西東京市多文化共生センター
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  NIMIC通信 No.99(2014年9月号)
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もくじ
[1] イベント「日本語スピーチコンテスト2014」
[2] 募集「西東京市日本語スピーチコンテスト2014
                     当日ボランティア」
[3] 講座お知らせ「子ども日本語ボランティア
                      フォローアップ講座」
[4] 元会員より「今日もホーチミンは・・・(7)」
[5] 会員より「アラ還からのアメリカ生活(1)」
[6] キーワードを読む
  「多文化共生」について理解を深めるために(93)
[7] お知らせ 今月の窓口通訳ボランティア日程
[8] 今後の事業予定

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┏ [1] イベント「西東京市日本語スピーチコンテスト2014」
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 西東京市とかかわる外国の方が日本で生活して感じたことや考えたこと、母国への思いを日本語でスピーチします。
 また、外国につながる子どもたちからのメッセージもあります。
 皆さまのご来場を心よりお待ちしています。

日時:10月5日(日)
スピーチ:午後1時~3時30分
交流パーティ:午後3時30分~5時
会場:コール田無 多目的ホール 入場無料
(西武新宿線「田無駅」北口徒歩約7分)
※会場には駐車場がありません 公共の交通機関をご利用ください。
共催 西東京市

問い合わせ:
西東京市多文化共生センター(NIMIC)
TEL/FAX:042-461-0381 Email:info@nimic.jp
(TELは、月~金 午前10時~正午、午後1時~4時)
西東京市生活文化スポーツ部文化振興課
TEL:042-464-1311(代表)

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┏ [2] 募集「西東京市日本語スピーチコンテスト2014
                        当日ボランティア」
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 受付、会場設営、出演者対応、交流パーティ準備等、当日の運営をサポートするボランティアスタッフをNIMIC会員から募集します。
 スピーチを楽しみながら運営に参加しませんか。

募集人数:10名
日時:10月5日(日)午前11時集合、午後6時解散予定
応募:9月19日(金)までに、info@nimic.jpまで、メールでご連絡ください。
(タイトルを「スピコンボランティア」としてください)
※10月1日(水)午後5時~6時に、当日ボランティアと実行委員の
顔合わせミーティングを行い、当日の流れや役割分担について説明します。
欠席の方は、個別に説明をしますのでご相談ください。

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┏ [3] 講座お知らせ「子ども日本語ボランティア
                      フォローアップ講座」
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 市の委託により、子どもの日本語学習支援ボランティア対象のフォローアップ3講座を以下の要領で開催します。

日時・内容(いずれも土曜日、午前10時~正午)
 (1)10月4日:子どもに合わせた指導計画~中学校の視点から
 (2)10月18日:子どもに合わせた指導計画~小学校の視点から
 (3)11月15日:毎回の指導をどのように組み立てるか
講師:公立小中学校の先生他
対象:現在外国につながる子どもの日本語学習支援をしている方
定員:約30名
費用:無料
会場:西東京市民会館第5会議室、イングビル第3・4会議室
申込み:9月24日(水)までに、所属する日本語教室経由で受講希望の回を明記し、文化振興課まで申し込んでください。
市内の教室に現在所属していないNIMIC会員は直接
NIMIC(kouza@nimic.jp)へ。
問い合わせ:文化振興課(TEL:042-438-4040)、または
NIMICへkouza@nimic.jp

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┏ [4] 元会員より「今日もホーチミンは・・・(8)」
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 2007年9月のNIMIC子ども日本語教室開室時より、中心になって活動していただいていた堀明子さんが、ご家族のお仕事の都合で、去年の夏からベトナムに転居されました。連載で現地の
様子をお伝えしています。

 シンチャオ!みなさん、暑さに負けていませんか?またまた
日本に帰っています。帰ったら即、夏物処分セールに走りました。
 普段の買い物ストレスを発散!ベトナム製のタグを見て複雑な気持ちになりますが、やはり日本で購入する安心感があります。
 日本に戻っていつも思うこと。日本は町も人もきれい!暑いのは同じなのにきちんとした格好。濃過ぎないメイクの女性と小ざっぱりした服装の男性。街中をビーチサンダルで歩いているのは我が夫くらい。
 夕方になってもパジャマで歩く人は皆無。上半身裸で昼寝をしている人は…やっぱりいません。そして町が静かです。歩道は安心して歩けます。
 今回はトイレのお話です。以前ベトナムの路上は何でも屋とご紹介しましたが、まさかトイレまで?!
 特にバス停の後ろ側は要注意です。陰になるからやりやすいんでしょうが、隠れることのできないところでも壁に向かっている男の人がいたら注視せずその場を離れましょう。すぐそばで食べ物を売っているのは理解できません。そんなところで用を足すなと注意しないのでしょうか。私はまだ見たことがありませんが、年配の女性が幅広のズボンをスッとまくり上げて路上で・・・?! これはさすがにヤバイ。
 路上だけではなく、建物の中のトイレも要注意です。女性用しかわかりませんが、入り口でガラガラと紙を巻き取って個室に入るところがあります。
 もちろん個室内に備え付けられているところもあります。全く何もないところもあります。気をつけなければならないのは、用済みの紙をどうするか。流してはいけないことが多いです。紙がたくさん捨てられているゴミ箱があったら迷うことなくそこに捨てます。
 タンク横にあるホース状のものは、紙を使わず洗い流すための道具のようです。日本のシャワートイレが手動のクラシカルな形で存在していると思っていただければわかりやすいでしょうか。隣との仕切り板が床まで無い時は、隣の人が何をしているか床に映ってしまうところもあります。便座に足跡が付いていたら、便座に靴のまましゃがんでいるということです。
 何のための便座なのか・・・。日本のトイレがきれい過ぎるのか、はたまたベトナムのトイレが発展途上なのか。どちらにしても郷に入れば郷に従えです。
    (西東京市自宅にて  堀 明子)

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┏ [5] 会員より「アラ還からのアメリカ生活(1)」
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 NIMICのくらしの情報多言語版のまとめ役として、また、各種イベントで大活躍された白根祐子さんが、ご家族の都合でアメリカはシカゴ近郊に転居されました。現地からのレポートをお届けします。

第1回 グレンビュー
 主人のアメリカ転勤で、約20年ぶりに海外生活をすることになりました。前回はメキシコシティーで、その時健康診断でアメリカに行くことはありましたが、生活をするというのは初めてです。
 これから何回アメリカレポートをお届けしたいと思います。「えっ、白根さんそんなこと知らなかったの!」と思われてしまうかもしれません。
 アラ還になって、英語の勉強も一から出直しのおばさんのキョロキロ・ドキドキアメリカ話です。
 私が住んでいるところはシカゴからメトラという2階建ての近郊列車に乗って、40分のグレンビューという街です。グレンビューといってもどのあたりかイメージがわかないので、「シカゴに行く」と言って日本を出てきました。
 アパートの前には小さな湖がある公園が広がっています。近所はこじゃれたブティック、カフェがあり、歩いて地元のスーパーにも行けるという、住みやすい街です。時々、子ウサギやリスを見かけたりします。
 グレンビューでは3階建が一番高い建物なので、空が広く感じます。
 寒い冬が来る前に、湖の周りを歩いて、緑を満喫したいと思います。   (グレンビュー自宅にて 白根 祐子)

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┏ [6] キーワードを読む
    「多文化共生」について理解を深めるために(93)
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 NIMIC設立の理念のなかで大きなウェートを占める「多文化共生」。
 この言葉をキーワードに、2006年9月号から多文化共生に関わる
本の紹介を始めました。
第93回目の今回は、今話題の写真集です。

「キルギスの誘拐結婚」 林 典子著 
日経ナショナルジオグラフィック社 2014年6月

 著者はフォトジャーナリストで、米ワシントン・ポスト紙、独デア・シュピーゲル誌、仏ル・モンド紙など国内外の様々なメディアで作品を発表しています。
〈解説文から〉・・・・・・キルギスは中央アジアの山地に位置する国で、
広さは日本の約半分、主な産業は農牧畜業、鉱業です。人口540万人の7割を占めるクルグズ人(大半がイスラム教徒)の3割が誘拐により結婚していると推定されています。
 その「アラ・カチュー(誘拐結婚)」とは、仲間を連れた若い男が嫌がる女性を無理やり家に連れて行き、一族総出で説得して結婚させるもの。誘拐された女性が拒否しつづければ実家に帰さなければならないという「暗黙のルール」がありますが、純潔を大切にするイスラムの慣習などから、女性たちの8割が最終的に結婚を受け入れるといいます。現在は違法なのですが警察や裁判官も「親族間のもめごと」とし、犯罪として扱うことは殆どないそうです。
 なぜ誘拐結婚はなくならないのか、結婚を受け入れた女性たちはどういう心境なのか、結婚後どんな日常を過ごしているのか。
 それを知りたくて、著者は2012年7月から5か月間キルギスに滞在、その後も追加取材を続けています。
 著者が考え続けているのは、この結婚様式は女性の人権侵害なのか、キルギスの文化の一つなのかどちらだろうかということ。
 誘拐結婚後幸せに暮らしている女性たちも多いこと、兄弟間でも誘拐結婚と恋愛結婚が入り混じっていることなどをみると外国人が一方的に否定するべきものではないともいえますが、うまくいかず離婚した女性、自殺に追い込まれた女性もいます。
 昔は親の決めた見合い結婚が普通であり、誘拐結婚は恋愛結婚するために若い二人が行う駆け落ち婚の意味を持っていたそうです。
 しかし、社会状況が大きく変化、遊牧生活から定住生活へ、男女平等の思想も広まり、女性も教育を受けて進学し未来の夢を持つようになりました。町で男性が一方的に見染めた女性を自動車に押し込めて誘拐し、遠方の村へ連れて行くような最近の強引なアラ・カチューには批判的なキルギス人も多いといいます。

写真集の女性たちを見ると、18歳の憂い顔、泣きそうな顔、幸せにとろけている顔も、たくましい母の顔もあります。どの顔も日本人より遥かにたくましく、自分で未来を切り開いていく感じがするのですが、いかがでしょうか。   (NIMIC会員 根本 百合)

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┏ [7] お知らせ 今月の窓口通訳ボランティア日程
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 英語、中国語、韓国語、スペイン語でのサポートが必要な方がいらっしゃいましたら、ぜひ、この情報を提供してください。

【英語・ENGLISH】 午前10時~午後4時
毎週月~金曜日

【中国語・中文】 午後1時~3時
毎週水曜日、金曜日

【韓国語】 午後1時~3時
第4金曜日

【スペイン語・ESPANOL】 午前10時~午後4時
毎週水曜日

詳しくはNIMICのHPへ→→→
http://www.nimic.jp/index_multilingual.html

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┏ [8] 今後の事業予定
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※詳細は随時お知らせします。
2014年
10月5日 日本語スピーチコンテスト2014
11月8、9日 西東京市民まつり出展

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 今回のNIMIC通信は、いかがでしたでしょうか。
みなさまのご意見、ご感想をお待ちしております。
メールはこちら→→→ info@nimic.jp
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