西東京市多文化共生センター

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   NIMIC通信 No.25(2008年5月)
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もくじ
[1] 事務局より「明日(11日)はNIMIC総会です!」
[2] 事務局より「2008年度会費納入のお願い」
[3] 日本語ボランティア・ステップアップ講座①(全5回)
[4] 講座のお知らせ「在住外国人の背景と国の施策」
[5] 多言語部会より「語学ボランティア活動について」
[6] 報告「留学生ホームビジット 受け入れ家庭説明会」
[7] 会員より「坂の街・テグシガルパの窓から⑪」
[8] 世界の国々・人々 ~忘れられない旅⑭~
[9] キーワードを読む~「多文化共生」について理解を深めるために⑳
[10]2008年度・今後の事業予定
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┏ [1] 事務局より「明日(11日)はNIMIC総会です!」
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 NIMIC総会を以下のとおり開催します。会員の方はどなたでも参加できますので、ぜひご参加ください。

日時:5月11日(日) 午後1時30分~   総会
         総会終了後~3時30分 留学生等によるミニ講座・ティーパーティー
会場:武蔵野大学7号館5階会議室(正門から入り右手奥の建物です)
アクセスマップ
 http://www.musashino-u.ac.jp/ao_extension/access_map/index.html
キャンパスマップ
 http://www.musashino-u.ac.jp/ao_extension/campus_map/index.html#campus

 多くの会員の皆さんのご出席をお待ちしております。

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┏ [2] 事務局より「2008年度会費納入のお願い」
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 平素はNIMICの活動にご支援・ご協力いただき有難うございます。
 NIMICも設立から3年目を迎え、お蔭様で活動も広がりを見せてきました。
 NIMICの活動は皆さまに支えられています。2008年度会費の納入をよろしくお願いいたします。

口座名はいずれも「西東京市多文化共生・国際交流センター」です。
 1.郵便貯金口座  00170-5-585196
 2.みずほ銀行田無支店普通預金口座  2385130
 3.三菱UFJ銀行田無支店普通預金口座  0627633

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┏ [3] 日本語ボランティア・ステップアップ講座①(全5回)
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 多言語絵本読み聞かせの会「RAINBOW」の母体「にほんごの会くれよん」では「絵本を使った日本語クラス」のために「絵本研修会」を開きました。
そこでは《子どもへの言葉かけの大切さ》《言葉の発達には法則性がある》《テレビで子どもの言葉は育たない》《絵本の絵は言葉と同じくらい語っている》
《日本語ともうひとつの言葉を育てるには》《紙芝居の特性、楽しさの共有》などについて学びました。
 一貫して子どもと親の育ちを日本語学習とともに実践してこられた石原さんに、その活動について語っていただきます。
 なお、講座終了後30分くらい、各団体の情報交換を行う予定です。どうぞ奮ってご参加ください。

日時:5月16日(金曜日) 午後2時~4時 (情報交換会4時30分まで)
会場:イングビル 3階 第1・第2会議室
テーマ:「地域日本語教室の様々な活動~親子で学ぶ・多言語で楽しむ~」
講師:石原弘子さん(目黒区日本語教室「くれよん」・多言語絵本読み聞かせの会レインボー主催)
対象:現在外国人の日本語学習をサポートしているボランティア、及び経験者等
    子どもの保育に関わっていらっしゃる方、興味のある方
定員:40人
参加費:NIMIC会員…500円、 会員でない方…1,000円(当日入会できます)
※現在、助成金申請中ですので、助成金が下りれば会員は無料となります。
申込み:以下の方法で先着順で受け付けています。
      メール:info@nimic.jp FAX:0422-53-5350
※まだ定員に余裕がありますので、ぜひ多くの方のご参加をお待ちしております。

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┏ [4] 講座のお知らせ「在住外国人の背景と国の施策」
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 日本で生活する日本語を母語としない方たちが抱えるさまざまな問題、そしてそれを取り巻く現状や課題などについて話を聞き、一緒に考えてみませんか。

日時:5月17日(土曜日) 午前10時~正午
会場:田無庁舎
講師: 野山広さん(国立国語研究所日本語教育基盤情報センター整備普及グループ長)
※当日直接会場へ。

 この講座は、日本語ボランティア養成講座(全17回)の一環として開催するものです。日本語ボランティア養成講座にご興味のある方は、講座終了後の説明会にご出席ください。
 なお、日本語ボランティア養成講座を受講できるのは、西東京市に在住・在勤・在学の方です。

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┏ [5] 多言語部会より「語学ボランティア活動について」
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 NIMICでは、多言語による情報提供は、多文化共生社会を目指す活動の中で大きな意味のある活動と位置付け、多言語部会を設置しています。
 活動は翻訳、通訳、その他(編集・印刷、通訳コーディネートなど)があります。
現在の主な活動は市報抜粋記事の多言語版「くらしの情報」の発行と図書館や児童館など施設利用に関する情報の翻訳、市が発行するリビングガイド(生活便利帳多言語版)作成協力、
転校してきた外国籍のお子さんのための通訳紹介、イベント時の通訳などです。
 活動にご協力いただける方は、まず語学ボランティア登録をしていただき、必要に応じてお願いする形をとっています。
 すでにご登録いただき、活動をしていらっしゃる方々を中心に「語学ボランティア全体ミーティング」を以下の要領で開催します。
語学ボランティア活動に関心をお持ちの方は、登録用紙を事務局info@nimic.jpにご請求・ご提出の上、ご参加ください。
 秋以降、外国の方が気軽に話に(相談に)立ち寄れる窓口の設置も検討しておりますので、翻訳のみでなく簡単な通訳として多くの皆さまのご協力をいただけたらと思っております。

<語学ボランティア全体ミーティング>
日時:6月7日(土)午前10時30分~11時30分
会場:市役所田無庁舎203会議室
参加申し込みは、5月30日(土)までに事務局info@nimic.jp まで

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┏ [6] 報告「留学生ホームビジット 受け入れ家庭説明会」
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 4月20日(日)午前11時から田無庁舎202、203会議室で「留学生ホームビジット受け入れ家庭説明会」が行われました。
休日にもかかわらず、小さなお子さん連れの方も含めて14家族の方々が集まってくださいました。その中には前回受け入れをしていただいた方もいらして、スタッフ一同とても嬉しく思いました。
 最初に山辺理事からホームビジットの趣旨説明とNIMICの紹介。次に市の担当として生活文化課の林さんの話。
そのあと実行委員の鶴岡さんから担当者の紹介がありました。総括:山辺、大学対応:久保、種村、受け入れ家庭:白根、パーティー:飯塚、学生:鶴岡です(敬称略)。
久保理事から学生募集の進み具合が報告されました。前回の受け入れ家庭の体験談を白根が話しました。
飯塚さんから当日夕方からのパーティーの説明およびお願い事項と続き、質疑応答へ。肩肘はらずに普段の生活の一コマに受け入れることについて補足説明をし、申込書に記入していただきました。
その場で記入してくださったのは9家庭、後日FAXでの申込が1家庭でした。もう少し考えてからという方々には、名前と連絡先を書いてもらいました。
 1日だけのホームビジットですが、留学生、そして受け入れ家庭の世界を広げるすばらしいきっかけだと思います。10日締切なのでいい知らせを待っているところです。
                       (留学生ホームビジット実行委員 白根祐子)

★昨年の「留学生ホームビジット」の様子は、NIMICのHPでご覧いただけます。
 →→→ http://www.nimic.jp/jpn/event/070624ryugakusei_visit.html

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┏ [7] 会員より「坂の街・テグシガルパの窓から⑪」
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 2006年6月に「西東京市で響きあう ~共演、ガーナの太鼓・日本の和太鼓~」と題して行ったイベントに協力していただいた(お仕事の都合により、
残念ながら当日は出演していませんでしたが、コーディネート、練習等でご協力いただきました)「保谷和太鼓会」のメンバーがホンジュラスの首都テグシガルパに赴任し、
現地の様子をリアルに伝えるおたよりを寄せてくださいました。以下にご紹介します。
※テグシガルパは盆地とはいえ、たくさんの丘があり、坂の多い街だそうです。

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 「仕事でしばらくホンジュラスに行ってきます」
 友人知人にこう報告すると、返ってくる答えは判で押したように、
「へぇ…で、どこでしたっけ、それ?」
というものでした。
 そんな知られざる中米の国、ホンジュラスに来てはや1年。
 日々の暮らしで出会った小さな驚き、発見のあれこれをお届けします。

-寒いのはお嫌い?-
 ある日突然、テグシガルパに寒波が到来!と言っても、せいぜい最高気温が15度くらいなのですが、日ごろ半袖しか要らない生活を送っているホンジュラス人にとっては
まるでアラスカにでも降り立ったくらいの極寒に感じられるのでしょう。昨日とは別人のように重装備で身を固めた人々が背中を丸めて歩いています。
 皮のコート、綿入りのジャンバー、はたまた毛糸の帽子に手袋…。
 この国にそんな防寒具を持っている人がいたことに驚くと同時に、そこまでしなくてもねぇ、とちょっとおかしくなりました。
 その一方で、いつもと変わらぬTシャツ姿で平然と歩いている人もちらほら。
 暑いと思う人は涼しい格好をし、寒い人はとことん防寒。周囲のことなど気にしないのが、ホンジュラス・スタイルのようです。
 私などは「この服、ちょっと季節外れかな?」と、周りの人と自分の服装を比べて気にすることがありますが、これは国民性の違いなのか、はたまた四季のある国とない国の違いなのでしょうか。
        (Yuko Watayama)

 次号も、「坂の街・テグシガルパの窓から」を掲載しますので、お楽しみに!

★2006年「西東京市で響きあう ~共演、ガーナの太鼓・日本の和太鼓~」の様子は、NIMICのHPでご覧いただけます。
 →→→ http://www.nimic.jp/jpn/event/060617.html

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┏ [8] 世界の国々・人々 ~忘れられない旅⑭~
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 「世界の国々・人々」と題したこのコーナーでは、ある国にスポットをあて、その国の文化・人々との交流を、不定期ですが、いろいろな形でお届けしていきます。
 引き続き、NIMIC代表理事であり、武蔵野大学・大学院教授でもある佐々木瑞枝先生の書き下ろしエッセイをご紹介します。

71日間、世界の青年たちとの船の旅

 第14回 「アレクサンドリア」
 
 我々の乗る「日本丸」は、第二の訪問国エジプトのアレクサンドリアに入港した。エジプトというと「カイロ」と思われがちだが、船で行く場合にはやはりアレクサンドリアだ。
 
 アレクサンドリア(Alexandria)は、カイロに次ぐエジプト第2の都市である。
 現地語であるアラビア語では「アレクサンドロス(アラビア語でイスカンダル)の町」を意味するアル=イスカンダリーヤ(al-Iskandariya)という。マケドニア王アレクサンドロス大王が、
その遠征行の途上で、オリエントの各地に自分の名を付けて建設したギリシア風の都市の第1号である。
 海岸線が実に美しい。
 
 エジプトのアレクサンドリア(アレクサンドレイア)は紀元前332年に建設された。一時は人口100万人を超えたともいわれ、「地中海の真珠」と呼ばれる美しい港町からパトの先導で、一路カイロへ。
 
 バトは日本で言うパトカーだが、サイレンを鳴らしながら進むバトは赤信号も無視してどんどん進む。その後に続く我々の数台のバス、エジプトの人は馴れているのかもしれないが、我々にしてみれば、
「世界の賓客」として扱われているという思いと「ここまでしなくても」という思いが混在する。日本では考えられない光景だ。
 
 元宮殿であったという最もゴージャスなホテル「マリオット」に落ち着く。
 「日本丸」で海の上の暮らしに慣れた我々には、「揺れない」カーペットの上を歩くのは異質の世界に来たかのようだ。
 
 「エジプトに行ったらまずピラミッド」というのはだれにも典通な思いだろう。三百人の一行は九台のバスに分乗して、三人の王たちの「ギザの三大ピラミッド」へ。
 
 21人のエジプトの参加青年たちが率先してガイド役をかって出る。「何だか観光旅行に来たみたいで、気がひけるな」と言う声に「そんなこと言わずに楽しんで」とエジプトの青年たち。
 
 「先生、ここまできたら、ラクダに乗らなくては」とへバやモハメッドがけしかける。硬い背中に恐る恐る跨がったら、いきなりラクダが大きな声で呻いたので、みんな大喜び。
 
 インド訪問のあとタイトなスケジュールに対する批判が出たためか、今回は時間的にもかなり余裕のあるものとなった。     (武蔵野大学・大学院教授 佐々木瑞枝)

★これまでに掲載したエッセイのバックナンバーはNIMICのHPでご覧いただけます。
 →→→ http://www.nimic.jp/jpn/magazine/essay_1.html

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┏ [9] キーワードを読む~「多文化共生」について理解を深めるために⑳
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 NIMIC設立の理念の中で大きなウェートを占める「多文化共生」。この言葉をキーワードに、2006年9月号から多文化共生に関わる本の紹介を始めました。
 20回目の今回ご紹介するこの本は、学校図書館や公共図書館の児童の棚にありますが、あなどるなかれ、大人が見ても深く考えさせられる本です。

「くらべてわかる世界地図」 全8巻シリーズ
    藤田千枝編 大月書店 2004~5年出版

 この本は、見開き2ページで一つのテーマを取り上げ、世界各国を比較しながら、いろいろな問題を面白い視点で紹介しています。どのページにも1~2箇所はえ~っと思う数値があり、
自分の頭の中で「この国はこうだろう」という思い込みが多いのに驚きます。
 
①「暴力の世界地図」 藤田千枝編 2004.9
 紛争、少年兵、小型武器、軍事費、兵役、難民、児童労働、人身売買、死刑制度など
②「学校の世界地図」 小川真理子著 2004.10
 学校に行ってますか? 費用、新学期、勉強、施設、教科書、昼食、体罰など
⑤「文化の世界地図」 坂口美佳子著 2005.1

 人種・民族、言葉、文字、宗教、食物、葬式のやり方、結婚年齢、スポーツ、新聞、テレビ、携帯、インターネット、CD、映画、旅行など。最後のページには各国の「マナーとタブー」があり、
「欧米ではトイレのドアをたたくと『早く出ろ』という意味に取られる」など、読んでおいた方がいい情報がいっぱいです。

 他にも③ジェンダーの世界地図、④福祉の世界地図、⑥環境の世界地図、⑦国家の世界地図、⑧国境を越えて、などがあり、このシリーズ全体が様々な問題の陳列棚のようです。
巻末に統計資料の出典元と参考図書がありますので、興味のある方はより深く追求してみてください。書店で購入できます。(各1,800円)
 
 日本で安穏に暮らす私たちにとって心痛む数値が多く、世界の現実に直面させられる本です。      (NIMIC会員 根本 百合)

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┏ [10] 2008年度・今後の事業予定  ※詳細は随時お知らせします。
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2008年
5月11日 NIMIC総会
5月16日 日本語ボランティア・ステップアップ講座①
5月17日 公開講座「在住外国人の背景と国の施策」  ★
6月15日 留学生ホームビジット実施日 ★

子育て中のお母さんのための生活に役立つ日本語講座(保育付)1期は、5月7日から7月16日まで ※公民館事業に協力

  ★印は、西東京市との共催事業です。

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 今回のNIMIC通信は、いかがでしたでしょうか。みなさまのご意見、ご感想をお待ちしております。
 メールはこちら→→→ info@nimic.jp
★NIMIC通信のバックナンバーはこちらから。
 →→→ http://www.nimic.jp/jpn/magazine/back_number.html
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