西東京市多文化共生センター
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  NIMIC通信 No.122(2016年9月)
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もくじ
[1] 参加者募集「多文化体験with Kids―世界のおやすみなさい」
[2] 募集「『多文化体験with Kids―世界のおやすみなさい』
                            当日ボランティア」
[3] イベント「西東京市日本語スピーチコンテスト2016」
[4] 募集「西東京市日本語スピーチコンテスト2016
                            当日ボランティア」
[5] 報告「日本語ボランティア入門講座」
[6] 報告「外国人のためのリレー専門家相談会」
[7] 報告「『わんぱく祭り』に参加 -子ども日本語教室小学部
                             夏休み行事-」
[8] 報告「清瀬市の講座に協力」
[9] 世界の国々・人々「留学生たちのプレゼンテーションテーマ」
[10] 会員より「日本国内の多文化共生:半田だより(1)」
[11] キーワードを読む
         「多文化共生」について理解を深めるために(116)
[12] 今後の事業予定

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┏ [1] 参加者募集「多文化体験with Kids―世界のおやすみなさい」
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 乳幼児をもつ家族がいろんな国の文化を体験するイベント「多文化体験with Kids」を市と共催で開催します。
 今回のテーマは「世界のおやすみなさい」。
 絵本やゲーム、工作を通して、親子で世界のおやすみなさいを楽しく学ぶプログラムです。楊智氏による子守り歌の二胡演奏もあります。

日時:9月22日(祝・木)午前10時~11時30分
場所:田無公民館 視聴覚室
対象:0才~小学校低学年とその保護者
材料費:2歳以上ひとり100円
定員:親子10組

イベント申し込み方法
 ① 子供の名前・年齢
 ② 保護者の名前
 ③ 当日連絡のつく電話番号
を記入して、withkids@nimic.jpまでメールでご連絡ください

締め切り:9月13日(火)
申込者多数の場合は、抽選をし参加の可否を15日までに連絡します。

連絡・お問合せ: withkids@nimic.jp (担当:冨田まり子)

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┏ [2] 募集「『多文化体験with Kids―世界のおやすみなさい』
                           当日ボランティア」
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 上記イベントの当日ボランティアを2名募集します。

仕事の内容:受付や工作の補助などの簡単な作業
日時:9月22日(祝・木) 午前9時集合、12時解散
申込締切:9月15日(木)
※お子さんと一緒に参加できます。

申込と問合せ:withkids@nimic.jp(担当:冨田まり子)までメールでお願いします。

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┏ [3] イベント「西東京市日本語スピーチコンテスト2016」
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 西東京在住・在勤・在学の外国につながる方が日本語でスピーチします。
 日本で生活して感じたこと、考えたこと、母国への思い、西東京市とのつながりなどについてのスピーチで、日本語やスピーチが上手かどうかを競うものではありません。外国につながる子供たちからのメッセージもあります。
 また、昨年NIMICは設立10周年を迎えたことから、2016年度は、西東京市の多文化共生活動を振り返り今後を考えるためのアンケート調査を行いました。まだ分析の途中ですが、概要を発表します。
 インドネシア舞踊もお楽しみください。

日時 10月2日(日)
スピーチ他 午後1時~4時
交流パーティ 午後4時~40分程度
会場 コール田無 多目的ホール 入場無料
(西武新宿線「田無駅」北口徒歩約7分)
※会場には駐車場がありません 公共の交通機関をご利用ください。
共催 西東京市

問い合わせ 西東京市多文化共生センター
 TEL/FAX:042-461-0381  Email:info@nimic.jp
 (TELは、月~金 午前10時~正午、午後1時~4時)
西東京市生活文化スポーツ部文化振興課
 TEL:042-438-4040 FAX:042-438-2021

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┏ [4] 募集「西東京市日本語スピーチコンテスト2016
                         当日ボランティア」
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 受付、会場設営、出演者対応、交流パーティ準備等、当日の運営をサポートするボランティアスタッフをNIMIC会員から募集します。
 初めての参加も大歓迎です。ご協力の連絡をお待ちしています。

募集人数 6名
日時 10月4日(日)午前11時集合、午後5時半解散予定
応募 9月16日(金)までに、info@nimic.jpまで、メールでご連絡ください。
(タイトルを「スピコンボランティア」としてください)

※9月23日(金)午後6時~7時、コール田無で、当日ボランティアと実行委員の顔合わせミーティングを行い、当日の流れや役割分担について説明します。欠席の方は、個別に説明をしますのでご相談ください。

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┏ [5] 報告「日本語ボランティア入門講座」
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 5月16日から始まった日本語ボランティア入門講座(NIMIC共催)が7月11日に終了しました。8回の講座と日本語教室見学からなり、ワークショップの多い講座だったため、受講生同士の仲も自然と良くなり、楽しみに出席されていた方も多かったようです。最終日には25名の受講者が修了証を受け取り、活動を開始されたという報告も聞いております。
 またお会いできることを楽しみにしているところです。 
 (文化振興課 周藤倫枝)

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┏ [6] 報告 「外国人のためのリレー専門家相談会」
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 8月27日西東京市民会館にて、外国人のためのリレー専門家相談会を実施しました(NIMIC共催)。当日は小雨でしたが、10名13件の相談がありました。国籍は10カ国で相談内容はビザに関するものが最も多く、結婚、対人トラブル、企業など様々な分野の相談がなされました。今年度より会場を変更したため、手探りの中の実施でしたが、専門家・通訳ボランティアの皆様のおかげで、無事終了できました。広報にご協力を頂きました皆様にも御礼申し上げます。
 (文化振興課 周藤倫枝)

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┏ [7] 報告 「『わんぱく祭り』に参加
          -子ども日本語教室小学部夏休み行事-」
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 8月28日(日)、夏休み最後のお楽しみにボーイスカウトの行事に参加させていただきました。当日は、霧雨が降ったり止んだり、気温も上がらない日でしたが、都立東伏見公園で水や氷を使ったゲームを存分に楽しみました。子供10人 保護者8人 スタッフ13人。日本語や日本の習慣に慣れていない子どもたちが、一般の団体の中で、4つのグループに分かれ、うまく交流し、楽しめるか少し不安でしたが、直ぐにボーイスカウトのスタッフや、初めて出会った子供たちとも前からの知り合いのように話すことができました。日本語教室の仲間に気を配り、助けている子もいました。水風船ドッジボールは1番人気。水風船玉入れ、板氷を持ってのリレー、スイカ割り。
 最後に頂いたスイカにかぶりついている子供たちの笑顔。ボーイスカウトの皆様に感謝!です。
 (子ども日本語教室小学部行事係 有田啓子)

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┏ [8] 報告 「清瀬市の講座に協力」
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 8月31日(水)、清瀬国際交流会等の主催で開かれている「外国人支援ボランティア入門講座」に西東京市でのイベントを通しての外国人支援の実践例を話してほしいという依頼を受け、入門講座第6回目に参加して来ました。清瀬市を中心に近隣市から約25名の受講者のみなさんの前で、20分ほど、日本語教室での料理講習や、昨年今年とアスタで開催した「多文化ステージ」、また小中学校の依頼を受け、外国の方を学校現場につなぐ活動などを中心にお話ししました。主催者から、どうしても外国人=支援の対象という意識を持たれてしまうことが多いなか、外国人をステージに上げ、主役になってもらう取り組みができている事例をあげていただき、とてもよかったという言葉をいただきました。これまでのNIMICの活動を評価してもらえたことをとても嬉しく思いました。
 (NIMIC会員 清水智子)

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┏ [9] 世界の国々・人々「留学生たちのプレゼンテーションテーマ」
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 「世界の国々・人々」と題したこのコーナーでは、ある国にスポットをあて、その国の文化・人々との交流を、不定期ですが、いろいろな形でお届けします。
 今回は、NIMICの顧問であり、武蔵野大学名誉教授でもある佐々木瑞枝先生の書き下ろしエッセイをご紹介します。

「留学生たちのプレゼンテーションテーマ」

 金沢工業大学の姉妹協定大学である、イリノイ大学などアメリカからの留学生の短期留学の締めくくりは「ユニークな発明品」のプレゼンテーションだ。
 文科系には見られないプレゼンテーションで、指導する私にも内容の分からないものもある。
 工科大学には珍しいロングヘアー、おしゃれでチャーミングなシャノンさんの発明品は「いつでもどこでもお席」、大学の食堂や図書館が満員で席に座れない場合、プラスティックの板がたちまち椅子に変わるというもの、同様のアイディアでアンザック君は「持ち運び枕」、どこでも枕を膨らませて横になれるというもの、アイディアとしてはegg chairに近いようだ。
 梅雨の時期に留学をしているので、この時期特有の発明品もある。
 「多次元衣類乾燥機」、スイッチ一つで瞬時に衣類が乾燥できるもの、なにやら小難しい化学式で皆を煙にまいていた。
 金沢工業大学がロボットコンクールで東大を抜き日本一に輝き、その後、世界のコンクールでも世界一になったことから、ロボット研究に来た留学生たちは、やはりロボットの発明品だ。
 「片付けwall-i-」と名付けられたロボットは試作品まで作り、パワーポイントに写して「これが私のロボットです」とフィリピンの留学生のライアン、値段は5万円の材料費で作れるそうで、実用化されて高い値段がつく前に一台予約しておこうかと思うほどのできばえだ。
 その他にも、優れたアイディアが次々とパワーポイントで映し出され、練習した日本語も朗々と大学関係者の前でプレゼンが行われる。単に日本語を学ぶのと異なり、自分の興味ある発明品を作るという「課題達成型」の授業は、留学生の満足度に計り知れない違いがある。
 もしかしたら、この中から何点かは、実用化されるものが出てくるかもしれない。
 楽しみだ!
  (佐々木瑞枝)

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┏ [10] 会員より「日本国内の多文化共生:半田だより(1)」
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 NIMICの各種事業のまとめ役として活動されていた白根祐子さんが、ご家族の都合で愛知県半田市に転居されました。アメリカの多文化事情報告終了から9カ月、今度は国内の多文化事情報告です。

グレンビューから半田へ
 皆様ご無沙汰しております。昨年11月末、シカゴから愛知県半田市に移り、9か月が経ちました。半田での生活設営、田無と半田に届いた船便の整理、市報で見つけた講座への参加、日本語ボランティアの再開等あっという間に時間が過ぎた気がします。日本の中でも、東京と愛知では、食文化一つをとっても違いがあります。グレンビューの時のように毎日が発見の日々でした。異文化に触れた、半田生活の一端をお伝えできればと思います。

アメリカの引っ越し
 半田のお話をする前に、グレンビューでの引っ越しの話を少しだけさせていただきます。アパートの契約で、退出するときは借りたときと同じ、何もない状態にします。パソコンデスク、サイドボード、ガラスの飾りケースは持って帰ってきましたが、ほかの家具やテレビ、スタンド等は処分しなければなりませんでした。初めに、英語教室でお世話になった方々に声をかけ、売ることにしました。次に売れなかったものを「シカゴ・ドット・コム」という日本人向けの情報サイトの「売ります・買います」のコーナーに出品しました。ネットで売り買いするのは初めてでした。売れるか心配でしたが、出品して1日もたたないうちに問い合わせがたくさんきました。メールでやり取りし、場合によっては写真を送ったりして、交渉しました。ベッドのサイドテーブル一つを残して、すべて売れました。ソファ、ダイニングセット、ベッドは、引っ越し屋さんが無料で、買い取ってくれた方のところまで運んでくれます。それ以外は、日時を決めて、アパートまで取りにきてもらいました。それでも片付かないものは、英語教室の教会の牧師ご夫妻が、なんでも引き取るからと言ってくださり、お言葉に甘え、教会に運びました。車も、出発前日の午前中まで乗ることができました。
 1年半という短いアメリカ生活でしたが、物は増えるものですね。開かずの段ボールが数個田無にあります。断捨離をしたのに・・・・。
 半田では、なるべく物を増やさないように心がけています。
 (NIMIC会員 白根祐子)

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┏ [11] キーワードを読む
      「多文化共生」について理解を深めるために(116)
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 NIMIC設立の理念のなかで大きなウェートを占める「多文化共生」。
 この言葉をキーワードに、2006年9月号から多文化共生に関わる本の紹介を始めました。
 第116回目の今回は、第二次大戦で、実際にあった話をご紹介します。

「生きる  ~劉連仁の物語~」 森越智子著 童心社 2015年7月

 劉連仁さんは中国山東省の農民ですが、1944年9月、31歳の時に村はずれで日本軍の労工狩りにあい、銃で脅されて強制的に日本に連れてこられ、北海道の炭鉱で働かされました。中国から連れてこられた労工38,935人の中の一人です。満足な食事や被服を与えられずに重労働に従事し、病気や飢えで死ぬ人も多いなかで、炭鉱施設を逃げ出し、13年という長い年月を北海道の山中で隠れて過ごしました。1958年4月に保護された時、劉さんは45歳になっていました。横井さんや小野田少尉など、ジャングルに長く隠れ住んでいた日本軍人がいたことは広く知られていますが、この劉さんのことは日本人の間ではあまり知られていないのではないでしょうか。まず知ることから始めましょう。
 12~3歳から読めるように字も大きく読みやすい本です。 
 (NIMIC会員 根本 百合)  

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┏ [12] 今後の事業予定
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※詳細は随時お知らせします。
2016年
9月22日 多文化体験with Kids―世界のおやすみなさい
10月2日 日本語スピーチコンテスト2016

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今回のNIMIC通信は、いかがでしたでしょうか。
みなさまのご意見、ご感想をお待ちしております。
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