西東京市多文化共生センター

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  NIMIC通信 No.154(2019年7・8月 合併号)
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┏ [02] キーワードを読む
  「多文化共生」について理解を深めるために(148)
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 NIMIC設立の理念のなかで大きなウェートを占める「多文化共生」。この言葉 をキーワードに、2006年9月号から多文化共生に関わる本の紹介を始めました。 第148回目の今回は、日本人なら多分誰でも知っている言葉ばかりです。

絵本『あそびうたするもの このゆびとまれ』、 絵本『あそびうたするもの よっといで』    中脇初枝編 ひろせべに絵 福音館書店 2019年4月刊

    日本人ならみんなが知っていて、生活の中で何気なく口ずさんでいる歌やおま じない、言葉を集めた絵本です。「・・・するものこの指とまれ」「どれにしようかな、 ・・・のいうとおり・・・」「ちちんぷいぷい」「せっせっせーのよいよいよい」「かーえろ かえろ、からすがなくから かえろ」 他にもかぞえ歌、絵描きうた、手遊びしながら歌う歌、早口言葉、悪口言葉など。 私も、全部知っています。でも、いつどこで聞いたのか、誰から教わったのか、 もちろん覚えていません。改めて教わるのでなく、親子や子どもどうし遊ぶ中で いつの間にか覚えたのでしょう。 今なぜこの絵本が作られたのか、子どもどうしでこうした言葉が受け継がれなく なってきたのなら、寂しいことだなと思います。絵本から、これらが子どもの心に 刻み込まれるとは考えにくいです。みなさん、大人の方は、ぜひ子どもたちに 折に触れて歌いかけて、ささやかな伝承文化を伝えてあげてください。 そう、これらは、日本語学習のテキストでは、ほとんど見ない言葉ばかりです。 日本語を学ぶ人には、ぜひ教えてあげましょう。きっと、日本語教師のための 絵本かな?                        (NIMIC会員 根本百合)









 
 
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