西東京市多文化共生センター

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  NIMIC通信 No.40(2009年8月)
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もくじ
[1] イベントお知らせ「音楽を通して多文化理解〜二胡体験講座」
[2] 事業報告「世界の留学生と“ひょうたん島ワークショップ”」
[3] お知らせ「市の総合防災訓練にNIMICも参加」
[4] 事業報告「公民館講座
  第1期 生活に役立つ日本語講座(保育つき)」
[5] 講座報告「日本語ボランティア・フォロー講座 第1回」
[6] 講座報告「災害時の外国人支援について」
[7] 報告「日本語を母語としない親子のための高校進学ガイダンス」
[8] 報告「子ども日本語夏休み教室」
[9] 中間報告「中国語教室の開催について」
[10] 西東京市多文化共生センター窓口だより〜多文化の最前線〜(5)
[11] 世界の国々・人々 〜忘れられない旅(27)
[12] キーワードを読む
    「多文化共生」について理解を深めるために(35)
[13] 2009年度・今後の事業予定
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┏ [1] イベントお知らせ「音楽を通して多文化理解〜二胡体験講座」
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 中国の伝統楽器、二胡の奥深い音色に触れ、二胡演奏の楽しさを
体験しませんか。
 NIMIC会員の皆さんは、会員料金でご参加できます。
 この機会に中国の伝統楽器「二胡」の音色に触れ、演奏をお楽しみください。

日時:9月20日(日) 1回目午前10時〜正午、2回目午後2時〜4時
会場:西東京市多文化共生センター(イングビル1階) 
講師:楊 智氏(天津出身二胡奏者)
定員:各回10名程度(応募者多数の場合は抽選)
費用:二胡レンタル料として、NIMIC会員500円、非会員1,000円
申込み:表題を「二胡講座申し込み」として、参加者の連絡先(氏名、
  電話またはFAX、メールアドレス)を必ず明記し、9月6日(日)までに
  お申し込みください。
  電話またはFAX、メールで、NIMIC二胡講座担当(今岡)まで
    TEL/FAX:042-422-5356 Email:setsuoima@aol.com
  参加決定した方へは、9月13日までにご連絡します。

主催:NPO法人西東京市多文化共生センター

★昨年の事業の様子は、NIMICのHPでご覧いただけます。
 →→→ http://www.nimic.jp/jpn/event/081012nikokouza.html

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┏ [2] 事業報告「世界の留学生と“ひょうたん島ワークショップ”」
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 7月30日・31日「きらっと」2階に出現した“ひょうたん島”に、市内の
3年から6年の小学生38人が上陸しました。特別パスポートにスタンプを
押してもらい、6か国9大学15名の留学生が待ち受ける島へ入国。初日は
8グループに別れて「日本の小学生の一日」のミニドラマに外国語で
挑戦しました。ベンガル語・インドネシア語・中国語・韓国語・英語・
フランス語の聞きなれない言語に真剣な表情で取り組み、緊張しながらも
みんなの前で演じました。
 2日目は覚えたばかりの6か国語の挨拶でスタート。“非常好”や
“Good Job!”のシールを留学生からもらった後、グループごとに
「みんなが楽しく幸せに暮らせる島」の地図を作成しました。頭を突き合わせ、
細かい打ち合わせをしながら仕上げた島を、一人一人堂々と発表しました。
「来年もまた来るね」「日本語がんばって」「○○の国へ行きたい」
「楽しかった」の声と共に、パスポートに出国スタンプをもらい2日間の
ひょうたん島にお別れしました。
 ひょうたん島の地図、写真やDVDが8月8日から14日まで市役所
田無庁舎ロビーで展示・上映されます。ぜひお立ち寄りください。
   (ひょうたん島ワークショップ実行委員 小野千穂)

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┏ [3] お知らせ「市の総合防災訓練にNIMICも参加」
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 9月6日(日)、西東京市は総合防災訓練を行います。
 今回、NIMICは多言語による災害情報提供の分野に協力し、当日
行われる「Web訓練」に参加することとなりました。
 当日設置される訓練用の災害対策本部で、総合防災訓練の開始と
ともに市HPに掲載される「災害情報」を多言語化し、掲載に協力する
というものです。
 会員の皆さんのご協力とご参加を得ながら、災害時にはどんな
支援ができるのか、今後も引き続き考えていきたいと思います。

西東京市総合防災訓練
日時 9月6日(日)午前9時〜正午
場所 保谷小学校

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┏ [4] 事業報告「公民館講座 第1期 生活に役立つ
                日本語講座(保育つき)」
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 昨年に引き続き、柳沢公民館では5月8日より7月10日までの10回に
わたり、「生活に役立つ日本語講座」(保育つき)が行われました。今年から
金曜日に日をあらため、12名の学習者を迎えスタートしました。今期は
インド、パキスタン、トンガなど出身国も6か国にわたり、学習者のレベルも
まったくの初心者から1級受験者までバラエティに富んだメンバーが
集まりました。
 レベルにあわせグループレッスン、個別学習が行われるとともに、お茶の
時間には絵本の読み聞かせや育児相談などの時間も設け、単なる語学学習に
とどまらない、子育て中のおかあさん向けならではの講座になりました。
 となりの保育室では、日本人の子供たちと一緒の保育の日もあり、0歳から
インターナショナルな交流がなされていました。異国で初めての子育てを
している彼女たちを見ると本当にたくましさを感じます。
 第2期は9月18日より始まります。
   (NIMIC会員 清水智子)

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┏ [5] 講座報告「日本語ボランティア・フォロー講座 第1回」
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 7月17日(金)午前10時から正午まで、講師に米田正人さん(国立国語
研究所名誉所員)を迎え、講座「やさしい日本語(ワークショップ)」が
開催されました。
 受講者(22名)は日頃外国人に日本語を教えている日本語ボランティアが
多く、「やさしい日本語」に対する関心がとても高かったです。
 今回は災害時に「やさしい日本語」によるポスターの作成という観点から
講座が進められました。
 阪神淡路大地震の時は、発生後ほぼ半日たってから英語の情報提供が
始まりました。しかし、英語の情報がわからない外国人被災者がとても多く、
英語による情報伝達に限界がありました。発災後72時間が生死を分けます。
限られた時間の中で、刻々変わる情報を多くの言語で翻訳することはとても
難しい作業です。そこで国籍、言葉も違う多くの外国人が理解できる言葉として
「やさしい日本語」が必要になりました。「やさしい日本語」が外国人被災者の
命を救うのです。
 休憩を挟んで、後半は先生のお話をもとに、5グループ分かれて災害時を
想定したポスターを作りました。同じ内容でも、グループによって使う言葉、
言葉の並べ方が違いました。ワークショップとはいえ、人の生死がかかわる
ものを作るというのは緊張しました。
 現在も弘前大学では「やさしい日本語」の研究が続けられています。活動の
内容は弘前大学のホームページで見ることができます。多くの人たちにこの
活動を知ってもらえたらと思います。災害時だけではなく日々の生活の中でも
使えるものだと思います。
   (NIMIC会員 白根祐子)

弘前大学ホームページ http://human.cc.hirosaki-u.ac.jp/kokugo/ej-top.html

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┏ [6] 講座報告「災害時の外国人支援について」
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 7月26日(日)午前10時〜正午にコール田無で開催された公開講座
「災害時の外国人支援について」に参加しました。講師は「NPO法人多文化
共生センター東京」事務局長の田中阿貴さん、中越地震などの際にも現地入り
してサポートをしてこられました。日本語ボランティア養成講座を受講している
方々や通訳ボランティアの方々が熱心に聞き入っていらっしゃいました。
 災害が起こったら…講師の田中さんが、時系列で変化するニーズについて
ご自分の経験を交えてわかりやすく説明してくださいました。特に、避難生活
での文化や生活習慣の違いから起こるトラブルに対する対処法として、
ルールだけでなく、サービスも多言語化しておくことや、外国料理の炊き出し
なども行って外国人もボランティアに参加できるようにするとコミュニケーションが
取れるようになるなど、なるほどと思うことが沢山ありました。
 次に、書類をやさしい文章に直すことにも挑戦しました。私たちが何気なく
読んでいる文章がいかに外国人にとって難しいかがよくわかりました。
 今回の講座で、一番印象に残ったことは、災害が起きたとき多様な人が
必要だと知ったことです。特に地域の外国人の現状を一番知っている外国人
ボランティアは必要不可欠だそうです。今回の聴講をきっかけに、災害が
起きたときについて、起きる前に出来ることも含めて、考えていきたいと思います。
   (NIMIC会員 小峯 郁子)

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┏ [7] 報告「日本語を母語としない親子のための高校進学ガイダンス」
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 日本語を母語としない親子のための高校進学ガイダンスが、7月12日(日)に
武蔵境駅北口そばのスイングホールで開催されました。武蔵野市
国際交流協会(MIA)主催、地域のボランティア団体と教育委員会等の協力に
より多摩地区では初めての開催でしたが、たくさんの方が参加してとても
盛況でした。
 英語、中国語、韓国語、タガログ語、スペイン語、タイ語の6言語の
グループに分かれて、日本の教育システムから各種高校への進学についての
説明を通訳を通して聞くことができました。
 NIMIC子ども日本語教室からは中学三年生の生徒がお父さんと一緒に
参加しました。今入れると思っている高校があっても、夏休みには皆が
一生懸命に勉強をするので、夏休みに勉強しないと合格できないという
中国出身の高校生の体験談があり、その話に真剣に耳を傾けていました。
また、個別相談でも積極的にお父さんと一緒に、高校の様子を聞いていました。
 NIMIC子ども日本語教室もMIAの依頼で西東京市ブースを出し、
地域サポート情報を提供しました。
   (NIMIC子ども日本語教室担当 岩野英子)

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┏ [8] 報告「子ども日本語夏休み教室」
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 子ども日本語夏休み教室の前半が終わりました。
 1日目の7月22日(水)、日食の観察をしようと日食グラスを購入して、
楽しみに待っていたのですが、残念ながら空全体をどんよりとした雲が
覆っていて見ることができませんでした。その代わりに子どもたちは最後の
30分間を高学年と低学年に分かれてカードゲームやすごろくで楽しみました。
「15枚、ぼく2番!」「19枚、わたし1番!」カルタの枚数をみんなで数えて、
元気よく枚数を競っています。ちょっと前までは「一番じゃなきゃ、や〜めた」
なんて言っていた子もみんなで楽しめるようになりました。春に日本に
来たばかりのお友だちも一緒にお話しの輪に入っています。子どもの
成長って早いですね。
 新しいお友だちや谷戸教室のお友だちも参加し、また日本語ボランティア
講座を受講した方が毎日5、6人ずつ実習に入られて、さらに活気あふれる
教室になりました。
 いつもより熱心に勉強に取り組む子。お友達が増えていつも以上に
楽しそうな子。1年前に比べて、本当にどの子も落ち着いて学習する様子に
私たちボランティアも感心し、嬉しい気持ちでいっぱいになりました。
 後半の夏休み教室は参加する子どもたちもさらに増え、昨年に続き
和太鼓教室も行います。宿題が最後の追い込みになっていると思いますが、
後半もとても楽しみな教室になりそうです。
   (NIMIC子ども日本語教室小学部担当 加藤祐子)

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┏ [9] 中間報告「中国語教室の開催について」
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 前号のNIMIC通信でコーディネーターを募集した中国語教室の開催に
ついては、練先生をはじめ、関係者が相談し、教室の内容、開催方法等を
詰めているところです。10月開催に向けて準備中で、9月NIMIC通信で
教室への参加希望者を募集する予定です。
教室内容「気楽に、楽しく中国語会話を楽しむ」
 ・身近なテーマをもとに、中国語で会話し、表現等は練先生にお教えいただく。
 ・初心者(少しでも中国をかじったレベルで大丈夫)でも、十分参加可能な
  内容とする。
 ・開催日 原則として日曜日午後
 ・会場 西東京市多文化共生センター(イングビル1階)

 詳細は、次号および10月号NIMIC通信でお知らせしますので、もう
少しお待ちください。

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┏ [10] 西東京市多文化共生センター窓口だより〜多文化の最前線〜(5)
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 センターの窓口については、今年度、市との契約で、毎週月・水・金の
3日間を開所することになっており、理事・参与が交代で当番に当たって
います。
 しかし、このほかに、特別フリーデイとして、木曜日も開けています。
木曜日は、同じイングビルの会議室などを使って、子ども日本語教室や、
市と共催の講座などが開かれることが多く、ボランティアさんをはじめ、
関係者の出入りが多いのです。それぞれが、いちいち鍵の開け閉めを
しなくてもいいように、と考えて始めたもので、いわば内部的な開所であり、
担当者はお留守番をしながら内部事務をしたりしています。
 そうは言っても、部屋に灯りがつき、人が居れば、通りがかりの外国人や
関心のある方が立ち寄られ、質問をされたり相談をされたりしていかれることも
しばしばです。
 行事などの担当の皆さんが集まって、打ち合わせや作業をされることも
ありますが、そのようなときは、このテーブル・椅子が足りないくらいです。
 他の団体の方の訪問も少なくありません。予定していた事務ができなかった、
などという日もあります。
 こんなふうに、公表してない日でも賑わう窓口ですから、毎日開けられたら
いいな、というのが本音です。
 市とも相談し、また皆様のご協力も得て、何とか、常時オープンにこぎつけ
たいと考えながら、当番に当たっています。
   (NIMIC副代表 木下 伸子)

【通訳ボランティア対応】
 中国語・台湾語  8月 3日(月) 午前10時〜正午
             7日(金) 午前10時〜正午
            14日(金) 午前10時〜正午
中国語でのサポートが必要な方がいらっしゃいましたら、ぜひ、この情報を
提供してください。

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┏ [11] 世界の国々・人々 〜忘れられない旅(27)
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 「世界の国々・人々」と題したこのコーナーでは、ある国にスポットを
あて、その国の文化・人々との交流を、不定期ですが、いろいろな形で
お届けしていきます。
 引き続き、NIMIC代表理事であり、武蔵野大学・大学院教授でもある
佐々木瑞枝先生の書き下ろしエッセイをご紹介します。

71日間、世界の青年たちとの船の旅

 27回(最終回) 「南十字星の下で(最終回)」

 神様から「願いを一つ叶えましょう」と言われたら、あなたは何を願いますか。
家族の健康、それとも子供の就職?

 私はと言えば、もう一度、船で世界を回りたいと思っている。

 できれば同じメンバーと。

 あれから数十年、青年たちから時々便りが届く。政府の要人になった
エジプトの青年、テレビ局のプロデューサーとして報道に生きているオマーンの
髭もじゃの彼、ナポリ大学で教えているというイタリアの美少女。

 日本政府は「金は出すが人は育てない」とよく悪口を言われる。
しかし、総務庁企画による「世界青年の船」は着実に世界に人の輪をつくり
その人たちとの信頼関係は揺ぎ無いものとなっている。

 みんな、いつか、また集まろうね。
 南十字星の下で。

  完
     (武蔵野大学・大学院教授 佐々木瑞枝)

★これまでに掲載したエッセイのバックナンバーは、NIMICのHPで
ご覧いただけます。
 →→→ http://www.nimic.jp/jpn/magazine/essay_1.html

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┏ [12] キーワードを読む
    「多文化共生」について理解を深めるために(35)
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 NIMIC設立の理念の中で大きなウェートを占める「多文化共生」。
この言葉をキーワードに、2006年9月号から多文化共生に関わる本の
紹介を始めました。
 35回目の今回ご紹介する本は漫画形式ですが、2002年の発売以来
売り上げがシリーズ(1)(2)(3)あわせて235万部を突破しているすごい
本です。世の中に広く出回っていますので、すでにご存知の方も多いのでは
ないでしょうか。

『ダーリンは外国人』(1)(2)(3)with BABY  小栗左多里 メディアファクトリー
 (1)2002年 880円 (2)2004年 950円 (3)2008年 1000円
『ダーリンの頭ン中 —英語と語学—』  小栗左多里&トニー・ラズロ 
 2005年 950円 メディアファクトリー

 漫画家の小栗さんが言語学者のトニー氏(ハンガリーとイタリアの血を
ひいてアメリカで育ったものすごい語学おたく)と一緒に暮らし始め、結婚や
子育てまで生活の様々な場面で出会う「なんじゃそりゃ」「なんで!?」、思わず
笑ってしまう「大ボケ小ボケ」なことを面白おかしく描いています。結婚生活
では国籍よりも個人の資質のほうがはるかに重要と作者も繰り返し言って
いるのですが、漫画家と言語学者という観察力に富んだふたりの組み合わせが
絶妙です。異文化のすれ違いがなんといっても面白く、言葉のことも頻繁に
話題になります。「『やれああしろこうしろ』の『やれ』って何?」、
「『ぶん殴る』ってなんで『ぶん』なのかなー?」「『ぶん』って音の感じが
腕を振った感じするからじゃない?」「そうねー、『ずん』とか『どん』でも
いいじゃない?」・・・〈ずん殴る〉〈どん殴る〉変な感じ?!
 そこで、語学に関することをまとめて、ご夫君トニー氏と共に描いた
いわば外伝にあたるのが『ダーリンの頭ン中 —英語と語学−』です。
漫画の形ではありますが、これがなかなかの本格的語学本(しかも学習者が
書いた)で、私の一押し。寝苦しい夏の夜におすすめです。
 国際結婚が楽しそうに描かれ過ぎという気はしますが、すれちがわないよう
一生懸命お互いに話し合う姿勢は、日本男性もおおいに見習わなければ
いけないのではないでしょうか。
   (NIMIC会員 根本 百合)

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┏ [13] 2009年度・今後の事業予定 
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※詳細は随時お知らせします。
8月8日〜14日 「ひょうたん島ワークショップ」展示
9月20日  二胡体験講座
10月3日  日本語ボランティア・フォロー講座(2)
10月17日 講座「日本で暮らす外国人が抱える悩みと相談」
  24日 講座「外国人が抱える異文化ストレスと通訳が抱えるストレス」
11月     西東京市民まつり出展
12月     外国人のための無料専門家相談会

 

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 今回のNIMIC通信は、いかがでしたでしょうか。
みなさまのご意見、ご感想をお待ちしております。
 メールはこちら→→→ info@@(マークをひとつ削除してください)nimic.jp
★NIMIC通信のバックナンバーはこちらから。
 http://www.nimic.jp/jpn/magazine/back_number.html
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発行・編集
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住所 〒202‐0023 西東京市新町1−12−3
FAX 0422‐53‐5350
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