西東京市多文化共生センター




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  NIMIC通信 No.167(2020年9月号)
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もくじ
[1] 募集9/13「モンゴルってどんな国?リモート版 多文化サロン第2回」
[2] お知らせ「NIMICのホームページの刷新について」
[3] お知らせ「NIMIC通信を刷新します」
[4] 報告「日本語ボランティアフォローアップ講座終了」
[5] 参加者募集「やさしい日本語ワークショップ
     科学館の絵本をつくろう
[6] 世界の国々・人々「南イタリアへの女4人旅(6)」
[7] 会員より「日本国内の多文化共生:半田だより(46)」
[8] キーワードを読む
      「多文化共生」について理解を深めるために(160)
[9] 今後の予定

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┏ [1] 9/13参加者募集「モンゴルってどんな国?
      リモート版 多文化サロン第2回」
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 Zoomを使って、多文化サロン第2回を開きます。
 西東京市在住、モンゴル出身のご夫妻に写真を使ってモンゴルの魅力をたっぷりとお話しいただきます。QAによる交流の時間もあります。

日時:9月13日(日)10時−11時半
人数:15名程度(先着順、NIMIC会員限定、市内の日本語教室スタッフもOK)
※定員いっぱいまで受け付けます(最終締切り9/10)
参加条件:ご家庭などから、スマホ、パソコン、タブレットなどで参加できる方。
申し込み:info@nimic.jpまで、お名前と電話番号を書いてメールで申し込んでください。
日本語教室の方は教室名も明記。
メールタイトルを「リモート版 多文化サロン」としてください。
9月11日(金)までに、ZoomのミーティングIDとパスコードをお知らせします。

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┏ [2] お知らせ「NIMICのホームページの刷新について」
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 NIMICは、ホームページを刷新します。
 新しいホームページは、来月上旬に公開予定です。

新しいホームページでは、
・スマホからでも見やすくなります。
・日本語/英語/中国語/韓国語のほか、やさしいにほんご(ルビつき)のページも用意します。
・今後のイベントスケジュールを確認できます。
・過去2年間のイベント報告を写真つきで掲載。NIMICの活動をより深く理解していただけます。
・在留外国人の役に立つ、さまざまな生活情報を用意します。
・年会費のクレジット払いが可能になります。
・ホームページ上から、NIMICへの問い合わせが可能になります。

 また、新しいホームページの公開に合わせて、NIMICのキャッチフレーズをNIMIC会員から募集します。最優秀賞・優秀賞・参加賞を用意します!
どうぞお楽しみに!!
(新ホームページ担当 NIMIC会員 佐藤泰治)

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┏ [3] お知らせ「NIMIC通信を刷新します」
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 2006年のNIMIC設立当初より、会員のみなさまを活動理解や活動参加につないできたメルマガ「NIMIC通信」を10月から刷新します。当時はPCで読む人が多かったのですが、昨今はスマホで読む人が増え、レイアウトの乱れや、長くて読みにくいという声がありました。一方で、その長さが好きで、じっくり読むという声もあるので、両立させるために工夫をしました。

新しいメルマガの変更点は
・月に2回の発行にし、エッセイなど長い文章は振り分けます
・短くするためにリード文を省略します
・これまでの経緯はHPにバックナンバーとして掲載します
・イベントのお知らせは、箇条書きを心掛けます
・短いタイトルでわかりやすさを心掛けます
・各種報告はできるだけ箇条書きにし、参加者の声を載せます
・レイアウトが乱れないデザインにします

皆さんの声で色々なことが変わります。ぜひ声を聞かせてください。

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┏ [4] 報告「日本語ボランティアフォローアップ講座終了」
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 日本語ボランティアフォローアップ講座が、8月8日・22日に行われました。
 今年は、Zoomを使って実施しました。テーマは「コロナ時代の地域活動のために~オンラインツールZoomの活用~」です。2回連続で、講師は東海大学の木下理仁先生にお願いしました。1回目は、Zoomを使ってどんなことができるかを知り、2回目は、ホストとしてZoomをどのように操作するか、注意事項は何かなどを学びました。参加者20人からは、おしゃべりを楽しんだり、疑問に思っていることを質問したりすることができ、タイムリーでとても有意義な講座だったとの感想をいただきました。今後、活動の新しい形としてZoomの利用が広がっていく可能性を感じました。
(講座担当 土屋 孝子)

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┏ [5] 参加者募集「やさしい日本語ワークショップ 科学館の絵本をつくろう」
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 多摩六都科学館が、「やさしい日本語」で、外国につながる小学生のためにワークショップを開きます。親子や友だちと一緒にぜひご参加ください。
 最初に科学館を探検してから、科学館の「デジタル絵本」と「紙の絵本」をつくります。

日時:10月18日(日) 13:00~15:30
場所:科学学習室・常設展示室
対象:外国にルーツを持つ小学1~4年生と保護者/小学5~6年生(1人でも友だちと2人でもOK)
定員:6組(最大12人)
参加費:入館券のみ(大人 520円、小学1~6年生 210円)
申込方法:ハガキで事前申込 ※応募締切 10/8(木)必着

詳しいことは、多摩六都科学館のホームページを見てください。
https://www.tamarokuto.or.jp/event/index.html?c=event&info=2404&day=2020-10-18

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┏ [6] 世界の国々・人々「南イタリアへの女4人旅(6)」
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 「世界の国々・人々」と題したこのコーナーでは、ある国にスポットをあて、その国の文化・人々との交流を、不定期ですが、いろいろな形でお届けします。
 今回は、NIMICの顧問であり、武蔵野大学名誉教授でもある佐々木瑞枝先生の書き下ろしエッセイをご紹介します。

カプリ島の洞窟、比類のない青

 ドイツ人は一人でも行列をつくる、と言われているがイタリアでは、特に港で手漕ぎ船を待つ広場?では誰も行列をつくろうとしない。「郷に入れば郷に従え」と私たちも声を限りに帽子を降りながら叫ぶ。「PLEASE ここに来て。乗せて!」、確かベニスのゴンドラを待つ時はきちんと列をつくっていたのにと思いながら。イタリア人の大学生カップルの前に船が近寄り、彼らが手招きしてくれてやっと我ら「東洋人の中年?組」も船に乗り込めた。「こんにちは、待ったかい?」「俺の名はロレンツア、カプリ島にようこそ」「Let's show the world an unparalleled blue color!」
 一体どれだけの小舟が青の洞窟に向かっているのだろう?まるで海原で一斉に獲物に向かって動く魚の群れのように20槽、いやそれ以上かもしれない、小舟たちが少しずつ絶壁の一つの洞窟に向かうのだ。 そして洞窟の前で手漕ぎの漕ぎ手たちはお行儀良く、自分の番を待つ。洞窟は小さく、船が一艘入り出てくると次の船が入る。「ふーん、ここにはちゃんと順番があるのね」とKさん。屋根のない船で、太陽が容赦なく照りつける、「ほい、俺らの順番だ」、逞しく日焼けした顔が笑顔でいっぱい、我らの船頭さんはなかなかイケメンではないか!小舟が洞窟に入った瞬間、冷気が体を包みこみ、洞窟の中は思ったよりも狭い、そして水面が吸い込まれそうなほど蒼い、蒼い、海の底まで蒼くゆらめく。小さな洞窟の入り口から太陽の光が入り込み、それに反応するかのように水の精霊たちが踊っているかのようだ。
 そして舟は小さな洞窟の入り口(出口)へ。「もうおしまい?」とイタリアの女性が聞くと「一人5ドルでもう一周」と船頭さんは抜け目がない。「もう一周20ドルでどう?」とKさん、20ドル札を船頭に見せると、イケメン君にこっと笑い舟を洞窟に向ける。
 二度目は船頭さんが蒼にゆらめく海水の中で「サンタルチア」を歌い始めた。まるでコンサートのアンコール曲であるかのように!私たちも声を合わせて日本語で歌う。「月は高く〜〜〜サンタールチア、サンタルチア♪♪♪」
 今でも、水底に引き込まれるような「蒼の世界」を夢に見ることがある。海の底には一体誰が住んでいるのだろうか?
(佐々木瑞枝)

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┏ [7] 会員より「日本国内の多文化共生:半田だより(46)」
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 NIMICの各種事業のまとめ役として活動されていた白根祐子さんが、ご家族の都合で愛知県半田市に転居されました。アメリカの多文化事情報告終了からしばらくお休み後、今度は国内の多文化事情報告です。

 常滑(とこなめ)をご存知でしょうか?常滑は半田から車で30分弱の所です。
 常滑と聞くと、常滑焼を思い浮かべる方がいらっしゃると思います。焼き物の招き猫が街のシンボルで、常滑焼きの土管が壁に埋め込まれた坂道のある「やきものの散歩道」が観光の目玉になっています。
 中部国際空港セントレアも常滑にあります。2015年、近くに大きいショッピングモールができました。お客さんは、キャリーケースを引いた中国、韓国、東南アジアからの観光客も多かったです。「多かった」というのは、今は新型コロナウィルスの関係で、観光客がバタッと来なくなったからです。ショッピングモールの中には、免税カウンターがありますが、5月18日から当面休業のお知らせが貼ってあり、誰もいません。自動両替機も停止しています。モールの前から、ホテルやセントレアへの無料シャトルバスが出ていましたが、ホテルへのバスは、4月11日から当面運休となっていますし、セントレアへのバスも、8月は日曜日のみ乗客人数を限定して運行中で9月以降は未定です。海外からのお客さんを見据えて、モールのフロアガイドは、英語、中国語(繁体・簡体)、韓国語、ベトナム語で書かれています。フードコートのメニューも、英語、中国語、韓国語で書いているお店が多く、ベトナム語のメニューを用意しているお店もあります。また、このモールには、Prayer room(祈祷室)が設けられています。男女別に部屋が分かれています。靴を脱いで入ります。祈りの前に手足等清める洗浄スペース、その奥に礼拝する空間があります。以前、部屋の前にヒジャブをつけているイスラムの女性を見ました。
 最近は、モールではブラジル人のファミリーをよく見かけます。近隣に在住している方だと思います。以前はアジア系の人たちが多く、気が付かなかったのかもしれません。モールにある世界一大きな招き猫はフォトスポットです。招き猫の前が再び賑わうのはいつになるでしょう。
(NIMIC会員 白根祐子)

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┏ [8] キーワードを読む
      「多文化共生」について理解を深めるために(160)
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 NIMIC設立の理念のなかで大きなウェートを占める「多文化共生」。この言葉をキーワードに、2006年9月号から多文化共生に関わる本の紹介を始めました。
 第160回目の今回は、藤井聡太二冠の活躍で注目の集まる将棋の世界を描いた漫画をご紹介します。と言っても熱血マンガではなく、この暑い時期にも寝転がって読めるほのぼの形です。

マンガ『将棋の渡辺くん』(1)~(4)
      伊奈めぐみ  講談社 ワイドKC 週刊少年マガジン

 主人公の渡辺明棋士は、2020年8月末現在8タイトル中の3タイトル(名人、王将、棋王)を持つ実力ナンバーワンの棋士です。作者は漫画家の伊奈めぐみさん、渡辺棋士の奥様ですが、ご本人も昔奨励会に通っていたという将棋に詳しい方です。この漫画は、将棋のルールや勝つためのコツを描いたものではなく、渡辺棋士を中心に一家の日常を描いてあります。作者のブログを見た出版社の方から声がかかって本になったもので、内容は95%が事実ということです。4冊読んでいくうちに、将棋の世界の様々なシステムもよくわかります。プロの棋士というと、奇才、天才、超人的な努力などが連想され、実に難しそうな人物だと思われがちですが、この本では普通の日々の生活が描かれて、人柄が身近に感じられます。タイトル戦で勝つと温泉に入って翌日連盟関係者と一緒に新幹線で帰ってくるが、負けると別行動で一人時間をずらして帰宅するとか、「でしょう、でしょう」が満載です。将棋は負けた方が「負けました」と言うか投了した時点で勝負が決まります。7月16日、藤井聡太棋士が17歳の最年少記録で棋聖のタイトルを取って一斉にフラッシュがたかれた時に「負けました」と言った後姿がこの渡辺前棋聖。2017年に羽生善治棋士が永世竜王を獲得して永世七冠という偉業を成し遂げ、フラッシュを浴びた時の対戦相手がやはりこの渡辺棋士でした。本当にお疲れ様です。
 将棋のプロとはプロ4~9段の約160人を差し、その下に奨励会があり、女流棋士は別の組織になります。奨励会からプロ棋士になるには年齢制限があり、涙を呑んで諦める人も多いのですが、サッカー部や野球部の高校生が全員プロになるわけではないのと同じだと思います。現在は8大タイトルがあり、順位戦と各予選リーグから最後のタイトル戦までが年間プログラムに組まれて、年間通して話題を提供しつつ運営されています。
 今回流星のごとく現れタイトル2冠となったのは日本人高校生でしたが、今や、インターネットで対局中継も見られるし、棋譜も手に入るし、外国の人と対局もできる世の中です。いずれ、遠い国から、外国人棋士が流星のように現れるかもしれないと私は思っています。
(NIMIC会員 根本百合)

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┏ [9] 今後の事業予定
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9月13日 リモート版 多文化サロン2回目「モンゴルってどんな国?」
9月19/26日 子ども日本語ボランティアフォローアップ講座

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今回のNIMIC通信は、いかがでしたでしょうか。
みなさまのご意見、ご感想をお待ちしております。
メールはこちら→→→ info@nimic.jp
★NIMIC通信のバックナンバーはこちらから。
https://www.nimic.jp/index_newsletter.html
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発行・編集
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