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NIMICでは、以下を制作、発行しています。  
・メルマガ「NIMIC通信」  
・年間活動記録誌「多文化のわ 」 
・「 西東京市 くらしの情報 」※西東京市との協業で、NIMICが制作し、市が発行。


■最新のNIMIC通信 [No.258 2024年7月号-1]

[1]「西東京市日本語スピーチコンテスト2024」発表者募集!
[2]「西東京市日本語スピーチコンテスト2024」市民審査員募集!
[3]外国人の参加者を募集「ゆかたを着て夏まつり2024」
[4]エッセイ:シンガポール3
[5]Book:移民の子どもの隣に座る~大阪・ミナミの「教室」から

1.西東京市日本語スピーチコンテスト2024」発表者募集!

10月6日(日)午後、コール田無にて開催する「西東京市日本語スピーチコンテスト2024」の発表者を募集します。
西東京市に関わりのある日本語を母語としない16歳以上の方ならどなたでも応募できます。お近くの友人知人に、ぜひお声がけください。
 応募締め切りは7月20日(金)です。詳細は、市報(7月1日号)、NIMICホームページ https://www.nimic.jp 、市内配布のチラシをご覧ください。多くの方のご応募をお待ちしています。

2.「西東京市日本語スピーチコンテスト2024」市民審査員募集!

今年も「西東京市日本語スピーチコンテスト2024」を10月6日(日)午後、コール田無にて開催します。
昨年に引き続き、市民審査員の募集をいたします。日本語やスピーチの優劣をみるのではなく、同じ地域に住む仲間としての共感を大切にして、審査に参加してみませんか。
応募締め切りは7月20日(金)です。詳細は、市報(7月1日号)、NIMICホームページ https://www.nimic.jp 、市内配布のチラシをご覧ください。
お近くの友人知人にもぜひお知らせください。みなさまからのご応募を心よりお待ちしています。

3.外国人の参加者を募集「ゆかたを着て夏まつり2024」

NIMIC会員と共に東伏見商栄会盆踊り大会に参加し、盆踊りと夜店を楽しむ企画です。外国人に“ゆかた”と帯を貸し出し、ボランティアが着付けを手伝います。
日時: 7月27日(土) 17時集合-21時30分解散 
集合: 田無公民館和室(西武新宿線の田無駅南口から徒歩5分)
盆おどり会場: ダイドードリンコアイスアリーナ駐車場(東伏見駅南口から徒歩1分)
参加費: 1,000円(当日払い)  定員; 20人くらい
対象: 西東京市に在住・在学・在勤の18歳以上の外国人 
通訳: 英語・中国語・韓国語の対応可能
申込・問合せ(7月14日まで):以下のURLのチラシをご覧ください。 
https://www.nimic.jp/event/yukata_2024.pdf 

★お近くの外国人にお伝えください。

4.エッセイ: サンドイッチとコーヒーで5000円?

シンガポール滞在中、ご招待にあずかったホテルはマリオット・ホテル・サウスビーチ、チェックインした部屋からは海岸に沈む美しい夕日とその後幻のように浮かびあがる金融街の高層ビル、スーツケースを部屋に置くとすぐにホテルから一歩外に出てみた。ブーゲンビリアの咲き乱れる常夏の国、正装に身を固めたカップルたちがそこここでシャンパンを楽しんでいる。女性はロングドレス、男性はタキシード、パーティでもあるのだろうか。ホテルの庭続きに下りのエスカレーターがあり、そのまま地下鉄の駅に出られる。好奇心からエスカレーターを降りると、地下街に店舗がずらーっと並んでいる。Tシャツにスニーカーという普段着の人たちが入っている中華料理屋だろうか、人々がラーメンらしきものを食べている。ホテルにいる人たちとの身なりの違いに格差社会を見た思い、ふと立て看板のメニューを見ると、麺類が大体15ドルから20ドル、それってええと・・・シンガポールドルは1ドル115円、20ドルの肉入りラーメンだと2300円、え、何?ラーメンがそんなにするの?
 隣にビーチにいくためだろうか、ゴム草履や水着を売っている店がある。そう言えば水着を持ってこなかったけれど・・・ゴム草履が35ドル、なんと4000円もするではないか!
 もしかしたら、ここは高い地域なのかもしれない、などと思いつつ、地下に広がる通りから大きなショッピングセンターに出た。地下はコーヒーショップやアイスクリーム屋、1階、2階はファッションフロアー、ここで今夜の夕食にしようと思い、まずコーヒーショップでサンドイッチとカフェオレをテイクアウト、なんと5000円近くした。おお、こんな生活が続くとシンガポールで私のカードの上限に達してしまい、カードが使えなくなるのではないか、ちょっと恐ろしくなった。
 ちなみにホテル代はロビーにいる日本人に聞いたら「一泊8万円ぐらいだと思います」とのこと、もちろん部屋にもよると思うがどう考えても私の部屋はスイートに近い。日本人はいつからこんなに貧しくなったのか!
 他の国に行っても同様の事が起きるに違いない。思わず、金利差、経済政策、グローバル経済の変動などググってしまった。日本円の価値は国際為替市場で今後どうなるのか、不安を覚えずにはいられない!
(佐々木瑞枝)

5.Book:移民の子どもの隣に座る~大阪・ミナミの「教室」から
玉置太郎 2023 朝日新聞出版社

朝日新聞の記者が10年近くボランティアとして通った、大阪の日本語教室について、設立背景や、地域のこと、参加する子どもやスタッフのことなどを丁寧に記述した本。途中1年半、休職してロンドンの大学院で移民2世について学びながら、移民の子どものサポートセンターでのボランティアに参加し、そことの比較からも考察が深まっている。
子どもを支援するということは、子どもから学び、考えを深め自己変容につながることが実感として分かる。
これから活動を始めようと思っている人、活動の意義に迷いが出ている人、子どもの背景や将来など様々な視点から外国ルーツの子どもについて考えたい人などにお勧めの本である。
最後に本の中から心に残ったことばを書き抜いておく。
「『隣に座る』ことは「じっと隣に座って子どもが必要とするときを待つことで、ミナミの教室が大切にする『子どもとの向き合い方』を象徴しているように思う」
「支援教室という場所は、この社会に新たに移動してきた人々と、以前から暮らす人々との小さな接点になり得る。それぞれに違う背景を持った子どもと大人が、顔を合わせ、名前を呼び合い、互いに語りに耳を傾け合う場所。そこでは、共に暮らすための知恵や経験、そして覚悟が、試行錯誤の中ではぐくまれている。」


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