西東京市多文化共生センター

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  NIMIC通信 No.126(2017年1月号)
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┏ [10] キーワードを読む
     「多文化共生」について理解を深めるために(120)
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 NIMIC設立の理念のなかで大きなウェートを占める「多文化共生」。
 この言葉をキーワードに、2006年9月号から多文化共生に関わる本の紹介を始めました。
 第120回目の今回は、日本人の名字について書かれた本をご紹介します。

「なんでもわかる日本人の名字」   森岡浩作 朝日新聞出版 2012年 

 外国の方とお話していて、説明を聞いてもお名前がどうもよくわからないことはありませんか。
 それぞれの国で、人の名前は本当に様々だなと思うことがあります。
 では、日本人の名前はどうなのでしょうか? そこで、この本を読んでみました。
 漢字の新旧の字体が混在したり読み方が複数あったりするので、数字ははっきりしませんが、日本は世界の中でも特に名字の種類が多い国なのだそうです。
 日本人の姓は中臣鎌足が天皇から賜った「藤原」に始まり、中世近世に多くの人々が何らかの名字的なものを使用するようになり、150年前、明治初期の戸籍法により日本人全員の名字が定まりました。
 その時代の地名や地形、方角、職業などを表す文字の組み合わせでできたものが多いそうです。
 「日本人の名字ランキング100(多い順)」もあり、一番多いのが佐藤さん、以下鈴木、高橋、田中・・・と続きます。
 ランキングにあるようなものは、中上級の日本語学習者の漢字練習にも丁度良さそうです。
 地形や風景のイメージが浮かべば、日本人の名前が覚えやすく身近になるのではないでしょうか。
 他にもいろいろ名字に関する本が出ているようなので、ぜひ1冊手に取ってみてください。
 外国の名字や名前のことも少しは書いてあるのですが、世界中の名前について書いた本は見つけられませんでした。
 どなたか見つけた方は、ぜひ教えてください。
                               (NIMIC会員 根本百合)

 
 
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