西東京市多文化共生センター |
┌-------------------┐ NIMIC通信 No.73(2012年6月) └-------------------┘ もくじ [1] 事務局より「2012年度NIMIC総会とミニ多文化サロン報告」 [2] 事務局より「2012年度会費納入のお願い」 [3] 募集「『(仮)在住外国人のスピーチ大会』実行委員」 [4] イベントお知らせ「世界とつながろうwith Kids 体験してみよう!いろんな国の遊び」 [5] 報告「通訳ボランティア ランチミーティング」 [6] 報告「子ども日本語教室防災訓練バスツアー」 [7] 報告「日本語ボランティア入門講座途中経過」 [8] 事務局より「日本語ボランティア連絡会での呼びかけ」 [9] 世界の国と人 「隣国ロシアの今を知る―2012年ロシア情勢概観―」(3) [10] キーワードを読む 「多文化共生」について理解を深めるために(68) [11] お知らせ 今月の窓口通訳ボランティア日程 [12] 2012年度・今後の事業予定 ┏┏┏ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┏ [1] 事務局より「2012年度NIMIC総会とミニ多文化サロン報告」 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 5月20日(日)、第4回総会を、イングビル会議室において開催しました。 定刻の午後2時に開会、議長に佐々木代表理事を選出。議長が、 正会員135名中、出席者23名、委任状56名で、定款26条に規定する正会員の2分の1以上の定足数に達し、総会が成立することを確認の後、2人の議事録署名人を選出して、第1号議案から第6号議案までの審議にはいりました。 第2号議案の2011年度収支決算報告では、当期から会計処理を現金主義から発生主義に変更したことの説明に対し、「NPO法の会計処理基準では問題とならないか」との質疑があり、NPOの会計処理については、どちらでも選択できることになっており問題ないと回答。また、市からの補助金等収入の金額の使途について質疑があり、外国人相談窓口運営に関する人件費等であることを説明し、いずれも了解されました。 そのほかは1号議案から6号議案まで、疑義もなく、総ての議案が 全員異議なく承認されました。 総会終了後は、「ミニ多文化サロン」として、スペインからの留学生男女2名のギター演奏のほか、スライドショーでのスペインの音楽をはじめとする故郷の紹介があり、出席者はみな興味深げに聞いていました。また、佐々木代表によるチェロ、楊文化担当理事・齊藤財務担当理事による二胡の合奏の披露、さらには参加者も合唱するなど楽しいひと時を過ごし、4時過ぎに散会しました。 議案でお示ししたとおり、今年度も盛りだくさんの事業を計画しています。 皆様のご協力をお願いいたします。 ┏┏┏ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┏ [2] 事務局より「2012年度会費納入のお願い」 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 平素はNIMICの活動にご支援・ご協力いただき、誠にありがとうございます。 NIMICも設立から7年目、「西東京市多文化共生センター」窓口の運営も3年目を迎え、活動の幅も一層広がってきています。 NIMICの活動は、皆さまお1人お1人のご支援に支えられています。 2012年度会費の納入を、下記の口座によろしくお願い申し上げます。 お1人の個人会員から家族会員に移行される方は、会員番号が変わりますので、その旨事務局へご連絡ください。 家族会員は ご夫婦と18才以下のお子様が対象です。それ以外の方は、個人会員でのご登録をお願いいたします。 口座名はいずれも「特定非営利活動法人 西東京市多文化共生センター」です。 1.みずほ銀行ひばりが丘支店 普通預金口座 2386979 2.三菱UFJ銀行田無支店 普通預金口座 0034665 3.ゆうちょ銀行保谷支店 郵便振替口座 00170-5-585196 ┏┏┏ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┏ [3] 募集「『(仮)在住外国人のスピーチ大会』実行委員」 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ NIMICでは市と共催で、10月14日(日)に在住外国人の方のスピーチ大会を開催します。 そこで、市内日本語ボランティア教室の方々と一緒に、スピーチ大会と交流会の企画運営を進める実行委員を募集します。 第1回実行委員会 6月18日(月)午前10時~正午 イングビル第2会議室 第2回実行委員会 6月28日(木) 午後1時~3時 田無総合福祉センター第1会議室 この日程に参加できない方、週末や夜しか参加できない方などもご相談ください。ミーティング日時を調整します。今後、月に2回程度のミーティングを予定しています。 ボランティアの力で、運営していくには、様々な仕事を分担していく必要があります。ぜひご参加ください。 申し込み、問い合わせは NIMIC事務局info@nimic.jpまで。 タイトルを「スピーチ実行委員」としてください。 ┏┏┏ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┏ [4] イベントお知らせ「世界とつながろうwith Kids 体験してみよう! いろんな国の遊び」 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 西東京市に住むいろんな国にルーツを持つ親子と交流します。 今回は いろんな国の子どもの遊びをみんなで体験してみましょう。 日時 7月2日(月)午前10時~11時30分 場所 西東京市民会館 2階和室 対象 未就学児(まだ小学校に行っていない小さな子ども)と保護者 興味のある方ならどなたでもどうぞ 内容 いろんな国のことばであいさつしよう! 絵本で楽しむハングルの世界 見てみよう ベトナムの紙しばい ディザさんに教えてもらおう! ネパールの遊び 定員 25組 参加費 200円 申し込み 名前(親子)・子どもの年齢・連絡先(電話番号・メールアドレス)を明記し、6月20日(水)までにEメールでwithkids@nimic.jp ※応募者多数のときは抽選。6月27日までに結果を連絡をします。 問合せ TEL 042-461-0381/Eメール withkids@nimic.jp この事業は、西東京市NPO等企画提案事業です。 ┏┏┏ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┏ [5] 報告「通訳ボランティア ランチミーティング」 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ NIMICでは、イングビルの多文化共生センター、予約により市内公共施設、防災訓練等で活躍する「通訳ボランティア」の登録を随時受け付けています。 その中で、主に多文化共生センターで活動する通訳ボランティアの方々から、日頃の活動について情報や意見交換をしたいという声があり、5月21日に、自由参加、自費参加のランチミーティングを開きました。当日は、通訳ボランティア7名(中国語5、韓国語2)と、多言語コーディネーター3名が参加しました。当日の参加者の中から2名の声を紹介します。 ☆初めてのランチミーティングでしたが、NIMICでの通訳ボランティアとしての話のほか、仕事の話、語学の体験談、異国の生活等々、笑い声が絶えず話に花が咲きました。 今回のランチミーティングは、スタッフ間の大事なコミュニケーションを取ることができて、今後のボランティア事業にも繋がり、とても意義のある交流会だったと思います。(中国語通訳ボランティア:景 愛李子) ☆NIMICに入ってすぐスタッフさん達とランチミーティングがあって、楽しい美味しい愉快なひと時に感謝します。 NIMICの情報誌は、日本語教室でもらいましたが、あまり詳しくは見ていませんでした。何をやっているところかもわからなかったのです。行ってみてわかったことは、自分の国の言葉でボランティアが出来るNPO団体でした。 私は、通訳や翻訳、電話通訳に丸を付けて申し込みをしましたけれど、近くに困っている自分の国の人、外国人がいたら、いろいろ相談の相手になりたいと思います。(韓国語通訳ボランティア:竹山順妊) ┏┏┏ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┏ [6] 報告「子ども日本語教室防災訓練バスツアー」 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 6月3日小学部中学部合同の子ども日本語教室防災訓練バスツアーで立川防災館に行きました。残念ながら今回は一般からの応募はありませんでしたが、子ども日本語教室から小学生7名、保護者4名、スタッフ12名、西東京市文化振興課からも2名のご参加をいただき総勢25名が体験学習をしてきました。 震度7の地震体験、消火器を使った消火訓練、AEDを使用した応急救護、煙体験など3時間の長いコースでしたが、熱心にそして楽しく学習できました。子どもも大人も貴重な体験ができ、いざというときの行動にきっと役立つことと思います。 説明をしていただいた立川防災館の職員の皆様、ありがとうございました。 (子ども日本語教室小学部 松井祐子) ┏┏ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┏ [7] 報告「日本語ボランティア入門講座途中経過」 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 5月12日(土)より7月19日(木)まで全10回(教室見学を含む)、西東京市とNIMIC共催で「日本語ボランティア入門講座」が開かれています。 1回目(5月12日)は、国立国語研究所の野山広さんを迎え、公開講座として「多文化共生社会と地域日本語教育」のお話を伺いました。 2回目(5月17日)は、市内の日本語ボランティア教室の様子を実際に活動中のボランティアの方々に説明していただき、西東京の状況を知ることができました。日本語ボランティアを希望する方も30名を超え、関心の高さがうかがえました。 3回目(5月24日)は「異文化コミュニケーション」のお話を千駄ヶ谷 日本語研究所の宮崎妙子さんよりワークショップを取り入れながら伺い、受講者同士もしだいに打ち解けて活動できました。 4回目(5月31日)はアクラス日本語教育研究所の嶋田和子さんをお迎えして、「多文化共生社会の日本語」というテーマで「日本語っておもしろい!」ということをいろいろな面からお話しいただき、日本語に興味を持つきっかけを作っていただきました。 6月に入ると、受講者の方たちの各日本語教室見学・体験が始まります。 各日本語教室のみなさま、どうぞよろしくお願いします。 (NIMIC講座担当 清水智子) ┏┏┏ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┏ [8] 事務局より「日本語ボランティア連絡会での呼びかけ」 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 西東京市には、NIMIC子ども日本語教室のほかに、主に成人を対象とした10の日本語ボランティア教室があり、教室ごとの方針に従い、違う曜日と時間帯に活動しています。西東京市に転入して日本語に不自由していたり、知り合いもいない方々が希望すれば、ほぼ毎日どこかに参加し、日本語や地域情報に触れることができます。 各日本語教室の代表者、文化振興課職員、ボランティアセンター担当者が集まり、情報交換をする「日本語ボランティア連絡会」が年に3回程度開かれており、5月25日(金)の午後7時からの会で、NIMICから、以下の2点の協力を呼び掛け、賛同を得ました。 (1) 各日本語教室の学習者をNIMIC多文化・多言語サロン(不定期開催)の講師として迎える。 (2)秋に開催するスピーチ大会に企画運営面で共に活動する。 これからも、NIMICでは、多文化共生社会の実現に向けて様々な団体と協力し活動していきます。 ┏┏┏ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┏ [9] 世界の国と人 「隣国ロシアの今を知る―2012年ロシア情勢概観―」(3) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 「世界の国と人」と題したこのコーナーでは、ある国にスポットをあて、その国の文化・人々との交流を、不定期ですが、いろいろな形でお届けしていきます。 4月から全3回で、ロシア語通訳ボランティア登録をしてくださっていた長谷川雄之さんがロシアを紹介しています。長谷川さんは、大学院進学によるお引越しのため、この3月でNIMICを退会されました。 「隣国ロシアの今を知る―2012年ロシア情勢概観―」 第三回 極東重視のロシアと今後の日ロ関係 5月7日に大統領に就任したプーチン氏は組閣に際して新たな閣僚ポスト「極東発展担当大臣」を設けた。極東地域は2000年代はじめころからの国際的な原油高によるロシアの高度経済成長期にも開発が遅れていたことに加え、今年9月には極東地域の主要都市 ウラジヴァストークでAPEC(アジア太平洋経済協力会議)も開催されることもあり、いまロシア政府は特に極東地域の開発に力を入れている。 これまで資源を多く輸出してきたEU諸国の経済状況がなかなか好転しない中、ロシアは発展著しいアジアの新興国を重視しはじめていることもあり、今回のウラジヴァストークにおけるAPECはロシアにとって極めて重要な意味をもつ。ロシアはいまアジア太平洋地域へ目を向けているのだ。 昨年の東日本大震災および福島第一原発事故以降、ロシアから日本へのLNGをはじめとする資源輸出が拡大し、これまでの日本企業のロシア進出の動きと合わせて、日ロ間の経済的な関係はより深まってきている。 一方で、北方領土問題における日ロ間の主張に隔たりは大きく、いますぐに解決へ導くことは難しいだろう。将来的な領土問題の解決に向け、相互理解を深めることは極めて重要である。ロシアにおける日本食や日本文化のブームは第一回でご紹介した通りであるが、日本においてロシアといえば、「おそろしあ」「強権的な政治」といったイメージだけが先行し、等身大のロシアを知ることができる機会は極めて少ない。書店に行けば、「独裁」や「強権」といった言葉で現代ロシアを説明しようとする一般書籍ばかりで、専門書や論文集でも読まない限り、正しい情報を得ることは難しい。 このような現状を踏まえると、民間交流の果たす役割は大きい。ロシア人の方々との交流を通じて、ロシアにはどのような文化があり、人々はどのように暮らしているのか、そして彼らは何を考えているのか、我々は少しずつ知り、隣人どうしこれから先どのようにお付き合いすればうまくいくのか、考えていく必要がある。 三回にわたり連載をさせて頂いたが、少しでも皆様がロシアについて興味をもっていただけたなら幸いである。 筆者プロフィール 長谷川雄之(東北大学大学院博士前期課程) 上智大学外国語学部ロシア語学科卒。専攻はロシア地域研究 (政治・外交・安全保障分野)およびロシア政治制度史。 ┏┏┏ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┏ [10] キーワードを読む 「多文化共生」について理解を深めるために(68) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ NIMIC設立の理念のなかで大きなウェートを占める「多文化共生」。 この言葉をキーワードに、2006年9月号から多文化共生に関わる 本の紹介を始めました。 第68回目の今回は『舟を編む』、今年の本屋大賞受賞作でとにかく文句なしにおもしろい! わずか半年で50万部を突破し、売上第一位を快走中です。 『舟を編む』 三浦しをん著 光文社 2011年9月 ある出版社の辞書編集部が舞台です。新たな国語辞典の編纂を企画し作業に入るのですが、続く不況の中で時折り中止のうわさが飛び交い、「紙ばかり食う金食い虫」と陰口を叩かれる中で、地味な作業は10数年に及びます。言葉とは?日本語とは?辞書とは? 編集者たちの熱意に、読者も思わず引き込まれてしまいます。辞書を作るドキュメンタリーを見るような面白さに加えて、超個性的な登場人物たちが生き生きと動くフィクションとしての魅力も充分です。著者が実際の辞書編集者たちに取材して書いたそうですが、辞書を作るというやや凡人離れした遠大な才能から発する魅力かもしれません。 『大言海』の大槻文彦の話など読んだことはありましたが、遠い昔の話という感覚で受け止めていました。でも、この本を読んで気が付きました。私も辞書を使っている。言葉がある限り辞書があり、現在も未来も辞書作りはずーっと続いている。まして今は言葉の変化がとても激しく、利用者のニーズに合わせて多種多様な辞書が競って出版され、辞書をめぐる環境は厳しい。現在を生きる辞書編集者たちに光を当てたこの本が爆発的に売れていることは、うれしい限りです。ぜひお読みください。そのあとで、きっとあなたも自分の辞書を取り出して、見出し語、本文、前書き、印刷、紙、装丁とすみずみまで眺めてしまうことでしょう。 (NIMIC会員 根本百合) ┏┏┏ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┏ [11] お知らせ 今月の窓口通訳ボランティア日程 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 英語、中国語、韓国語、台湾語、スペイン語でのサポートが必要な 方がいらっしゃいましたら、ぜひ、この情報を提供してください。 【英語・ENGLISH】 午前10時~午後4時 毎週月~金曜日 【中国語・中文】 毎週水曜日/毎週金曜日 午後1時~3時 【台湾語・台湾話】 第1・2水曜日/第4金曜日 午後1時~3時 【韓国語】 第2・3・5金曜日 午後1時~3時 【スペイン語・ESPANOL】 午後1時~3時 毎週火曜日 詳しくはNIMICのHPへ→→→ http://www.nimic.jp/index_multilingual.html ┏┏┏ ━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┏ [12] 2012年度・今後の事業予定 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ※詳細は随時お知らせします。 2012年 6月17日 留学生ホームビジット実施日 7月2日 世界とつながろうwith Kids 体験してみよう!いろんな国の遊び ------------------------------------------------- 今回のNIMIC通信は、いかがでしたでしょうか。 みなさまのご意見、ご感想をお待ちしております。 メールはこちら→→→ info@nimic.jp ★NIMIC通信のバックナンバーはこちらから。 http://www.nimic.jp/jpn/magazine/back_number.html -------------------------------------------------- ========================= 発行・編集 NPO法人 西東京市多文化共生センター(NIMIC)事務局 住所 〒202‐0023 西東京市新町1-12-3 e-mail info@nimic.jp ホームページURL http://www.nimic.jp/index.html イングビル1F事務所 〒188-0012 西東京市南町5-6-18 TEL/FAX 042-461-0381 ========================= |
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