┌-------------------┐
NIMIC通信 No.111(2015年9月号)
└-------------------┘
もくじ
[1] 講座お知らせ「日本に住む外国人市民を取り巻く問題」
[2] イベント「NIMIC設立10周年記念 西東京市日本語スピーチコンテスト2015」
[3] 募集「西東京市日本語スピーチコンテスト2015 当日ボランティア」
[4] 募集「多文化体験with Kids実行委員」
[5] イベント報告「外国にルーツをもつ子どもたちのための日本語交流バストリップ」
[6] 報告「市総合防災訓練に参加」
[7] 会員から「田無公民館主催 『多文化共生講座多文化の目で考える地域の子育て(保育付)』」
[8] 会員より「アラ還からのアメリカ生活(13)」
[9] キーワードを読む
「多文化共生」について理解を深めるために(105)
[10] お知らせ 今月の窓口通訳ボランティア日程
[11] 今後の事業予定
※都合により、「今日もホーチミンは・・・」の掲載はお休みします。
┏┏┏ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┏ [1] 講座お知らせ「日本に住む外国人市民を取り巻く問題」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
日本に住む外国人市民の方が抱える問題や悩みについてお話しいただきます。
日時 9月19日(土)午後2時~4時
場所 イングビル第1・2会議室
講師 大木和弘さん(弁護士)
当講座は12月に西東京市で開かれる外国人のためのリレー専門家相談会の通訳ボランティアの研修会として開講しますが、ご興味のある方どなたでもご参加可能です。
事前の申込は不要です。当日会場までお越しください。
問い合わせ 文化振興課(TEL:042-438-4040)
┏┏ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┏ [2] イベント「NIMIC設立10周年記念
西東京市日本語スピーチコンテスト2015」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
西東京在住・在勤・在学の外国につながる方が日本語でスピーチします。
日本で生活して感じたこと、考えたこと、母国への思い、西東京市とのつながりなどについてのスピーチで、日本語やスピーチが上手かどうかを競うものではありません。外国につながる子供たちからのメッセージもあります。
また、2015年度でNIMICは設立10周年を迎えることから、西東京市の多文化共生活動を振り返るスライド上映、インドの楽器「シタール」の演奏もあります。
日時 10月4日(日)
スピーチ他 午後1時~4時
交流パーティ 午後4時~40分程度
会場 コール田無 多目的ホール 入場無料
(西武新宿線「田無駅」北口徒歩約7分)
※会場には駐車場がありません 公共の交通機関をご利用ください。
共催 西東京市
問い合わせ 西東京市多文化共生センター(NIMIC)
TEL/FAX:042-461-0381 Email:info@nimic.jp
(TELは、月~金 午前10時~正午、午後1時~4時)
西東京市生活文化スポーツ部文化振興課
TEL:042-438-4040 FAX:042-438-2021
┏┏ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┏ [3] 募集「西東京市日本語スピーチコンテスト2015
当日ボランティア」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
受付、会場設営、出演者対応、交流パーティ準備等、当日の運営を
サポートするボランティアスタッフをNIMIC会員から募集します。
スピーチを楽しみながら運営に参加しませんか。
募集人数 10名
日時 10月4日(日)午前11時集合、午後5時半解散予定
応募 9月17日(木)までに、info@nimic.jpまで、メールでご連絡ください。
(タイトルを「スピコンボランティア」としてください)
※9月25日(金)午後5時~6時、コール田無で、当日ボランティアと実行委員の顔合わせミーティングを行い、当日の流れや役割分担について説明します。
欠席の方は、個別に説明をしますのでご相談ください。
┏┏┏ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┏ [4] 募集「多文化体験with Kids実行委員」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
多文化体験with Kidsの今年度のイベントを12月12日または13日に開催することを予定しています。
テーマは「世界のクリスマス」
つきましては、イベント実行委員を募集します。企画や準備からお手伝いしてくださる方、イベント当日だけ参加してくださる方どちらでも構いません。
9月のミーティングは、9月14日(月)午後0時30分~1時30分と9月29日(火)を予定しています(場所 ゆめこらぼ)。お子様連れでの参加もできます。
あわせて、世界のクリスマスに関する情報を集めています。いろんな国のクリスマスにまつわる絵本・写真・ゲーム・装飾品・情報などお持ちでしたら、ぜひご協力ください。
どちらもお気軽にご連絡ください。
連絡・お問合せ先 withkids@nimic.jp (担当:冨田まり子)
┏┏┏ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┏ [5] イベント報告「外国にルーツをもつ子どもたちのための
日本語交流バストリップ」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
7月30日、子ども日本語教室小学部、夏休みイベントとして、東久留米市の落合川とコーラ工場見学に行ってきました。
参加者は、市報で公募した親子と3教室の小学生15名に幼児2名と保護者、そしてスタッフの総勢46名。(市のバスに乗りきれなかった6名のスタッフは自転車での移動)。
酷暑の今夏、冷たく澄んだ湧水の川遊びは、最高で、タイヤチューブ川下りはトムソーヤ気分が味わえました。子供たちのとびっきりの笑顔と童心に戻って水と戯れる大人たちの笑顔。6カ国にルーツを持つ子供達、親同士の交流も見られました。
その後、ザーザーぶりの雷雨をすり抜けて工場見学。ミラクルな施設と冷たい飲み物を楽しみ、無事帰着。大満足の1日でした。
(子ども日本語教室小学部 有田啓子)
┏┏┏ ━━━━━━━━━━━━━━━━
┏ [6] 報告「市総合防災訓練に参加」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
今回、はじめて西東京市総合防災訓練に通訳ボランティアとして参加しました。東伏見公園の中には、消防署、警察署、自衛隊の方々を中心に電気、ガス、NTT等のテントが設置されていました。外国語の通訳は、英語、スペイン語、中国語が待機しており、私は、本部から送られる指示を中国語に翻訳する担当でした。初めは、電子辞書を持ち少し緊張していましたが、一緒に中国語を担当するネイティブの方の「簡単な言葉で、短く」の助言により徐々に緊張もほぐれてきまました。
もし、これが訓練でなく、実際の場面だったら、混乱の中での作業は大変です。誤解を受ける翻訳や通訳をしたら人命にかかわります。
この仕事は、スピードと正確さが要求されると感じました。
今回の翻訳経験は、自分の中国語のレベルアップにとても役立ちました。また、地震や防災に関する知識や行動を学び、改めて自然災害に対する防災意識を高めることができました。
(中国語ボランティア 関 英子)
┏┏┏ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┏ [7] 会員から「田無公民館主催 『多文化共生講座
多文化の目で考える地域の子育て(保育付)』」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
日本人も外国人も一緒に、地域の子育てについて考えましょう。
とき:10月1日~12月3日 木曜日 10時~正午
対象:西東京市に住んでいる子育て中の女性。外国人の方もどうぞ!
定員:20人。保育は6ヶ月から4歳未満のお子さん15人
申し込み:9月16日(水)午後5時までに電話で田無公民館へ
TEL 042-461-1170
http://www.city.nishitokyo.lg.jp/event/kyoiku/kouminkan/tabunnkakyousei2015.html
(NIMIC会員 片桐 優子)
┏┏┏ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┏ [8] 会員より「アラ還からのアメリカ生活(13)」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
NIMICのくらしの情報多言語版のまとめ役として、また、各種イベントで大活躍された白根祐子さんが、ご家族の都合でアメリカはシカゴ近郊に転居されました。現地からのレポートをお届けします。
図書館のプログラム
9月に入り、陽ざしや吹く風に秋の気配を感じます。今年のシカゴの夏は短かったようです。さて、今月もアメリカの図書館の話を少ししたいと思います。
夏の間通ったシャンバーグの図書館のプログラムガイドを見てみました。6、7月号で、シャンバーグの街は、富山県の滑川市と姉妹都市ということがわかりました。その関係で7月に「Shall we ダンス?(1996英語字幕付き)」の上映や琴と尺八の演奏会が開かれました。
プログラムの内容は大人向け、ティーンエイジ向け、子ども向けにわかれています。例えば大人向けの場合、本に関することだけではなく、健康、ガーデニング、料理、アートなどの講座の紹介があります。
バス・トリップの募集もあり、8、9月号ではミシガン湖の花火大会やランチクルーズはSold Outになっていました。
コンピュータの講座はWindows、Word、Excelの初級から、中級、ビジネスクラスまであり、iPad、iPhoneの使い方も教えてくれます。
講座は基本的に無料ですが、本や材料が必要なものは有料です。
ちなみに、コンピュータは1講座、住民は12ドル、住民でないと17ドル、50歳以上は9ドルです。
子ども向けのプログラムで面白いなと思ったのは、5歳までの子どもを持つ両親向けのトイレトレーニングの講座です。この講座をとれば、数日でおむつがとれるだろうと書いてありました。また、8歳以下の子ども対象に、無料の映画会が水曜日、木曜日、土曜日にあります。8、9月は第1・第3金曜日にアニメが上映されます。第1金曜日は英語、第3金曜日は日本語で英語の字幕付きです。
さらに、図書館では英語が母語でない人向けに、文法や読み書きの講座を設けているところがあります。シャンバーグでは初級と上級の2クラスがあり、各コースとも12週にわたり週2回、1回3時間の授業が、無料で行われています。テストがあり、その結果に応じてクラス分けが行われます。私の住んでいるグレンビューの図書館でも、週2回、1回3時間のクラスで13週間の講座が一つあります。これも無料です。
図書館の英語クラスは、私にとって少しハードルが高いです。来季、オリエンテーションをうけ、様子を見てみようかな・・・・・・。
プログラムを見ていて、これは市報「西東京」の図書館、児童館、公民館、NIMICからのお知らせと同じだなと思いました。シャンバーグ、グレンビューの図書館は地域の文化活動の中心的存在です。
機会があれば、他の図書館にも行ってみようと思います。
(グレンビュー自宅にて 白根 祐子)
┏┏┏ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┏ [9] キーワードを読む
「多文化共生」について理解を深めるために(105)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
NIMIC設立の理念のなかで大きなウェートを占める「多文化共生」。
この言葉をキーワードに、2006年9月号から多文化共生に関わる本の紹介を始めました。
第105回目の今回は、ウクライナの女性が日本語で書いたエッセイです。
「ウクライナから愛をこめて」 オリガ・ホメンコ 群像社
本の著者紹介から・・・ウクライナの首都キエフ生まれ。キエフ国立大学文学部卒業後、東京大学大学院に留学して博士号を取得。現在はキエフの大学で日本史を教えながら、作家、フリージャーナリスト、通訳として活躍。訳書に『現代ウクライナ短編集』(藤井悦子と共訳、群像社)があるそうです。
皆さんは、ウクライナと聞いて、どんなイメージをお持ちですか?
私は昔学校で習った「ソビエトの穀倉地帯」ということしか記憶にありません。
最近のウクライナの紛争が、なぜ起きて、解決の道筋が見えないのか、いったいどんな国なのか・・・わからないことだらけだったので、この本を読んでみました。
18編の短いエッセイがおさめられています。著者の家族や親せき、友人などの人生に実際に起こったことをさらっと描いてあり、読むと、ウクライナに暮らす人々の生活がすぐ身近な現実のものとして立ち上がってきます。キエフの街案内の文章もあり、旅ごころも刺激されます。最後の1編は著者が中学生の時に起きたチェルノブイリ原発事故の時の記憶です。
読後、インターネットでウクライナのことを調べてみました。独立したコサック国家からロシア帝国の一部となり、革命によりソビエト連邦の一員となり、戦時中はドイツに占領され、再びソビエト連邦となり、1991年のソビエト崩壊により独立国家へ。ソビエト連邦時代に死者数百万人と言う大飢饉を二度も経験、第二次大戦では国民の5人に1人が戦死したと言われるほどの被害、1986年にはチェルノブイリ原発事故が起きました。2013年からの今回の紛争ではすでに死者が5000人を超えたと言われています。・・・ポーランドやリトアニアのことは本でいろいろ読んだことがありましたが、ウクライナもまた大変な歴史を歩んでいます。私が知らないだけで、近隣の他の国々でも様々なことがあるのだと思います。大陸で生きるということはなんて大変なんだろうというのが、島国に住む私の感想です。
残念ながら再販未定のようです。図書館で借りてお読みください。
(NIMIC会員 根本 百合)
┏┏┏ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┏ [10] お知らせ 今月の窓口通訳ボランティア日程
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
英語、中国語、韓国語、スペイン語でのサポートが必要な方がいらっしゃいましたら、ぜひ、この情報を提供してください。
【英語・ENGLISH】 午前10時~午後4時
毎週月~金曜日
【中国語・中文】 午後1時~3時
毎週水曜日、金曜日
【韓国語】 午後1時~3時
第2・第4金曜日
【スペイン語・ESPANOL】 午前10時~午後4時
毎週火曜日
詳しくはNIMICのHPへ→→→
http://www.nimic.jp/index_multilingual.html
┏┏┏ ━━━━━━━━━━━━━━━━━
┏ [11] 今後の事業予定
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
※詳細は随時お知らせします。
2015年
9月19日 講演会「日本に住む外国人市民を取り巻く問題」
10月4日 西東京市日本語スピーチコンテスト2015
-------------------------------------------------
今回のNIMIC通信は、いかがでしたでしょうか。
みなさまのご意見、ご感想をお待ちしております。
メールはこちら→→→ info@nimic.jp
★NIMIC通信のバックナンバーはこちらから。
http://www.nimic.jp/index_newsletter.html
--------------------------------------------------
=========================
発行・編集
NPO法人 西東京市多文化共生センター(NIMIC)事務局
住所 〒202‐0023 西東京市新町1-12-3
e-mail info@nimic.jp
ホームページURL http://www.nimic.jp/index.html
イングビル1F事務所
〒188-0012 西東京市南町5-6-18
TEL/FAX 042-461-0381
=========================
|