西東京市多文化共生センター

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    NIMIC通信 No.119(2016年5月号)
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┏ [9] キーワードを読む
    「多文化共生」について理解を深めるために(113)
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 NIMIC設立の理念のなかで大きなウェートを占める「多文化共生」。
 この言葉をキーワードに、2006年9月号から多文化共生に関わる本の紹介を始めました。
 第113回目の今回は、新聞で紹介されていた新刊を読んでみました。

「翻訳できない世界の言葉」  エラ・フランシス・サンダース著 前田まゆみ訳 創元社 2016年4月
     
 「ひとことでは訳せない、世界のユニークな単語たち」を世界の34か国語の中から54語取り上げ、素敵なイラストとともに紹介したおしゃれな本です。
 名詞・動詞・形容詞があります。
 ひとつの単語なのだけれど、こういう場面のこういう状況や気持ちを表していますという言葉の説明と、著者の解説+1行感想が、見開きページに収められています。
 「DRACHENFUTTER」というドイツ語の説明は、「直訳すると『龍のえさ』。夫が、悪いふるまいを妻に許してもらうために贈るプレゼント。」思わず笑ってしまいました。
 日本語からも4つの単語が収められていますが、みなさん、どんな言葉だと思いますか?
 「KOMOREBI」「BOKETTO」「WABI-SABI」「TUNDOKU」・・・「ぼけっと」が形容詞になっているのはご愛嬌ですが、なかなか面白い語を取り上げたなと思いませんか?
 疲れた時に、お茶かコーヒーを飲みながらパラパラと覗くのがお勧めの1冊です。
 著者は、異文化体験の豊かな若い女性イラストレーターだそうです。
   (NIMIC会員 根本 百合)


 
 
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