西東京市多文化共生センター

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  NIMIC通信 No.149(2019年2月号)
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もくじ
[1] イベントお知らせ「子ども対象『多言語で楽しく!』」
[2] 募集「子ども対象『多言語で楽しく!』サポートスタッフ」
[3] 報告「多文化サロン-スリランカ編」
[4] 報告「第10回NPO市民フェスティバルに参加」
[5] 会員より「外国にルーツを持つ人対象:多摩六都科学館のイベント2点」
[6] 世界の国々・人々「サン マーロからモンサンミシェルへ」
[7] 会員より「日本国内の多文化共生:半田だより(28)」
[8] キーワードを読む
     「多文化共生」について理解を深めるために(143)
[9] 今後の事業予定

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┏ [1] イベントお知らせ「子ども対象『多言語で楽しく!』」
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 フィリピン、オランダ、インドネシア、中国出身の外国語話者が子どもたちに、外国語に出会う楽しさを教えてくれます。全体活動は英語で行いますが、小グループでの活動は英語3グループ、中国語1グループに分けます。
 子どもたちに、異なる言語・文化に触れる楽しさを体験させてあげましょう。

日時:3月9日(土)
 ①幼稚園年長-小学2年生:午前10時-11時
 ②幼稚園年少・年中:午前11時30分-午後0時20分
 希望グループ A英語、B中国語を明記してください。
 ※学年は申し込み時点。
 ※会場までは必ず保護者の方が送迎してください。
場所:西東京市南町スポーツ・文化交流センター「きらっと」
定員①、②各32人
 ※応募多数の場合は抽選。
費用:一人500円
申込:往復はがきまたはEメールで、①お子さんの氏名とそのローマ字表記
 ②学年③保護者の氏名④住所⑤緊急連絡先⑥希望グループを明記し、下記へ。
 〒202-8555西東京市役所文化振興課「3/9多言語で楽しく」係
 bunka@city.nishitokyo.lg.jp
 ※Eメールは件名に「3/9多言語で楽しく」と記入してください。
締切:2月14日(木)必着
共催:西東京市
(市報2月1日号をご覧ください)

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┏ [2] 募集「子ども対象『多言語で楽しく!』サポートスタッフ」
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 上記「多言語で楽しく」の3月9日(土)当日のスタッフを募集しています。
 ご協力いただけるNIMIC会員の方は、事務局 info@nimic.jpにご連絡ください。
※Eメールのみで受け付けています。

募集内容 受付・案内・・・4名
時間 集合午前9時、解散予定午後1時

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┏ [3] 報告「多文化サロン-スリランカ編」
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 1月29日の午後、西東京市在住27年、日本にすっかり根を下ろしているスリランカ出身の山崎シルヴァさんを迎え、8人の参加者で多文化サロンを開きました。
 内戦が起きる前のスリランカの暮らしぶり、内戦への外国の関与、観光に力を入れている現在の状況など、ユーモアを交えながらわかりやすい話でした。
 おいしい紅茶と手作りカップケーキを頂きながら、スパイスの種類やその育ち方の説明を楽しみ、最後は自分の名前をシンハラ文字で書くという体験付きで、参加者一同大いに楽しんだ時間でした。
 これからも多文化を楽しむ機会を作っていければと思います。

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┏ [4] 報告「第10回NPO市民フェスティバルに参加」
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 1月19日と20日の2日間、田無のアスタ・センターコートで標記のイベントが開催され、NIMICも参加しました。
 20日のNIMICのパネル展示では2名のNIMIC会員の協力を得て、NIMICの活動やその趣旨などを18人の市民に紹介しました。西東京市の外国人住民の急激な増加の状況や市民ボランティアによる日本語教室についても説明し、市民の理解が深まったようでした。 また、新たな入国管理法による外国人住民の更なる増加も予想される背景もあってか、関心は高いようにも感じました。 
(NPO市民フェスティバル担当 高橋二朗)

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┏ [5] 会員より「外国にルーツを持つ人対象:多摩六都科学館のイベント2点」
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 (1)3/9 「ワクワクかがくかん」絵本をつくろう(やさしい日本語ワークショップ)
日時:3月9日(土) 13:00-15:30
対象 : 外国にルーツを持つ小学生の子どもと保護者
※参加者以外の同伴不可
定員 : 10組
参加費:入館料のみ(大人500円、小学生~高校生200円)
申込方法 : 事前申込 ※応募締切 2/25(月)必着
https://www.tamarokuto.or.jp/event/index.html?c=event&info=1921&day=2019-03-09

(2)3/23 「ぶんぶん文房具」をたのしもう(やさしい日本語で春の特別企画展)
3月23日(土)[1]11:00-12:00  [2]14:00-15:00
対象 : 小学3年生以上の在住外国人の方
※小学生は保護者といっしょにきてください
※やさしい日本語によるせつめいです(英語通訳もつきます)
定員 : 各回10人
参加費 : 入館料のみ(大人500円、4歳-高校生200円)
参加方法 : 当日開催時間中、直接イベントホールに来てください(先着順)
https://www.tamarokuto.or.jp/event/index.html?c=event&info=1926&day=2019-03-23

(NIMIC会員 山辺真理子)

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┏ [6] 世界の国々・人々
        「サン マーロからモンサンミシェルへ 」
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 「世界の国々・人々」と題したこのコーナーでは、ある国にスポットをあて、その国の文化・人々との交流を、不定期ですが、いろいろな形でお届けします。
 今回は、NIMICの顧問であり、武蔵野大学名誉教授でもある佐々木瑞枝先生の書き下ろしエッセイをご紹介します。

サン マーロからモンサンミシェルへ

 船がサン マーロの港に着いたのは、夕暮れ間近な頃、さて車もない私たちはどうやってモンサンミシェルに行ったらいいの?
 でも、太陽は少しずつ西に傾き始め、明るい内に目的地にたどり着くためには何とかしなくては!
 ちょっと焦りながら、港にあるバーに飛込み、「すみません。タクシーを呼んでもらえませんか?モンサンミシェルに行きたいんですけど」と。バーのカウンターで楽しんでいた多分地元のフランスおじさま達「いいよ、電話してあげよう。でも、高いよ!」と。
 二人の日本人女性が団体ツアーでもなく、こうしてフランスの港のバーに飛び込んで来たこと自体、彼らには愉快な出来事だったと見え、カウンターの椅子を進められ、一杯おごってもらい、10分くらいしてタクシーに乗り込んだ。
 「あとどのくらいでモンサンミシェル?」、ちょっと小太りの運転手さんに何度同じ質問をしたことか、そしてついに「見えた」、前方の遥か先に、悠然とモンサンミシュルが現れた。それからはタクシーは傾きかける夕陽と競争するかのようにぐんぐん近づき、夕焼けに染まるベストなタイミングでモンサンミシュルに到着。
 何とラッキーな私たち、潮が少しずつ満ちて来て、夕陽は西に傾き、私たちは大満足で長い歴史を持つ壮大な建築の修道院に足を踏み入れた。
(佐々木瑞枝)

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┏ [7] 会員より「日本国内の多文化共生:半田だより(28)」
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 NIMICの各種事業のまとめ役として活動されていた白根祐子さんが、ご家族の都合で愛知県半田市に転居されました。アメリカの多文化事情報告終了からしばらくお休み後、今度は国内の多文化事情報告です。

大須商店街の多国籍

 2月3日の節分に、尾張四観音の一つで、恵方の龍泉寺に行ってきました。
 四観音ではありませんが、名古屋では大須観音が有名です。この大須観音を起点として広がる九つのアーケード商店街が、私のお気に入りの場所の一つです。九つの商店街で約400店舗、地区全体では約1200店舗が集積し、全体で「大須商店街」を構成しています。大須は江戸時代の初め、大須観音とその周辺の寺社の門前町として発展しました。現在に至るまで、歓楽街、商業地域として栄えた時期や、さびれてシャッター商店街と化した時期がありました。しかし、今はシャッター街から再生し、さらなる発展を遂げた稀な商店街になっています。
 大須は年齢性別国籍を問わず様々な人たちが集う活気ある街です。大須に行くと、必ず行くのが、ブラジル家庭料理専門店です。ここの名物は、鶏の丸焼きです。秘伝のたれに一晩漬けこんだ丸鶏を、職人さんがじっくり丁寧に店頭で焼き上げています。ロースターでくるくると焼き上げられることで、余分な脂が落ち、外の皮はパリッと香ばしく、中はふっくら。美味しいです!スタッフは全員ブラジル人ですが、日本語を話せますので、注文等で困ることはありません。
 商店街を歩いていると、ブラジルのほかに、タイ、ベトナム、メキシコ、インド、イタリア、韓国、中国等の料理店がいろいろあります。ここでも、東京の新大久保で流行っている、韓国風チーズドッグ・ハッドグのお店が6軒あります。どの店も行列ができています。お店によって、ソーセージの有る無しやチーズの種類、衣の感じが少しずつ違います。お店の横にベンチや食べるスペース、ごみ箱があります。ハッドグを食べたあとのごみ等の問題はないようです。チーズがのびるのがハッドグのうりなので、私もアツアツをお店の横で食べました。これまた美味しい!今年も電車で行けるブラジルに行きたいと思います。
(NIMIC会員 白根祐子)

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┏ [8] キーワードを読む
        「多文化共生」について理解を深めるために(143)
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 NIMIC設立の理念のなかで大きなウェートを占める「多文化共生」。この言葉をキーワードに、2006年9月号から多文化共生に関わる本の紹介を始めました。
 第143回目の今回は、ヤングアダルト向けの日本外交の入門書です。

高校チュータイ外交官の イチからわかる!国際情勢
島根玲子著 扶桑社 2018年8月

 著者は1984年生まれ。ご本人の自己紹介から:公立高校で落ちこぼれて留年中退を繰り返し、コギャルとなりました。日焼けマシンで肌を焼き、髪は金髪、渋谷や六本木で夜を明かして朝帰りの日々。そんなある朝、テレビの『日本昔ばなし』の再放送のエンディングの歌「いいないいな にんげんっていいな…」を聞いているうち、ボロっと目が覚めたのだそうです。
 それから、勉強を始め、大検を取り、青山大学の英文科に入り、早稲田大学法科大学院へ進み、司法試験に合格し、2011年外務省にはいりました。2016年の伊勢志摩で開かれたG7サミットでは広報を担当し、「サミットってなに?外交ってなに?」というテーマで三重県の学校に出前授業をしました。・・・そこから発展して、この本が生まれたようです。
 内容は、今の世界と日本、外交、食料とエネルギー、関税と産業、自由貿易、平和、核兵器、難民、移民、領土、海と空、貧困、国際協力など。
 近隣の国々と、世界の国々と仲良くし、お互いの文化や立場を理解し尊重して共存していく・・・国レベルで多文化共生を考えるのが「外交」です。とても分かり易く「外交」を解説してくれる本で、ティーンエイジャーだけでなく、大人の方にも是非おすすめです。特に、(領土、海と空)は日本人が知っていなければならないことだと思います。
 この本を読んで、著者は非常に優秀な外交官であり、これからいい仕事をなさるだろうなと思いました。元コギャルが目覚めてこんなに活躍しているこの国は面白い。日本の未来は明るいと、うれしくなりました。
(NIMIC会員 根本百合)

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┏ [9] 今後の事業予定
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3月9日  子ども対象「多言語で楽しく」


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今回のNIMIC通信は、いかがでしたでしょうか。
みなさまのご意見、ご感想をお待ちしております。
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