西東京市多文化共生センター

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  NIMIC通信 No.162(2020年4月号)
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もくじ
[1] お知らせ「多文化共生センターの閉所が続いています」
[2] 事務局より「NIMIC総会について」
[3] 事務局より「2019年度会費納入のお願い」
[4] 報告「広報ミーティングをzoomで開きました」
[5] 世界の国々・人々「南イタリアへの女4人旅(1)」
[6] 会員より「日本国内の多文化共生:半田だより(41)」
[7] キーワードを読む
    「多文化共生」について理解を深めるために(156)
[8] 今後の事業予定

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┏ [1] お知らせ「多文化共生センターの閉所が続いています」
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 新型コロナウイルス感染症対策として、西東京市の方針により、市の施設である「多文化共生センター」は、3月2日から5月6日まで閉まっています。
 ただし、通常の時間帯は、電話やEメールでの相談は受けています。
Tel : 042-461-0381 E-mail : info@nimic.jp

For preventing the spread of coronavirus infection, the office is closed
during March 2(Mon) – May 6(Wed).
You can consult by phone or e-mail during the period.
Please refer to the contact below.
Tel:042-461-0381  E-mail: info@nimic.jp

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┏ [2] 事務局より「NIMIC総会について」
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 毎年5月中旬に開催していましたNIMICの総会ですが、今年は、延期や、web開催を含め、検討しているところです。4月7日(火)に東京を含む7都府県に緊急事態宣言が出され、1か月の外出自粛要請が出ており、それ以後についても、状況が見通せないためです。
 今後の対応策については、NIMIC通信5月号で、お知らせいたしますので、もうしばらくお待ちください。

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┏ [3] 事務局より「2020年度会費納入のお願い」
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 平素はNIMICの活動にご支援・ご協力いただき、誠にありがとうございます。
 NIMICも設立から15年目、「西東京市多文化共生センター」窓口の運営も12年目を迎えました。通年で開講している子ども日本語教室は13年目に入り、市内の小中学校で展開している「世界ともだちプロジェクト」等、交流事業も一層充実してきています。去年の入管法改正により、市内に住む外国人住民も増え多文化共生の地域づくりに向け、事業を充実させてきているところでした。
 しかし、2月以降、新型コロナウィルスの影響により、各種行事のキャンセル、相談事業では対面相談の休止、子ども日本語教室の休室等、関係者の安全のために休止を余儀なくされる事業が増えています。世界が非常事態で戦っているところですが、一部にヘイトスピーチや人種差別的暴力も報道されていて、多様性への寛容が試されるときでもあります。
 NIMICの様々な活動は、皆さまお一人お一人のご支援に支えられています。
 活動に参加できない方も、理念を共有いただき年会費という形で、活動を支えていただければと思います。
 2020年度会費の納入を、6月末までに下記の口座にお願いいたします。

各区分ごとの年会費は以下の通りです。
個人会員:2,000円、学生会員:1,000円、
家族会員(ご夫婦と18才以下のお子様が対象):3,000円

口座名はいずれも「特定非営利活動法人 西東京市多文化共生センター」です。
1.みずほ銀行ひばりが丘支店 普通預金口座 2386979
2.三菱UFJ銀行田無支店 普通預金口座 0034665

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┏ [4] 報告「広報ミーティングをzoomで開きました」
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 4月4日(土)の午前10時半から12時まで、広報関係者6人によるオンラインミーティングを開きました。フルタイムで仕事をしているメンバーがいることから、土曜日の午前に集まることを2月中旬に決めましたが、新型コロナウィルスの影響で、実際に集まることができなくなりました。そこで、ほぼ初めてというメンバー同士でしたが、zoom体験を兼ねて、顔合わせや、資料を見ながらの現状共有、意見交換等、楽しく有意義な時間が持てました。
 今後も、コロナに負けずに、工夫をしながら組織補強や事業展開の道を探っていきたいと思います。

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┏ [5] 世界の国々・人々「南イタリアへの女4人旅(1)」
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 「世界の国々・人々」と題したこのコーナーでは、ある国にスポットをあて、その国の文化・人々との交流を、不定期ですが、いろいろな形でお届けします。
 今回は、NIMICの顧問であり、武蔵野大学名誉教授でもある佐々木瑞枝先生の書き下ろしエッセイをご紹介します。

 ふと手にした「南イタリアへ」(講談社現代新書)を読んで、作者の陣内先生のたどった道を歩いてみたくなった。自由な行動がしたい、二人旅はある意味理想的だがさりとて、タクシーを駆使するからには4人が好都合、というわけで、私より10歳以上年上の三人の女性たちとの旅が実現した。(私が50代、他の女性たちは60代)私の生涯で後にも先にも女4人旅は初めてのこと、いやはや思えば気苦労の多い旅だった。
 まず声をかけたのが、いつも女二人旅をするMさん、そしてMさんの大学時代の同級生のTさん、Tさんの友だちのKさん、そして私、まずナポリ往復航空チケットを購入、滞在は10日間(飛行機の時間も入れると12日間の大旅行)、旅ではナポリのホテルは予約し、その後のことはナポリで決めようというおおざっぱなもの、いつもホテルだけは東京で決めてから旅に出る私だが、行きたい場所が4人バラバラで意見がまとまらなかったのだ。
 「カプリ島に二泊はしたいな。青の洞門にもボートに乗って行きたい」「私はアマルフィーの海辺に一週間くらい滞在したい」「南イタリアに行くのならポンペイの遺跡は欠かせないでしょ」「やはり、小さな島に行ってみたいな、イスキア島やプロチーダ島」(これは私の意見)、「とんがり帽子の屋根のあるアルベルベッロはぜひ」「それなら洞窟のあるマテーラにも」「イタリアに行くにはぜひコンサートに」(これも私)個人旅行でこれだけの旅程をこなせるものだろうか?しかも「やはりソレントのこのレストランには行きたい」というレストランの要望まで出だし、私は旅の計画を立てる気力を失ってしまったのだ。
 しかし、旅は実行に移され、私たちはナポリに飛び立った。そしてナポリの第一日目から小さな事件は発生したのだ。(次回はナポリからスタートします)
(佐々木瑞枝)

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┏ [6] 会員より「日本国内の多文化共生:半田だより(41)」
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 NIMICの各種事業のまとめ役として活動されていた白根祐子さんが、ご家族の都合で愛知県半田市に転居されました。アメリカの多文化事情報告終了からしばらくお休み後、今度は国内の多文化事情報告です。

 4月、2020年度が始まりました。シランダの中学3年生も、みんな高校生になりました(公立4名、私立2名、専門学校2名)。これから3年間、しっかり勉強して、次のステップに挑戦して欲しいと思います。
 さて、話は戻ってしまいますが、2,3月の出来ごとを少しお話します。2月19日、半田国際交流協会が3月8日に開催するポットラックパーティーに参加しようと電話したところ、中止とのこと。コロナウイルスによる、イベント等中止の始まりでした。2月末のシランダの会の休会、3月3日からの一斉休校と続きました。小学校の日本語ボランティアは、学習することが残っていましたが、尻切れトンボで終わってしまいました。5年生の時一緒に勉強して、6年生になってからは、私の担当の日に教室にやってきておしゃべりをしていく女の子がいました。卒業にあたり、一言と思っていましたが叶わず。心残りです。
 3月14日、託児ボランティア関係の「はんだこそだてフェスタ」が予定されていましたが、これも中止になりました。ボランティア仲間と「はらぺこあおむし」のねぞうアート(寝相アート写真撮影のためのカラフルな背景)を準備していました。フェスタに合わせて、娘と2歳の孫が田無から来る予定でしたが、それもなくなりました。孫が「しんかんせん、のりたい」と言っていました。
 そして、ヨーロッパに感染が広がりました。フランスでも、外出制限がでました。パリに住んでいる娘に連絡したところ、食料、水、洗剤等はストックしてあるから大丈夫とのことでした。パリでも、外出制限が出る前から、消毒ジェル、トイレットペーパーが品切れとなり、スーパーのパスタ売り場が空っぽだったと話していました。刺繍の関係のフランス人が、自分の家に来たらと誘ってくれたそうですが、作品の制作もあるからと家にとどまることにしました。一人でも多く、娘のことを気にかけてくれる方がいることは、親としてありがたいことと思っています。5月はどんなお話ができるでしょうか。
(NIMIC会員 白根祐子)

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┏ [7] キーワードを読む
      「多文化共生」について理解を深めるために(156)
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 NIMIC設立の理念のなかで大きなウェートを占める「多文化共生」。この言葉をキーワードに、2006年9月号から多文化共生に関わる本の紹介を始めました。
第156回目の今回は、絵本を3冊ご紹介します。

★どっちもね    ことば/おおなり修司 え/高畠純 絵本館 2014年
 絵本の見開きを開くと、左頁にも右頁にも同じ言葉があり絵は違う・・・いえいえ、正確には言葉も違います。例えば、左頁には「いぬ とくい」とポインターが飛び上がってフリスビーをはっしとくわえる絵、右頁には「いぬと くい」で座った犬の目の前にくいが一本立っている絵。そう、各ページが全部こうなっていて、開くたびに笑える本です。と言っても、文章で解説されても分かりませんね。
 本を実際に手に取ってみてください。絵が生きていて、一目で意味がつかめます。日本語を勉強中の人に見せたら、ワハハと笑ってくれました。

★きになる    文/おおなり修司 絵/広瀬克也 絵本館 2018年
 これも絵本です。「きになる」をキーワードに、見開きごとにひとつづつ気になるものを紹介していきます。例えば、「おんがくのじかん えんそうより バッハのかみがたがきになる」など。「きになる」とか「きにする」という言葉の感触が伝わる本だと思います。

★だいじょうぶだいじょうぶ    いとうひろし作・絵 講談社 1995年
 これは皆さんもご存知ではないでしょうか。版を重ねている定番の絵本ですが、「だいじょうぶ」という言葉の持つ世界を丁寧に伝えてくれて、私の好きな本です。

 3冊とも、中上級以上で日本語のニュアンスや言葉に込められた気持ちなどに興味のある学習者なら、学習の合間に読んであげると喜ばれますよ。
(NIMIC会員 根本百合)

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┏ [8] 今後の事業予定
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NIMIC総会: 時期未定
留学生ホームビジット: 中止となりました

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今回のNIMIC通信は、いかがでしたでしょうか。
みなさまのご意見、ご感想をお待ちしております。
メールはこちら→→→ info@nimic.jp
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