西東京市多文化共生センター

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 NIMIC通信 No.154(2019年7月8月合併号)
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もくじ
[1] イベント「多文化体験with Kids-
   『世界の子どものおもちゃで遊ぼう!まわす・なげる編』」
[2] 募集「『多文化体験with Kids-実行委員および当日ボランティア」
[3] 募集「『西東京市日本語スピーチコンテスト2019』実行委員」
[4] お知らせ「外国人のためのリレー専門家相談会」
[5] 報告「第13回留学生ホームビジット」
[6] 報告「日本語を母語としない親子のための多言語高校進学ガイダンス」
[7] 事務局より「多摩六都科学館の『ミュージアムを中心とした
      地域の多文化共生プロジェクト』に協力」
[8] 世界の国々・人々「1970年代のドキドキアメリカ一周旅行」
[9] 会員より「日本国内の多文化共生:半田だより(33)」
[10] キーワードを読む
     「多文化共生」について理解を深めるために(148)
[11] 今後の事業予定

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┏ [1] イベント「多文化体験with Kids-
   『世界の子どものおもちゃで遊ぼう!まわす・なげる編』」
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 乳幼児をもつ家族がいろんな国の文化を体験するイベント「多文化体験with Kids」を市と共催で開催します。今回のテーマは「世界の子どものおもちゃで遊ぼう!まわす・なげる編」。いろんな国のたくさんのおもちゃの中から“まわす”“なげる”に注目して、親子で楽しく遊んでいただきます。NIMIC理事楊氏による二胡演奏も予定しています。
 
日時:9月8日(日)午前10時30分-12時
場所:イングビル3階会議室(田無駅南口徒歩3分)
対象:0才-小学校低学年の子どもとその保護者
材料費:2歳以上ひとり100円
定員:親子10組(抽選)
申し込み方法
(1)子どもの名前・年齢(月齢)
(2)保護者の名前
(3)当日連絡のつく電話番号
を記入して、withkids@nimic.jpまでメールで申し込んでください。

締め切り:9月1日(日)
申込者多数の場合は、抽選をし参加の可否を9月2日までに連絡します。
(申し込みアドレスからのメールを受信できるよう設定してください)

連絡・問合せ: withkids@nimic.jp (担当:冨田まり子)

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┏ [2] 募集「『多文化体験with Kids-実行委員および当日ボランティア」
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 上記イベントの実行委員(事前準備から参加)、および当日ボランティアを募集します。

仕事の内容:事前準備、会場設営、受付や工作の手伝いなど
日時:実行委員は、7/18(木)と8/1(木)午前10時からイングビル1階「ゆめこらぼ」
9/2(月)午前10時からイングビル3階会議室
当日ボランティアは、9/8日(日)午前9時から12時過ぎイングビル3階会議室
申込締切:9月2日(月)
※お子さんと一緒に参加できます。

連絡・問合せ withkids@nimic.jp (冨田まり子)

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┏ [3] 募集「『西東京市日本語スピーチコンテスト2019』実行委員」
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 NIMICでは市と共催で、12月1日(日)に在住外国人の方による第9回日本語スピーチコンテストを開催します。
 そこで、市内日本語ボランティア教室の方々と一緒に、スピーチコンテストと交流会の企画運営を進める実行委員を募集します。

第1回実行委員会
7月26日(金)午後4時30分-6時30分 イングビル3階 第4会議室

 この日程に参加できない方、週末しか参加できない方などもご相談ください。
 今後、月に1回程度のミーティングを予定しています。
 毎年100人くらいの人たちが参加するイベントで、ボランティアの仕事も様々です。自分のできることをやりながらイベントを楽しんでみませんか。
ぜひご参加ください。

申し込み、問い合わせは NIMIC事務局info@nimic.jpまで。
(タイトルを「スピコン実行委員」としてください。)

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┏ [4] お知らせ「外国人のためのリレー専門家相談会」
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 弁護士、行政書士、社会保険労務士、税理士、フェミニストカウンセラー等に無料で相談ができます。国際結婚・離婚、事故、ビザ、在留資格、労働問題、税金、年金、健康保険、パートナーからの暴力(DV)のことなど。

日時:2019年8月24日(土)13:00-15:30
場所:南町スポーツ・文化交流センター「きらっと」
(西武新宿線田無駅南口徒歩4分)
※当日直接会場へ。(予約もできます:西東京市多文化共生センター TEL042-461-0381)
※秘密は守ります。
※相談をスムーズに行うため、契約書などの資料があれば、相談会にお持ちください。
※相談には通訳ボランティアが付きます。
言語:英語、中国語、韓国・朝鮮語、スペイン語、フランス語
当日、言語が変更になる場合があります。当日の通訳情報は、http://www.city.nishitokyo.lg.jp/event/manabu_kangaeru/free-soudan31.html
で見ることができます。

【Free consultation for Foreign Residents】
Date: August 24th (Saturday), 2019
Time: 13:00~15:30
Venue: Minamicho Sports&Culture Center “Kiratto” of Nishitokyo City,
2nd floor (4minutes walk from the South Exit of Tanashi Station ,
Seibu Shinjuku Line)
※Appointments are not required. Please come directly to the venue during
the consultation hours. You may make an appointment in advance if you
prefer to. (Please call the Nishitokyo Multicultural and International Center for
reservations. Tel. 042-461-0381).

Free counseling with professionals including lawyers, administrative procedures
legal specialists, social insurance and labor consultants and certified public tax
accountant will be offered as well as counseling that specializes in women’s
issues. The professional consultation covers issues related to international
marriages and divorces, accidents, visas, residents status, labor problems,
taxes, pensions, health insurances, domestic violence, etc.

※ All consultation will be strictly confidential and your privacy will be assured.
※If there is any specific document you would like to consult on, such as
official agreements or contract, please bring it with you in order to enable the
consultants to better understand your situation.
※ The interpreting service by volunteer interpreters for English, Chinese,
Korean, Spanish and French is scheduled on the day but it may change
depending on the interpreter’s availability.

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┏ [5] 報告「第13回留学生ホームビジット」
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 6月23日(日)第13回留学生ホームビジットが開催されました。
 今年の受け入れ家庭は23家庭、留学生は46人(男性19名、女性27名、14か国から)と大勢の方々に参加頂き、今までで最大規模の賑やかなホームビジットになりました。 
 対面式のあと、各ご家庭ではそれぞれに趣向を凝らし、留学生を温かく迎え入れてくださったようです。
 終了後には家庭の方から 「まだ日本に来て間もないとは思えないほど日本語も流暢で、志高く外国に来て頑張る2人に私達も刺激をもらえたと思う。素晴らしい機会をありがとうございました」と。また、留学生からは「私にとってこの体験は日本の大切な思い出、有意義な体験でした」また、「ホストファミリーはとても親切で、文化の違いや様々な人生経験の話が聞けて、素晴らしい時間でした」等報告がありました。受け入れ家庭の方々、また、留学生にとっても貴重な国際交流の場になったようです。
 来年も、また、どんな出会いがあるのか楽しみです。
(実行委員 三村志津子)

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┏ [6] 報告「日本語を母語としない親子のための
       多言語高校進学ガイダンス」
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 7月7日(日)、標記のガイダンスが武蔵境のスイングビルで開催されました。
 このガイダンスは、9言語の通訳を介して日本の高校入試制度の説明、個別相談をおこなうものです。
2001年に初めて開催され、2009年より武蔵野会場でも開かれるようになりました。現在ではNIMICも実行委員として開催にたずさわり、子ども日本語教室からも毎年、生徒や保護者が参加しています。今年は70名近くの生徒が訪れ、付き添いの人も含めると昨年より大幅に増えて150名もの人が集まりました。また、今年はNIMIC子ども日本語教室を卒業した高校生2人が体験談を語ってくれました。後半では、10名以上の都立高校の先生、中学校の先生が個別の相談に応じ、時間を過ぎても熱心に高校のことや夏休みの過ごし方などを質問する姿が見られました。
 このようなガイダンスは、7月から10月にかけて都内6地域で開かれています。
 ひとりでも多くの日本での高校進学を考える生徒が参加できることを願っています。
(子ども日本語教室中学部 清水智子)

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┏ [7] 事務局より「多摩六都科学館の『ミュージアムを中心とした
       地域の多文化共生プロジェクト』に協力」
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 西東京市にあり世界規模のプラネタリウムを持つ多摩六都科学館が、文化庁の補助金を得て進める多文化共生事業に、NIMICは地域のNPOとして協力します。
 5年間を通しての取り組みで、5年後には博物館における多文化共生の取り組みに関する国際シンポジウムを開催し、科学館を核とした多文化共生の地域づくりモデルを広げていくことを目指しています。
 初年度は、国内外の博物館の取り組みの実態調査、多言語化等サービス向上の環境整備の推進、在住外国人向けプログラムの開発等を進めるそうです。
 NIMICでは、「たまろくミュージアム多文化共生推進実行委員会」に参加するなど、地域のNPOとして意見を述べたり、在住外国人の方々にプログラム参加を呼び掛けたり、小さな協力を積み重ねていく予定です。

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┏ [8] 世界の国々・人々「1970年代のドキドキアメリカ一周旅行」
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 「世界の国々・人々」と題したこのコーナーでは、ある国にスポットをあて、その国の文化・人々との交流を、不定期ですが、いろいろな形でお届けします。
 今回は、NIMICの顧問であり、武蔵野大学名誉教授でもある佐々木瑞枝先生の書き下ろしエッセイをご紹介します。

1970年代のドキドキアメリカ一周旅行

 当時、弟の和樹ちゃんがボストンの大学院で勉強中だった。「子どもたちが夏休みになったら、アメリカに遊びに来ない?」という弟の誘いに夫も「美菜は小学生、由花も幼稚園に入って聞き分けがよくなったから、二人を連れていってきたら?」と。当時はまだ自由な旅行は一般的ではなかったが、まだ30代の私は怖いもの知らず、二人の子どもの数種類の予防注射や国際電話でニューヨークのホテルの予約(まだ今のようにインターネットはなく、自宅からの国際電話だった)、ウキウキと旅の準備を始めた。
 アメリカのガイドブックを買って(といっても確かJTBが出しているものが頼りだった)、ニューヨークーボストン、そこからカナダにいってナイアガラの滝も見たい(見せたい?)、ヨセミテ国立公園にも行きたいけど、車で行けるのかな?
 サンフランシスコのゴールデンゲートブリッジ、ロスアンジェルスでは子どもを連れてディズニーランドにも行きたいし・・・できれば、メキシコにも足を伸ばしたい。何より太陽と月のピラミッドは見逃せない!
 夢は果てしなく広がり、買った航空券はアメリカ一周にカナダ、メキシコも含む一年使えるチケットだった。娘たちは半額だったと思うけれど、いくらかかったのか全く記憶にない。
 弟も一緒ということで、夫はまったく心配していなかったようで、「君も和樹ちゃんも英語が堪能だから、心配ないと思うけど、何かあったら国際電話してね」と分厚い一万円札の旅行小切手を渡してくれて、笑顔で空港まで送りに来てくれた。「旅行小切手はパスポートがないと使えないから安心だよ」と。
 しかし、ヤングママの子連れアメリカ大旅行は珍事や事件の連続だった。
 次号からは1970年代のアメリカ旅行を思い出しながらお届けしようと思う。
(佐々木瑞枝)

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┏ [9] 会員より「日本国内の多文化共生:半田だより(33)」
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 NIMICの各種事業のまとめ役として活動されていた白根祐子さんが、ご家族の都合で愛知県半田市に転居されました。アメリカの多文化事情報告終了からしばらくお休み後、今度は国内の多文化事情報告です。

お城歩きと多言語

 6月16日に、岐阜県可児市の明智に行ってきました。明智光秀が生まれ育ったといわれている明智城跡があります。(光秀の出生地といわれているところは他に4か所あります)明智城跡から明智氏歴代の墓所がある天龍寺へ。昼食後、可児市の飛び地の兼山の美濃金山城跡に行くことにしました。
 兼山の可児市観光交流館でお城のパンフレットなどをもらっていると、「Home Edition Kani City Disaster Prevention Guidebook 可児市防災ガイドブック」というのが目に留まりました。内容は、日本語と英語で、地震編、風水害編、火災編の3項目に分かれ、対処法が書いてあります。指定避難所マップもついています。
 ガイドブックの横に、防災ポケットガイドもおいてありました。これも日本語と英語で書かれています。
 例えば、ひらがなで『「なにがおこっているのですか?」じしん かじ こうずい じこ』。これを英語で“What is going on?”earthquake fire flood accident と対応しています。「私のデータ」を書く欄や119、110、可児市多文化共生センターの電話番号も載っています。
 可児市は2019年4月現在、7660人の外国籍の人が暮らしています。市の人口の7.5%にあたります。そのうち4割がフィリピン。次に多いのがブラジル。中国、韓国・朝鮮、ベトナムが続きます。防災ガイドブックにポルトガル語が書いてないのが、少し気になりました。調べてみると、岐阜県国際交流センターが「日本語・英語・中国語」「日本語・ポルトガル語・タガログ語」の2種類の防災ガイドを出していることがわかり、安心しました。
 もう一つ、「多文化共生プロジェクト2019 参加者募集」というチラシも見つけました。主催は(公財)可児市文化芸術振興団で、様々な言葉や文化を持った人々、年齢、障がいに関係なくあつまった人々とともに演劇をつくるというプロジェクトです。今年で12年目です。日本語(ルビ付き)、英語、ポルトガル語で書かれていました。オーディションがあり本格的です。お城歩きから多言語対応につながった1日でした。
(NIMIC会員 白根祐子)

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┏ [10] キーワードを読む
     「多文化共生」について理解を深めるために(148)
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 NIMIC設立の理念のなかで大きなウェートを占める「多文化共生」。この言葉をキーワードに、2006年9月号から多文化共生に関わる本の紹介を始めました。
 第148回目の今回は、日本人なら多分誰でも知っている言葉ばかりです。

絵本『あそびうたするもの このゆびとまれ』
絵本『あそびうたするもの よっといで』
  中脇初枝編 ひろせべに絵 福音館書店 2019年4月刊
 
 日本人ならみんなが知っていて、生活の中で何気なく口ずさんでいる歌やおまじない、言葉を集めた絵本です。「・・・するものこの指とまれ」「どれにしようかな、・・・のいうとおり・・・」「ちちんぷいぷい」「せっせっせーのよいよいよい」「かーえろ かえろ、からすがなくから かえろ」
 他にもかぞえ歌、絵描きうた、手遊びしながら歌う歌、早口言葉、悪口言葉など。
 私も、全部知っています。でも、いつどこで聞いたのか、誰から教わったのか、もちろん覚えていません。改めて教わるのでなく、親子や子どもどうし遊ぶ中でいつの間にか覚えたのでしょう。
 今なぜこの絵本が作られたのか、子どもどうしでこうした言葉が受け継がれなくなってきたのなら、寂しいことだなと思います。絵本から、これらが子どもの心に刻み込まれるとは考えにくいです。みなさん、大人の方は、ぜひ子どもたちに折に触れて歌いかけて、ささやかな伝承文化を伝えてあげてください。
 そう、これらは、日本語学習のテキストでは、ほとんど見ない言葉ばかりです。
 日本語を学ぶ人には、ぜひ教えてあげましょう。きっと、日本語教師のための絵本かな?
(NIMIC会員 根本百合)

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┏ [11] 今後の事業予定
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7月28日 浴衣を着て夏祭り
9月8日 多文化体験with Kids

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今回のNIMIC通信は、いかがでしたでしょうか。
みなさまのご意見、ご感想をお待ちしております。
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