西東京市多文化共生センター |
┌-------------------┐ NIMIC通信 No.7(2006年11月) └-------------------┘ ┏┏┏ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┏ [7] キーワードを読む~「多文化共生」について理解を深めるために③ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ NIMIC設立の理念の中で大きなウェートを占める「多文化共生」。この言葉をキーワードに、9月号から多文化共生に関わる本の紹介を始めました。3回目の今回は、社会生活を営む上で欠かせない「言語」に焦点を当てた一冊です。 『多言語社会がやってきた -世界の言語政策Q&A-』 河原俊昭・山本忠行編 2004 くろしお出版 (2200円+税) この本は対象を専門家ではない一般の読者を想定し、107のQ&Aを「第1部 日本編(日本語問題/国内の外国語問題)」、「第2部 外国編(欧米/アジア・アフリカ・オーストラリア)」、「第3部 理論・一般編」の3部構成にまとめてあります。 執筆者が22名に上ることからわかるように、問題は多岐にわたっています。これだけの知識と理解を得るためにどれほどの本を読まなければならないかと思うと、非常にお得な本と言えます。それぞれのQ&Aは見開き2ページに収まるようにまとめられていて、どこから読んでもOKです。 「上手な問いかけは、闇の中に埋もれていた問題に正確に光を当てる」と本のはじめに書いてあるように、社会で見えなくなっている問題が上手にあぶりだされていて、知っていることはその捌き方のうまさにうなり、知らないことは整理された形で理解が進みます。 |
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