに実行委員としてかかわってみませんか?
ミーティング回数が少ないなど、それほど負担なく参加できるにもかかわらず、スタッフとしての充実感を味わうことができ、とても楽しかったという感想が寄せられています。

主なスケジュール
3月28日(金) 午後4時30分~6時30分 第1回実行委員会
(イングビル1F、多文化共生センター)
4月15日号(市報)に受け入れ家庭募集記事掲載
4月半ば過ぎ 近隣大学にチラシポスター郵送(留学生募集)
5月17日(土)・ 18日(日)受け入れ家庭説明会 午前11時~正午
実行委員ミーティング 正午~午後1時(17日か18日、後日調整)
6月15日(日) ホームビジット当日 (交流パーティー)

分担して進めますので、すべてにかかわる必要はありません。
ミーティング日時にご都合が悪い方も、その旨を書いてお申し込みください。
なお、情報共有はメールで行いますので、申し込みもメールでお願いします。

申込み:Email info@nimic.jp
(タイトルを「留学生ホームビジット実行委員」としてください)

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┏ [3] 事務局より「ホームページ更新ボランティア募集」
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NIMICでは、様々な仕事をボランティアが担当していますが、この度、ホームページの更新を手伝ってくださるボランティアを募集します。
NIMICのホームページは多文化共生に関わる活動を多くの 方々に知っていただき多文化共生社会構築の一助とすることと、多文化を持つ方々が必要とする情報を提供する目的があります。
お願いしたいのは、各種イベント案内と報告、広報紙や多言語情報等を掲載するためにページを作成する仕事です。作業を始めるに当たり、ホームページ担当責任者との打ち合わせは、イングビルの多文化共生センターで行いますが、基本的には自宅でできる作業です。
ご協力いただける方は、NIMIC事務局info@nimic.jpへ
ご連絡ください。その際、メールタイトルを「ホームページボランティア」としてください。ご連絡をお待ちしています。

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┏ [4] 事務局より「会計経理事務ボランティア募集」
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NIMICでは、様々な仕事をボランティアが担当していますが、この度、会計経理事務を担当いただけるボランティアを募集します。
経理といいますと、経験がないと難しいように感じられるかもしれませんが、エクセルが使える方であれば、十分出来る内容です。難しい部分は、一緒に担当するボランテイアがいますので大丈夫です。
ご検討いただける方には、内容についてご説明いたしますので、NIMIC事務局info@nimic.jpまで、お気軽にご連絡ください。

その際、メールタイトルを「会計ボランティア」としてください。
ご連絡をお待ちしています。

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┏ [5] 講座報告「イラスト入門講座 Part2
日本語ボランティア&地域活動のために」
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NIMICでは、2月25日(火)の午後の2時間、障害者総合支援センター・フレンドリーの会議室で、「イラスト入門講座Part2」を開催しました。
昨年に引き続き、講師には、日本語教師であり、また日本語教育教材のイラストも多数描かれている深田みのりさんをお迎えしました。
今年の参加者は、外国人市民の方2人も含め、市内日本語教室でボランティアとして活動している方がほとんどでした。
笑顔と笑い声満載の講座で、アンケートには、「ちょっとしたコツで、いろいろな顔になりおもしろかったです。ニコニコ顔だけでなく、意地悪な顔がちょっとかけると、絵が上手な人に見られるかも・・・と思いました。」などの感想がありました。

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┏ [6] 講座報告「ファシリテーション講座 Part2
多文化共生ってどんなこと?」
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3月5日(火)、西東京市障害者総合支援センター・フレンドリーで、かながわ開発教育センター事務局長の木下 理仁さんを講師に、3時間のファシリテーション講座を開催しました。今回は、「多文化共生」の進め方について学びながら、その学びを進めるファシリテーション技術も学ぶというぜいたくな内容でした。
新宿の多文化状況のビデオを見て、感じたことを話し合うセッション、「多文化共生の社会をつくる9つの方法」について優先順序をつけその理由について話し合うセッション、活動を振り返りながらファシリテーションについてグループで考えるセッション、たくさんの学びが詰まった時間でした。
今後の活動にしっかり活かしたいという声が挙がっていました。

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┏ [7] 報告「平成26年度NPO等企画提案事業採択決定」
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西東京市には、NPO等が地域課題に対する企画を市に提案し、審査を経て採択された事業を市と協働で実施するという取り組みがあります。
NIMICは、過去に「留学生との世代横断交流事業(ひょうたん島ワークショップ等)」「世界とつながろうwith Kids」などを、この補助金を得て実施してきました。今回は、「西東京市の多文化共生を進めるために~広報媒体を利用して」というタイトルで、多文化共生活動の理解のすそ野を広げる広報媒体(DVDやリーフレット)を作成することを中心に据えた企画で応募しました。応募締め切りは昨年10月末で、1次の書類審査、2次のプレゼンテーション審査を経て、この度正式な採択通知が届きました。企画実施に際しては、今後実行委員会を結成して進めていきますので、皆さまのご協力をお願いします。

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┏ [8] 報告「小学校での特別授業(モンゴル)」
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保谷第一小学校の2学年の担任の先生から、国語の授業で 「スーホの白い馬」を学習したまとめとして、モンゴルの方に直接お話を聞かせてほしいとNIMICへ依頼がありました。
これを受け、NIMICは東京外国語大学に研修生として留学中のブルテさんと、市内にお住まいの新保さんをご紹介し、2月21日(金)、特別授業が行われました。
ブルテさんには、民族舞踊とモンゴルのお話をしていただきました。パワーポイントでたくさんの写真を映しながらのお話はとてもわかりやすく、子どもたちは興味津々で次々に質問の手を挙げました。また、新保さんには、「おかあさん」という曲を馬頭琴で演奏していただきました。
お二人とも民族衣装を着てくださり、45分間という短い時間ながらモンゴルのことがギュッと詰まった素晴らしい特別授業でした。
以下、ブルテさんからの感想です。

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こんにちは
私はモンゴルから来たブルテと申します。
2月21日に、NIMICの皆様のご紹介で保谷第一小学校の2年生たち及び先生方にお会いでき、誠に喜んでおります。当日、私はモンゴルについて話したり、モンゴル舞踊をしたりしましたが、小学生たちは私が思っていた以上のご興味を持ってくれて本当に感動しました。
私は、日本に来て5か月目ですが、その間、先生や大学生などの日本人の知り合いができたが、街を歩いている小学生たちを見ると、日本人の小学生たちと話してみたいとずっと思っていました。
うれしいことに、NIMICの皆様のおかげで、当日は初めて日本人の小学生たちに会うことができました。小学生たちは、モンゴルの「スーホーの白い馬」と言う話を大声で読んでくれたり、モンゴルについて積極的に聞いたりしてくれて、日本人の小学生たちは本当に元気いっぱいな子供だなと思いました。
元気いっぱいな小学生たち一緒に過ごしたこの一時間は楽しくて、一生忘れられない思い出になりました。

NIMICの皆様、誠にありがとうございました。
今後ともよろしくお願い致します。

ブルテ (東京外国語大学の留学生)

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┏ [9] 報告「日本語適応指導員派遣校および
NIMIC子ども日本語教室関係者懇談会」
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2月14日(金)午後3時~4時、雪の中、市役所東分庁舎会議室で標記の懇談会が開催されました。子ども日本語教室設立から6年半になりますが、活動スタート時から、教育指導課、文化振興課、子ども日本語教室スタッフによる連絡会は開催してきました。
今回、指導課の呼びかけにより、7校から副校長や担任教諭の参加があり、学校での子どもたちの様子や初期適応指導や子ども日本語教室に対する先生方のご意見を聞くことができ、また課題の共有ができたことは、関係者にとって貴重な機会となりました。
今後は、教育指導課、文化振興課、NIMIC子ども日本語教室の役割分担を確認しつつ、子どもたちに対する支援がより充実したものになるよう、スムーズな連携を目指して体制づくりを進めていきたいと思います。

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┏ [10] 「NIMICの活動あれこれ」(5)
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会員の皆さまにNIMICをより理解していただけるよう、活動のあれこれを随時紹介していきます。今月は「講座担当の仕事」です。

≪講座担当の仕事≫
NIMICでは年間に約10講座を企画開催しています。講座には市の委託を受けた日本語ボランティア・フォローアップ講座とNIMICが独自に開く講座があります。
日本語ボランティア・フォローアップ講座には、経験年数等の違いによる多様なニーズに対応するため、ボランティアの心構えやコミュニケーションの仕方を学ぶ講座から、日本語の使い方や構造について学ぶ講座などがあります。また子どもの日本語学習支援をしているボランティア向けには、現職の教員等から学校現場の話を聞く講座も開いています。
NIMIC独自の講座としては、広報誌入門やイラスト入門、ファシリテーション入門講座などがあります。
講座担当の仕事は、まず翌年度の計画をたてることから始まります。講座企画案が決まると、講師に依頼をし、日程や内容等の打ち合わせを行い、会場を確保します。配布資料を印刷し、同時にアンケート用紙や会場案内版の準備もします。当日は、机やいすの配置、マイクやプロジェクターなどの機器を設営、会場案内を設置します。講座修了後は、参加者アンケートを集計し、講師と委託元の文化振興課に報告書とともに送ります。集計結果は講座担当にとっては、今後の講座企画に活かす貴重な情報になります。
以上と別に、市が開講する入門講座(8~10回)をNIMICは共催しており、企画の提案や講師との調整を行っています。
(講座担当 清水智子)

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┏ [11] 元会員より「今日もホーチミンは・・・ オートバイ編(2)」
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2007年9月のNIMIC子ども日本語教室開室時より、中心になって活動していただいていた堀明子さんが、ご家族のお仕事の都合で、去年の夏からベトナムに転居されました。先月から連載で現地の様子をお伝えしています。

今月はオートバイ編の続きをお伝えします。
便利なオートバイですが、歩道を走る、逆走するのは当たり前。歩道を歩いている私がおかしいの?と思うくらい、後ろからビービー鳴らされます。
ベトナムは右側通行です。青信号で渡っていても、右折してくるオートバイと車に足を止められ、気がつけば赤に変わっていてもう渡れないなんてことも初めの頃はよくありました。今では運転手の目をキッと見つめ、渡ることをアピールしながら平静を装って歩いています。
ここで肝心なのは歩いて渡ること。走ってはいけないのです。相手も心得たもので、歩く速度を見て微調整しながら走っているそうです。車に関してはぎりぎりまで速度を落とさないので、道の真ん中で立ち止まってやり過ごす方が安全です。
日本では何の疑問も持たずにふらふらと歩いていましたが、 お国変われば事情も変わる。週2回、タクシー10分、それから歩いて片道25分かけて通っているベトナム語教室への道が 私を鍛えてくれました。
雨季の頃、面白い物を見かけました。雨が降っていても当然オートバイは走っています。ポンチョ式のとても簡素な合羽を羽織っていつものように走っています。そんななか、目に留まったのは2人用のポンチョ。首を出す穴が2つありました。なるほど・・・と感心してしまいました。

雨にも負けず、風にも負けず、車にも負けないオートバイ。 私もビービー鳴らしながらホーチミンの町を激走してみたいと感じる今日この頃です。
さて、「シンチャオ」ですが、これは挨拶の言葉です。それも一日中使用可能な非常に便利で、丁寧な言葉です。「おはようございます、こんにちは、こんばんは」、がこれだけでいいなんて、外国人には覚えやすくて助かります。
(ホーチミンシティ自宅にて 堀 明子)

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┏ [12] キーワードを読む
「多文化共生」について理解を深めるために(87)
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NIMIC設立の理念のなかで大きなウェートを占める「多文化共生」。
この言葉をキーワードに、2006年9月号から多文化共生に関わる
本の紹介を始めました。
第87回目の今回は、「画期的な日本語論」と表紙にありますが、学者の方が一般読者に向けて書いた本です。

「日本語は生きのびるか ―米中日の文化史的三角関係―」
平川祐弘著 河出書房新社 2010年2月

著者は、フランス・イタリア・ドイツへの留学経験を持ち、大学で仏語・イタリア語・比較文学・比較日本文化論などを教え、北米・中国・台湾などでも教壇に立ったという方です。「22世紀に、日本列島に住む人々ははたして何語を話しているだろうか。」巻頭に掲げられたこの問いは、考えると本当に難しいです。
かつて、日本は東アジアの漢字文明圏の一員として漢文を学び、幕末からは西洋文明を学び、外国文化をうまく取り入れつつ独自の日本語・日本文化を育んできました。一段と複雑さを増していく近代日本について、現代から来世紀への展望まで、言語だけでなく文化の様々な面を語っています。
上記の問いの答えはなく、読者に投げかけられたままです。日本語は日本国内でしか話されないという、世界で見ればマイノリティ言語です。
これまでにも、漢文と日本語、標準語と地方の言葉など様々な形でバイリンガル状態はありましたが、21世紀に入り言語が世界的に英語化されていく中で、22世紀にはより難しい英語とのバイリンガルが要求されることになるだろう。さらに、日本の国を導くエリートには文化の三点測量ができる人が必要ではないかとのこと。グローバル化する社会への懸念にも触れられています。詳しくは本をお読みください。
22世紀に日本列島に住む未来の人々、がんばれ!!
(NIMIC会員 根本 百合)

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┏ [13] お知らせ 今月の窓口通訳ボランティア日程
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英語、中国語、韓国語、スペイン語でのサポートが必要な方が
いらっしゃいましたら、ぜひ、この情報を提供してください。

【英語・ENGLISH】 午前10時~午後4時
毎週月~金曜日

【中国語・中文】 午後1時~3時
第1~第3水曜日・毎週金曜日

【韓国語】 午後1時~3時
第4水曜日

【スペイン語・ESPANOL】 午前10時~午後4時
毎週水曜日

詳しくはNIMICのHPへ→→→
http://www.nimic.jp/index_multilingual.html

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┏ [14] 今後の事業予定
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※詳細は随時お知らせします。
2014年
3月15日 子ども対象「英語で楽しく!」
5月18日 NIMIC総会
6月15日 留学生ホームビジット

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今回のNIMIC通信は、いかがでしたでしょうか。
みなさまのご意見、ご感想をお待ちしております。
メールはこちら→→→ info@nimic.jp
★NIMIC通信のバックナンバーはこちらから。
http://www.nimic.jp/jpn/magazine/back_number.html
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発行・編集
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