西東京市多文化共生センター

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  NIMIC通信 No.134(2017年10月号)
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┏ [15] キーワードを読む
    「多文化共生」について理解を深めるために(128)
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 NIMIC設立の理念のなかで大きなウェートを占める「多文化共生」。
 この言葉をキーワードに、2006年9月号から多文化共生に関わる本の紹介を始めました。
 第128回目の今回は、日本文化から生まれた一流の工芸品を紹介する写真集です。

『日本のかたち』 平凡社 編者:コロナ・ブックス編集部 2007年
    
 第1章「もののかたち」では、木、竹、紙、金(金属)、土、石などの素材から作られた様々なものを紹介しています。
 木では京都の格子戸やお寺の絵馬などから杓子、竹は竹垣やすだれ、かご、石では石垣、蹲(つくばい)、石灯籠など。
 どれも実に美しいです。第2章「文様のかたち」では、植物、動物、自然、有職・幾何学のかたちにわけて、日本古来の文様を紹介しています。
 第3章「精神のかたち」ではより大きい捉え方で、(祈り)として熊野古道などを、(信仰)としては祭りの屋台など、(体)として能楽などを紹介しています。
 日本人が見ても美しいなと思う写真ばかりです。この本自体は様々なものを寄せ集めた写真集であり、ひとつひとつに充分な解説もついていませんが、興味があれば巻末にある参考文献などで、さらに深く調べてみてはいかがでしょうか。
 最近日本に来る外国の方は、日本について大変に詳しく研究されていて、一般的な観光では飽き足らない方も見受けます。
 そんな外国の方と一緒に、日本の美しいものを、私たち日本人も一緒に見直してみませんか。
        (NIMIC会員 根本百合)

 
 
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