西東京市多文化共生センター |
┌-----------------┐ NIMIC通信 No.139(2018年3月) └-----------------┘ もくじ [1] イベントお知らせ「外国人対象『江戸東京たてもの園』の見学ツアー」 [2] 募集「第12回留学生ホームビジット2018実行委員」 [3] 報告「『世界ともだちプロジェクト』2017年度事業終了」 [4] 報告「子ども日本語連絡会」 [5] 報告「『くらしの情報』担当者合同ミーティング」 [6] 世界の国々・人々「アイスランド再訪 雪と氷の中のブルーラグーン」 [7] 会員より「日本国内の多文化共生:半田だより(18)」 [8] キーワードを読む 「多文化共生」について理解を深めるために(133) [9] 今後の事業予定 ┏┏┏ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┏ [1] イベントお知らせ「外国人対象『江戸東京たてもの園』の見学ツアー」 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ NIMIC土日プロジェクトメンバーが、標記のイベントを企画し、現在外国人参加者を募集中です。皆さんの回りの方々に声をかけ、広報にご協力ください。 <やさしい日本語版> 「外国人のみなさんへ:むかしの日本にタイムスリップしよう」 外国人のみなさん、今回、NIMICは「江戸東京たてもの園」の見学ツアーをします。 桜のきせつに小金井公園で、むかしのたてものや町のようすを見ませんか? 通訳(英語、中国語、韓国朝鮮語)もあります。 とき: 3月24日(土) 14:00~16:00 雨でもやります あつまる所:「江戸東京たてもの園」入口前 http://tatemonoen.jp/raien/access.php 募集人数:20人(先着順) 対象: 西東京市内に住んでいる、学んでいる、働いている外国人 (小学生はお母さんやお父さんといっしょにどうぞ) 申し込み: 3月10日(土)までに名前、住所、電話番号、メールアドレス、 じぶんの国のことばを書いて、info@nimic.jpにメールを送ってください。 (メールに書くことは、このイベントだけに使います。) 費用: 入園料320円 (小中学生は無料です) 問い合せ: 090-6008-6146(たかはし) <英語版> Dear Friends from Abroad, Let´s go back to old Japan. Visit the EDO-TOKYO OPEN AIR ARCHITECTURAL MUSEUM to see old buildings and towns during the cherry blossom season in KOGANEI park. NIMIC plan it with interpreter (English, Chinese, Korean) Time: March 24. 2018. (Sat) 2pm~4pm ( Open on rainy days ) Where to meet: In front of the EDO-TOKYO OPEN AIR ARCHITECTURAL MUSEUM. http://tatemonoen.jp/raien/access.php Max participants: 20 Invitees: Residents of Nishi Tokyo city (Elementary school boys and girls must be escorted by their parent) Information for the application form: name, address, phone number, E-mail address, native language. (This information will be used only for NIMIC events.) Admission fee: ¥320. Free for junior high school students and under. Deadline for application: March 10 (Sat) Apply for: info@nimic.jp The person in charge: TAKAHASHI 090-6008-6146 ┏┏┏ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┏ [2] 募集「第12回留学生ホームビジット2018実行委員」 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ NIMIC設立2年目から続いている留学生ホームビジットを、2018年度も以下のような準備期間を経て、6月24日(日)に実施します。 1日だけのホームビジットですが、留学生にとっては日本の家庭を肌で感じる時間となり、受け入れ家庭も多文化に触れ、世界を身近に感じるようになったと、毎年好評です。 参加者募集の広報、受け入れ家庭説明会準備、留学生や受け入れ家庭との連絡、留学生と受け入れ家庭のマッチングなどに実行委員としてかかわってみませんか。 ミーティング回数が少ないなど、それほど負担なく参加できるにもかかわらず、スタッフとしての充実感を味わうことができ、楽しかったという感想が寄せられています。 主なスケジュール 3月23日(金) 午後4時30分-6時30分 第1回実行委員会 (イングビル1F、多文化共生センター) 4月15日号(市報)に受け入れ家庭募集記事掲載 近隣大学にチラシポスター郵送(留学生募集) 5月 18(金)、19日(土) 受け入れ家庭説明会 6月24日(日)ホームビジット当日 分担して進めますので、すべてにかかわる必要はありません。ミーティング日時にご都合が悪い方も、その旨を書いてお申し込みください。 なお、情報共有はメールで行いますので、申し込みもメールでお願いします。 申込み Email:info@nimic.jp (タイトルを「留学生ホームビジット実行委員」としてください) ┏┏┏ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┏ [3] 報告「『世界ともだちプロジェクト』2017年度事業終了」 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 東京都では、2020年のオリンピック・パラリンピックに向けて大会参加予定国・地域を幅広く学び、国際理解に発展させる取組「世界ともだちプロジェクト」を行っています。NIMICは西東京市からの委託を受け、今年度、市内15校(18日間)での国際理解授業を行いました。 授業は、それぞれコートジボワール、ロシア、モンゴルなど世界15か国から来日した講師が、自分が育ち住んでいた国の日常生活の写真を見せ、子ども達は写真をよく見て意見を出し合うというものです。写真について講師が説明すると、驚いたり感心したり、想像したことが当たっていると喜んだり、みな楽しそうでした。また、聞きなれない言語での自己紹介に聞き入ったり、見慣れない文字を写し取ったりする様子に、新しいものに触れたときの関心の高さを感じました。講師は、自分自身も楽しんだ、自分の国の言葉でお礼を言ってもらい感激した、また機会があったらやりたいなどの感想を残しています。 この授業が、子ども達が世界に向き合うその一歩となれば幸いです。 (「世界ともだちプロジェクト」担当 石坂みどり) ┏┏┏ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┏ [4] 報告「子ども日本語連絡会」 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2月9日(金)午後3時から4時まで、保谷庁舎防災センター6階の会議室で「2017年度日本語適応指導員派遣校及びNIMIC子ども日本語教室関係者懇談会」が開かれました。当日は、今年度適応指導を受け入れた小中学校の副校長やクラス担任の先生方12名、市の職員2名、適応指導員及び子ども日本語教室関係者18名が集まり、適応指導時間の延長、適応指導員・日本語教室スタッフと関係学校・学級担任との連携の重要性などについて意見交換が行われました。 また会議終了後も、学校別の関係者が集まり熱心に情報交換が行われていました。 この会議は、NIMICと教育委員会が交わしている「日本語指導が必要な児童・生徒に対する教育的支援に関する覚書」に基づき、年に1回行われますが、外国につながる子どもたちの環境整備に向けて、意見交換や情報共有をする貴重な場になっています。 ┏┏┏ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┏ [5] 報告「『くらしの情報』担当者合同ミーティング」 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2月20日(火)午後2時から3時半、イングビル第3会議室において、標記のミーティングが行われました。当日は、市報抜粋多言語版の作成にかかわる翻訳者8人、リライトや印刷を担当するスタッフ8人、市の担当者、NIMIC事務局等が集まり、熱心に意見交換が行われました。転居や家庭の事情で、担当者の入れ替わりが続いたので、最初にこの事業の意義を確認するところから始め、3月で丸13年になるこの事業の歴史を振り返りました。 リライトと印刷作業以外は、普段はメールでのやり取りで進めるので、実際に顔を合わせての情報共有や意見交換は貴重な時間になったという声が聞かれました。これからも、日本語での情報収集が困難な人たちに寄り添う活動を続けていきたいと思います。 ┏┏┏ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┏ [6] 世界の国々・人々「アイスランド再訪 雪と氷の中のブルーラグーン」 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 「世界の国々・人々」と題したこのコーナーでは、ある国にスポットをあて、その国の文化・人々との交流を、不定期ですが、いろいろな形でお届けします。 今回は、NIMICの顧問であり、武蔵野大学名誉教授でもある佐々木瑞枝先生の書き下ろしエッセイをご紹介します。 アイスランド再訪 雪と氷の中のブルーラグーン 2月のアイスランド再訪、今回も娘たちと一緒で心強い。 9月に訪れた時には水辺に紅葉が映えていたチョルトニン湖は、真っ白に氷結していて、アイスランド大学には氷の上をショートカットで歩いて行ける。 緯度が高く、冬の太陽は雪景色の空低く、ゆっくりと横に動く。 「極北の冬の太陽は上に昇らないのね」と娘。それにしても寒い。迎えに来てくれたDr.Roseは顔まですっぽりと覆う真っ赤なゴワテックスで身を固めている。「滑るから、アイゼンをつけてね」と用意してくれたアイゼンを三人に渡してくれる。私たちが準備してきた滑り止めがおもちゃに見えるほど本格的なものだ。「今回はブルーラグーンにご案内しましょうね。前回行きそびれたから」と博士。そうそう前回は温泉などあまり魅力に感じなかったけれど、この雪と氷の中なら温泉につかるのも悪くない。 (佐々木瑞枝) ┏┏┏ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┏ [7] 会員より「日本国内の多文化共生:半田だより(18)」 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ NIMICの各種事業のまとめ役として活動されていた白根祐子さんが、ご家族の都合で愛知県半田市に転居されました。アメリカの多文化事情報告終了からしばらくお休み後、今度は国内の多文化事情報告です。 半田での日本語ボランティア再開 3月3日のひな祭り、今年も道明寺系の桜餅でお祝いしました。 前号で、1月はほとんど田無にいたお話をしました。2月8日に半田に本帰宅、そして9日ひさびさに金曜の夜の日本語教室・シランダの会に参加しました。 2か月近く子どもたちと会っていなかったので、覚えていてくれているか心配でした。頭の中も、ババサポーターモードからボランティアモードに切り替えてと思いつつ、会場に行きました。そしたらNちゃんが笑顔で「一緒に勉強して」と手を引っ張ってくれました。心配はとり越し苦労でした。中学生とも勉強し、あっという間の3時間でした。13日~15日、孫の通院があり、また田無に。16日のシランダの会は参加することができました。 19日から小学校の日本語教室のボランティアも再開。3学期、1校は4回、もう1校は3回しか行けません。でも、担当していた6年生が卒業する前に会いたかったので、少ない回数でも受け入れて下さった小学校に感謝です。2校とも、3学期からの転校生がいました。私も転校生の一人を担当することになりました。 ポルトガル語が母語の子で、日本語での意思の疎通はまだまだです。私はポルトガル語は挨拶ぐらいしかできないので、説明する時は考えてしまうこともあります。 少しでも日本語に慣れ、日本語を好きになってもらえるようにと思っています。担当していた子が、学習内容を理解できるようになり、自分のクラスで勉強することになっていたのは、うれしいことでした。 19日の日本語ボランティア再開から、ようやく2018年の半田生活が始まった気がしました。朝のちょこっとウォーキングも始めました。ふんばり街道の桜の木に花芽がついていました。川にはあまり見たことがない水鳥が群れていました。そして、昨年末見たエイがまた泳いでいないかと楽しみにしている半田の早春です。 (NIMIC会員 白根祐子) ┏┏ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┏ [8] キーワードを読む 「多文化共生」について理解を深めるために(133) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ NIMIC設立の理念のなかで大きなウェートを占める「多文化共生」。 この言葉をキーワードに、2006年9月号から多文化共生に関わる本の紹介を始めました。第133回目の今回は、神田神保町にある内山書店と、先日私がそこで買った写真集をご紹介します。 〇内山書店 神田神保町すずらん通りにある内山書店は中国・アジア専門書店です。 100周年を迎えたという老舗で、書店の案内パンフには、初代店主と魯迅のツーショット写真もありました。 1F向かって左手は中国語で書かれた本、日本の絵本『ぐりとぐら』等の中国語版もありました。中央は両方の語学学習者のためのテキストや練習帳など。 右手は日本語で書かれた中国や日本に関する本・・・学者やジャーナリストの書いた本のほかに、留学したり長く滞在したりで中国をよく知る日本人が書いた本、日本の生活が長く日本語がよくできる中国人が書いた本などもあり、視点や内容が様々で面白かったです。2F、3Fにはさらに様々な資料があるようです。 写真集『九龍城砦』 宮本隆司 彩流社 2017年7月 私が内山書店で見つけた写真集です。帯には「巨大高層コンクリート・スラムの内部に入り、その姿を活写した伝説の写真集が、デジタルリマスター版にて装いを新たに復活!」とあります。(『九龍城砦』1997年平凡社の再出版です。) 九龍城砦は香港九龍城地区にある城砦跡地にできた巨大なコンクリート・スラムです。清朝崩壊、香港租借、日本軍の占領、中国の内戦などの歴史の中で治外法権の場となり、あらゆる難民や犯罪者が逃げ込み、阿片窟、賭博場、売春宿がはびこり、「東洋のカスバ」「犯罪の巣窟」とも「魔窟」とも称されました。 無秩序に積み重なったコンクリートの奇異な外観、廊下を覆う配線ケーブル、東京ドームの半分近い狭さに、一時は約5万人の人々が生活していたという混沌とした世界。モノクロームの写真は迫力に満ちた美しさで引き込まれますが、実際にその場に行って自分の五感で体感したらさぞすごかったことでしょう。 この本は、1987年から撮影を始め、1993年に取り壊されるところまでを納めてあります。今はもう存在しないのですが、この九龍城砦の強烈なイメージは、今なお小説やアニメ、ゲームなどに影響を与えているそうです。 (NIMIC会員 根本百合) ┏┏┏ ━━━━━━━━━━━━━━━ ┏ [9] 今後の事業予定 ━━━━━━━━━━━━━━━━━ 3月10日 子ども対象「多言語で楽しく!」 5月 NIMIC通常総会 6月24日 留学生ホームビジット ------------------------------------------------ 今回のNIMIC通信は、いかがでしたでしょうか。 みなさまのご意見、ご感想をお待ちしております。 メールはこちら→→→ info@nimic.jp ★NIMIC通信のバックナンバーはこちらから。 http://www.nimic.jp/index_newsletter.html ------------------------------------------------ ========================= 発行・編集 NPO法人 西東京市多文化共生センター(NIMIC)事務局 住所 〒202‐0013 西東京市中町5-12-32 e-mail info@nimic.jp ホームページURL http://www.nimic.jp/index.html 連絡先 〒188-0012 東京都西東京市南町5-6-18イングビル1F 市民協働推進センター Mailbox №2 ========================= |
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