西東京市多文化共生センター

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  NIMIC通信 No.150(2019年3月号)
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もくじ
[1] イベントお知らせ
     「外国人対象『江戸東京たてもの園』見学とお花見交流会」
[2] 募集「『江戸東京たてもの園』見学とお花見交流会・当日ボランティア」
[3] 募集「第13回留学生ホームビジット2019実行委員」
[4] 報告「子ども日本語連絡会」
[5] 報告「世界ともだちプロジェクト2018終了」
[6] 報告「無料の同時翻訳アプリUDトーク・デモに参加しました」
[7] 世界の国々・人々「娘たちとミャンマーへ 日本との仏教観の違い」
[8] 会員より「日本国内の多文化共生:半田だより(29)」
[9] キーワードを読む
     「多文化共生」について理解を深めるために(144)
[10] 今後の事業予定

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┏ [1] イベントお知らせ
      「外国人対象『江戸東京たてもの園』見学とお花見交流会」
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 NIMIC土日プロジェクトメンバーの企画で、現在外国人参加者を募集中です。
 皆さんの回りの方々に声をかけ、広報にご協力ください。
 NIMIC会員の外国人の皆さんも、ぜひご参加ください。

<やさしい日本語版>
「外国人のみなさんへ: むかしの日本のたてもの見学ツアーとお花見こうりゅうかい」

 外国人のみなさん、NIMICは小金井公園の「江戸東京たてもの園」の見学ツアーと桜のきせつにお花見をしながらおしゃべりをする会をします。
 通訳(英語、中国語、韓国朝鮮語)もあります。

とき: 3月23日(土) 
たてもの園見学ツアー 13:00~15:00 雨でもやります
お花見と交流会   15:00~16:00 雨のときはやりません
あつまる所:「江戸東京たてもの園」入口前
http://tatemonoen.jp/raien/access.php
募集人数:20人(先着順)
対象: 西東京市内に住んでいる、学んでいる、働いている外国人
 (小学生はお母さんやお父さんといっしょにどうぞ)
申し込み:3月15日(金)までに名前、住所、電話番号、メールアドレス、
 じぶんの国のことば、通訳がいるかいらないか、お花見交流会に
さんかするかしないか、を書いて、info@nimic.jpにメールを送ってください。
 (メールに書くことは、このイベントだけに使います。)
費用: 入園料320円 (小中学生は無料です)

問い合せ: NIMIC (info@nimic.jp)
090-3346-3755 (たけむら)/090-4951-1334 (たなべ)

<英語版>
Dear Friends from Abroad,
Let´s go back to old Japan and enjoy cherry blossom viewing party

Visit the EDO-TOKYO OPEN AIR ARCHITECTURAL MUSEUM to see old
buildings and enjoy free conversation at cherry blossom viewing party in
KOGANEI park
NIMIC plan it with interpreter (English, Chinese, Korean)

Time: March 23. 2019. (Sat)
EDO-TOKYO OPEN AIR ARCHITECTURAL MUSEUM; 1pm~3pm
(Open on rainy days )
Cherry blossom viewing party; 3pm~4pm (call off on rainy day)
Where to meet:
In front of the EDO-TOKYO OPEN AIR ARCHITECTURAL MUSEUM.
http://tatemonoen.jp/raien/access.php
Max participants:  20
Invitees: Residents, students and workers of Nishitokyo city
(Elementary school boys and girls must be escorted by their parents)
Information for the application form:
name, address, phone number, E-mail address, native language. need or
need not interpretation, participate or not in cherry blossom party
 (This information will be used only for NIMIC events.)
Admission fee:  ¥320. (Free for junior high school students and under)
Deadline for application: March 15 (Fri.)
Apply for:  info@nimic.jp
The person in charge : TAKEMURA 090-3346-3755/TANABE 090-4951-1334

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┏ [2] 募集「『江戸東京たてもの園』見学とお花見交流会・当日ボランティア」
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 上記イベントの、当日ボランティアスタッフを募集します。

仕事:各参加外国人グループの 「たてもの園」 見学および花見交流会の進行補助
人数:若干名(3/16午後の事前ミーティングに参加できる人)
時間:集合3月23日午後12時、解散午後5時ごろ
事前ミーティング:3/16土 1400-1600 ゆめこらぼ
 (イングビル1F/田無駅南口徒歩2分)
申込み:3月12日(火)までに、メールでinfo@nimic.jpに申し込んでください。
メールタイトルを「3/23たてものツアー」としてください。担当:高橋

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┏ [3] 募集「第13回留学生ホームビジット2019実行委員」
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 NIMIC設立2年目から続いている留学生ホームビジットを、2019年度も以下のような準備期間を経て、6月23日(日)に実施します。

 1日だけのホームビジットですが、留学生にとっては日本の家庭を肌で感じる時間となり、受け入れ家庭も多文化に触れ、世界を身近に感じるようになったと、毎年好評です。
 参加者募集の広報、受け入れ家庭説明会準備、留学生や受け入れ家庭との連絡、留学生と受け入れ家庭のマッチングなどに実行委員としてかかわってみませんか。
 ミーティング回数が少ないなど、それほど負担なく参加できるにもかかわらず、スタッフとしての充実感を味わうことができ、楽しかったという感想が寄せられています。 

主なスケジュール
3月22日(金) 午後4時30分-6時   第1回実行委員会
         (イングビル3F、第3会議室)
4月15日号(市報)に受け入れ家庭募集記事掲載
近隣大学にチラシポスター郵送(留学生募集)
5月 18日(土)、19日(日) 受け入れ家庭説明会
6月23日(日)ホームビジット当日

 分担して進めますので、すべてにかかわる必要はありません。ミーティング
日時にご都合が悪い方も、その旨を書いてお申し込みください。
 なお、情報共有はメールで行いますので、申し込みもメールでお願いします。

申込み Email:info@nimic.jp
 (タイトルを「留学生ホームビジット実行委員」としてください)

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┏ [4] 報告「子ども日本語連絡会」
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 2月25日(月)、「2018年度日本語適応指導員派遣校及びNIMIC子ども日本語教室関係者懇談会」が開かれました。長い名前の会ですが、簡単に言うと外国につながる子どもたちに関わる大人が一堂に会する会です。参加したのは、市職員・小中学校の副校長や担任の先生方・日本語適応指導員・子ども日本語教室スタッフ、合わせて32名でした。
 毎年行われている会ですが、今年は5-6人の小グループに分かれて懇談しました。ふだん顔をあわせることのできない先生方とスタッフ、指導員が、子どもたちの現状や、彼らのために何ができるか、どうすればよいかなど、情報の共有や意見交換をすることができました。今後も学校と連携しながら子どもたちの支援をしていきたいと思います。
(中学部スタッフ 土屋孝子)

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┏ [5] 報告「世界ともだちプロジェクト2018終了」
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 NIMICでは、昨年度に引き続き、西東京市よりオリンピック・パラリンピックに向けての国際理解授業「世界ともだちプロジェクト」の委託を受け、市内小中学校で26日(1日に3-4時間)の授業を行いました。今年度は、トルコ、エストニア、ポーランド、タジキスタン、フランス、イギリス等16か国の留学生や市内在住の講師が、それぞれ自分の育った地域の生活の様子を、自分の思いとともに、子どもたちにわかり易く伝えていました。授業が終わって間もなく帰国する留学生も多く、授業の楽しい経験がお土産になったようです。
 子どもたちからは、文化も言葉も違うからこそ、お互いのことを知るのは楽しいし面白いのだ、といった多文化共生に踏み出した感想が多く寄せられました。
 このような授業が持続的に行われることが大切だと思っています。
(世界ともだちプロジェクトコーディネーター 石坂みどり)

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┏ [6] 報告「無料の同時翻訳アプリ UDトーク・デモに参加しました」
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 2月8日(金)理事会前の40分余り、窓口対応スタッフ、理事など6人が、ゆめこらぼで「UDトーク」のデモンストレーションに参加しました。UDトークとは、音声認識技術を用いた高性能同時翻訳アプリです。元は、聴覚障害者のためのコミュニケーションアプリとして開発されましたが、その音声認識技術の高さから、多言語対応の同時翻訳アプリとして発展しました。現在、およそ35の言語に対応しているそうです。センター窓口での多言語相談や、日本語での講演を聞き手の持つスマホにそれぞれ別の言語で翻訳文を表示できるなど、今後の活用が期待されます。

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┏ [7] 世界の国々・人々
      「娘たちとミャンマーへ 日本との仏教観の違い」
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 「世界の国々・人々」と題したこのコーナーでは、ある国にスポットをあて、その国の文化・人々との交流を、不定期ですが、いろいろな形でお届けします。
 今回は、NIMICの顧問であり、武蔵野大学名誉教授でもある佐々木瑞枝先生の書き下ろしエッセイをご紹介します。

娘たちとミャンマーへ 日本との仏教観の違い

 私が子供の頃、父が文部省のユネスコ課に勤務していた関係で、外国の方が我が家をよく訪れた。その中の一人がビルマ大使館の公使ダッタン氏、お名前は忘れたがにこやかな笑顔は今も思いだす。
 ビルマ大使館でのこと、その公使が黄色い僧衣を着たお坊さんの前でいきなり土下座してお辞儀をしたのを見て子供心に「ビルマでは僧侶の身分がそんなにも高いのかしら」と驚いたのを覚えている。

 1989年、ビルマは独立してミャンマーとなり、私たちも自由に渡航できるようになった。さっそく娘たちとミャンマーへ。ちょっと不安もあったので、現地ガイドの日本語のできる女性をお願いした。
 彼女のおかげもあって、一般の旅行者には行けない場所や経験もすることができた。その一つがミャンマーの人の仏教観を知ったことだ。小乗仏教の国なので、ほとんどの国民が「生まれ変わり」を信じている。「この世で良い行いをして幸せな人間に生まれ変わりますように」と、この世で「善」を行うことを信条に生きている人が多いという。日本人にそういう仏教観を持った人はどのくらいいるだろうか?
 なるほど、人々の笑顔は魂の平安から生じているようで、物欲はなく、ちょっとでもお金があれば、「貧しい人に施しをしたり、仏像に金箔を貼るのよ」とガイドさん。お墓も「生まれ変わるのだから、立派なお墓は必要ない」と家のそばに木が一本あるだけのお墓も多いという。
 バガンの遺跡は11世紀から15世紀に建てられたもので、カンボジアのアンコールワット、インドネシアのボロブドゥールと並ぶ世界三大仏教遺跡だそうだが、私がバガンの遺跡群に入った途端、不思議な「気」を感じた。
 アンコールワットでぞろぞろと観光客と一緒に歩いたのとは違い、夕陽をあびる中、3000基もの仏塔がシルエットのように浮かぶ姿はこの世のものとは思われない雰囲気を醸し出していた。
 でも、今は成田からヤンゴンまで直行便もあるし、観光客も増えているようなのでどうなっていることか???
 1990年代のバガンがそのままでありますように。
 ミャンマーの人々が今も変わらぬ仏教観を持っていますようにと願わずにはいられない。
(佐々木瑞枝)

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┏ [8] 会員より「日本国内の多文化共生:半田だより(29)」
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 NIMICの各種事業のまとめ役として活動されていた白根祐子さんが、ご家族の都合で愛知県半田市に転居されました。アメリカの多文化事情報告終了からしばらくお休み後、今度は国内の多文化事情報告です。
               
ごみ箱から思うこと

 3月、学期末、学年末。日本語教室の子どもたちも、進級を楽しみにしています。
 さて、2月に大須商店街のお話をしました。その大須の商業ビルで一つのごみ箱が目にとまりました。一般ごみ、かん、ビン、ペットボトルと書かれた下に、英語・中国語・ポルトガル語が書いてありました。ポルトガル語だ!っと、思わずごみ箱の写真をとりました。ポルトガル語表記があるごみ箱を初めてみました。愛知県は外国人住民数の国籍別ではブラジルが22.6%(2018年6月現在)です。ブラジルパワーを見た気がしました。このごみ箱を見てから、駅や空港、ビルに設置されているごみ箱が気になり始めました。奈良の近鉄の駅、セントレア空港のごみ箱は日本語の下に、英語・中国語・韓国語が書いてありました。新千歳空港で見たごみ箱は、英語・中国語・ロシア語でした。ロシア語というので北海道とロシアが近いのだということを再認識しました。
 ごみ箱ではありませんが、先日名鉄に乗った時見た広告の話を一つ。
 その広告は、「割り込み乗車はおやめください」「混雑時はリュックは棚の上に置くか手でお持ちください」という内容でした。絵が描いてあり、日本語・英語・中国語・韓国語で表記されていました。名鉄も工夫しているなあと思いました。
 自分の生活圏や外出圏に書かれている多言語表記を見るたびに、そこに住んでいる人、利用している人、訪れる人に思いがいきます。
 先述の新千歳空港ですが、2月の三連休の時、半田の友だちと雪まつり&スキーに行ってきました。中国の春節、韓国の旧正月の流れと重なり、雪まつり会場、小樽の街、スキー場にたくさんの海外からのお客様が来ていました。
 小樽のお寿司屋さんで会った日本人のご夫婦は、「周りがみんな外国の人で驚いた。いい経験をさせてもらった」と話していました。もうすぐ、「驚き」が「普通」になってくるかもしれません。
(NIMIC会員 白根祐子)

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┏ [9] キーワードを読む
       「多文化共生」について理解を深めるために(144)
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 NIMIC設立の理念のなかで大きなウェートを占める「多文化共生」。この言葉をキーワードに、2006年9月号から多文化共生に関わる本の紹介を始めました。
 第144回目の今回は、今話題の絵本です。

数え方のえほん   高野紀子作 あすなろ書房 2017年10月 1400円

 身の回りにある様々な物の絵とともに、その数え方を教えてくれます。
 例えば、ホットケーキは1枚、重ねたら1組、切ってみると? 魚は水族館で泳いでいるのは1匹、魚屋さんでは1本とか1尾、イカは1杯、するめは?
 変わったものでは、仏壇、仏像、お位牌、神社、鳥居、狛犬は?お神輿は?
 とても面白いのですが、おわかりのように非常に詳しいのです。外国の人よりも、日本語を教えている日本人の方にお勧めします。小型絵本1冊にかわいい絵とともに情報満載。日本語教師の方はぜひ手元に1冊おそなえください。
(NIMIC会員 根本百合)

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┏ [10] 今後の事業予定
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3月9日  子ども対象「多言語で楽しく」
3月23日 「江戸東京たてもの園」見学とお花見交流会

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今回のNIMIC通信は、いかがでしたでしょうか。
みなさまのご意見、ご感想をお待ちしております。
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