西東京市多文化共生センター |
┌-------------------┐ NIMIC通信 No.88(2013年10月号) └-------------------┘ もくじ [1] お知らせ「第13回西東京市民まつり NIMICブースへおいでください!」 [2] 募集「西東京市民まつり 当日ボランティアスタッフ」 [3] 講座報告「日本語ボランティア・フォローアップ講座」 [4] 報告「西東京市日本語スピーチコンテスト2013」 [5] お知らせ「子ども日本語・保一教室スタート!」 [6] 講座お知らせ「多文化共生に関する講演会」 [7] キーワードを読む 「多文化共生」について理解を深めるために(83) [8] お知らせ 今月の窓口通訳ボランティア日程 [9] 今後の事業予定 ┏┏ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┏ [1] お知らせ「第13回西東京市民まつり NIMICブースへおいでください!」 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 第13回西東京市民まつりが11月9日(土)・10日(日)に開催されます。 NIMICは、市内に暮らす多様な国籍の人々を同じ地域の住民として捉え、地域づくりをする多文化共生の必要性を市民に広く知ってもらうために、今年も市民まつりに参加します。 今年も、「歩いて国境を超える7ヶ国巡り」や「船で巡る7大港」などのゲームなどを予定しており、皆さんをお待ちしています。 NIMIC会員とも交流できる機会ですので、ぜひ足をお運びください。 日時:11月9日(土)午前10時~午後4時、10日(日)午前9時~午後3時30分 会場:西東京いこいの森公園 ※NIMICのブース番号はまだ決定しておりませんが、昨年と同様に会場の正門(ステージの反対側)から入って、最も右側列(北側)の手前付近が予定されています。 ┏┏ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┏ [2] 募集「西東京市民まつり 当日ボランティアスタッフ」 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 上記「市民まつり」で、NIMICの案内や展示と各国を巡るゲームなどをサポートしてくださる当日ボランティアスタッフを募集します。お友達にも呼びかけてぜひご協力ください。NIMICの活動に理解のある方なら、会員以外の方の参加も大歓迎です。一日でも半日でもOKです。なお、一日協力してくださる方には昼食を提供します。 日時:11月9日(土)午前10時~午後4時、10日(日)午前9時~午後3時30分 会場:西東京いこいの森公園 内容:テント内で催し物やNIMICの案内、呼び込み、会場準備と後片づけなど 募集人数:約20人(常時5人態勢のため) ※後日、当日協力してくださる方には行事案内内容や集合解散時刻等の 詳細をお知らせします。 申込・問い合わせ:メール info@nimic.jp(件名を「市民まつり」としてください) TEL & FAX:042‐461‐0381(月~金 午前10時~午後4時) (担当:高橋) ┏┏┏ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┏ [3] 講座報告「日本語ボランティア・フォローアップ講座」 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 西東京市では今年度も、日本語ボランティアとして活動中の方を対象として、フォローアップ講座を開催しています。今回は、9月に終了した2講座の様子を報告します。 (1)成人対象日本語ボランティア・フォローアップ講座(全2回) 昨年度に続き、友松悦子先生をお招きしてのフォローアップ講座が9月4日と11日に行われました。昨年度は日本語学習者と共に学ぶボランティアとして、「日本語のしくみ」について有意義なお話を伺いました。今年度は、「日本語レベル中上級者と共に学ぶには」という視点からお話をしていただきました。 各日本語教室にはこのようなレベルの学習者を担当しているボランティアも多く、日々の活動で悩んでいる人には、たくさんのお土産があったことだと思います。いろいろな実践例や、活動の中ですぐに使える学習方法など、また、市販のテキストだけでなく、私たちの身の回りにある新聞、チラシ、雑誌などに普段から目配りして材料をストックしておくのも良い方法だとアドバイスをいただきました。 (講座担当 飯塚 睦) (2)日本語ボランティア(初心者)フォローアップ講座(全2回) 今年度5月から7月にかけて開かれた日本語ボランティア入門講座をへて、日本語ボランティア活動をスタートさせた方を対象に、フォローアップ講座が9月18日・25日の2回にわたり開かれました。講師には地域日本語活動コーディネーターの吉田聖子さんをお迎えし、1回目は国語文法と日本語文法の違い、日本語の活用などふだん意識しないで使っている日本語について少し考えました。2回目は「地域日本語教室のボランティアだからできること」をテーマにお話ししていただきました。 初めて学習者さんと向き合ったときまず何をしたらよいか。話をよく聞くこと、そして待つことなど簡単に思えることがとても大事で、また、難しいことがわかりました。受講された方からは日本語ボランティアをしていく勇気をもらった、参考になったという感想をいただきました。 (講座担当 清水智子) ┏┏┏ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┏ [4] 報告「西東京市日本語スピーチコンテスト2013」 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 10月6日(日)午後1時から、コール田無で、「西東京市日本語スピーチコンテスト2013」が開催されました。当日は、NIMIC子ども日本語教室で学ぶ小学生3人のメッセージから始まり、9人の発表者のスピーチに聴衆が聞き入りました。 このコンテストは日本語の優劣を競うものではなく、発表者自身の体験や思いを聴衆が共有し、多文化共生社会実現への一歩とすることを目的としています。 発表者全員に市民審査員9名の合議で「ユーモア賞」や「努力が報われたで賞」などのNIMIC賞が贈られ、さらに、西東京市長賞(渡辺サレッチさん「ブラジルと日本で暮らして」)と武蔵野大学学長賞(ムハマド・フィルダウスさん「日本での体験で考えが変わる」)が贈られました。 アトラクションの「保谷ケンチャナヨ」による打楽器の演奏や終了後の交流パーティーも、大いに盛り上がり、発表者と聴衆、運営スタッフ、みんなが感動し楽しんだ1日でした。 これからも、より多くの市民の方々に参加していただけるイベントに育てていきたいと思います。 ┏┏┏ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┏ [5] お知らせ「子ども日本語・保一教室スタート!」 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 10月8日(火)、子ども日本語教室で3か所目となる保一教室がスタートしました。 これまで、イング教室、谷戸教室(小学部のみ)の2か所で、市の北東部での開設が望まれていましたが、この度、教育委員会指導課のバックアップにより保谷第一小学校に教室を開くことになりました。 個別性の高い外国につながる子どもたちの日本語学習・適応支援にはスタッフ数の増強が必要です。この地域での活動にご興味をお持ちの皆さま、ぜひNIMICまでご連絡ください。また、お知り合いのご紹介も大歓迎です。 ┏┏┏ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┏ [6] 講座お知らせ「多文化共生に関する講演会」 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 西東京市では、西東京市多文化共生センター、通訳ボランティア派遣事業、無料専門家相談会など、さまざまな場で市民ボランティアの方と協働で外国人相談やサポートの活動が行われています。 ボランティアの方、関心のある市民の方を対象に講演会を行います。 ぜひご参加ください。 申し込みは不要です。当日直接会場へお越しください。 「コミュニティ通訳の役割と専門性」 日時 11月23日(土)午後1時~3時(市民会館3階大会議室) 講師 内藤稔さん(東京外国語大学) 問合せ 西東京市文化振興課(電話:042-438-4040) ┏┏┏ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┏ [7] キーワードを読む 「多文化共生」について理解を深めるために(83) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ NIMIC設立の理念のなかで大きなウェートを占める「多文化共生」。 この言葉をキーワードに、2006年9月号から多文化共生に関わる本の紹介を始めました。 第83回目の今回は、ナイジェリアの女性作家アディーチェの短編集をご紹介します。 「明日は遠すぎて」 チママンダ・ンゴズィ・アディーチェ著 くぼたのぞみ訳 河出書房新社 2012年3月 著者は1977年にナイジェリア南部で生まれ、ナイジェリア大学で学んだ後アメリカに留学。現在はナイジェリアとアメリカを往復しながら旺盛に活躍を続ける注目の若手作家で、多くの賞を受賞しています。 作品は英語で書かれており、現在邦訳されている本は3冊で、本書の他に短編集『アメリカにいる、きみ』と長編『半分のぼった黄色い太陽』(ビアフラ戦争を舞台とした物語)です。本書には短編9編がおさめられていて、どれも20頁前後で読みやすかったです。現在のナイジェリアが抱える様々な問題を、びっくりするほど率直に描いていて、思わずひきこまれます。 ナイジェリアは西アフリカのギニア湾に面した国で、1960年にイギリスから独立しました。主だった3民族の他に250以上の民族がおり、言語も500以上(公用語・高等教育は英語)、宗教は北部を中心にイスラム教、南部はキリスト教だそうです。果実、ココアやヤシなどが良く実る豊かな土地ですが、豊富な石油と鉱物資源に国の経済の大半が依存し、政治・経済はうまくいっていません。しかしナイジェリアの人口は1億6千万人で、全アフリカ人口の15パーセントをしめており、経済規模でも南アフリカ、エジプトにつぐアフリカの大国です。アフリカ諸国の文学は自国内で出版流通するのではなく、「アフリカ人作家が西欧言語で書き、西欧諸国で出版され、先進国の人間が読む」パターンが多いのですが、南アフリカとナイジェリアでは自国内での出版産業が成立し、文学市場が存在するそうです。 ナイジェリア人の作家ウォーレ・ショインカが1986年アフリカで初めてノーベル文学賞を受賞しています(その後エジプト1名、南ア2名)。 あとがきによると、アディーチェは来日して講演したことがあるそうで、「アフリカはこれまで長いあいだ外部からのシングルストーリーとして描かれることが多かったけれど、今はアフリカ人が自分たちの物語として書く時代だ。」と語ったそうです。強烈なパワーを感じさせますが、写真によると非常に美しい女性です。 (NIMIC会員 根本 百合) ┏┏┏ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┏ [8] お知らせ 今月の窓口通訳ボランティア日程 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 英語、中国語、韓国語、スペイン語でのサポートが必要な方がいらっしゃいましたら、ぜひ、この情報を提供してください。 【英語・ENGLISH】 午前10時~午後4時 毎週月~金曜日 【中国語・中文】 午後1時~3時 毎週水曜日・金曜日 【韓国語】 午後1時~3時 第2金曜日 【スペイン語・ESPANOL】 午前10時~午後4時 毎週水曜日 詳しくはNIMICのHPへ→→→ http://www.nimic.jp/index_multilingual.html ┏┏┏ ━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┏ [9] 今後の事業予定 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ※詳細は随時お知らせします。 2013年 10月19日 子ども日本語ボランティア フォローアップ講座(2) 20日 留学生ホームビジット秋の野外交流パーティー 11月2日 子ども日本語ボランティア フォローアップ講座(3) 9・10日 西東京市民まつり ------------------------------------------------- 今回のNIMIC通信は、いかがでしたでしょうか。 みなさまのご意見、ご感想をお待ちしております。 メールはこちら→→→ info@nimic.jp ★NIMIC通信のバックナンバーはこちらから。 http://www.nimic.jp/jpn/magazine/back_number.html -------------------------------------------------- ========================= 発行・編集 NPO法人 西東京市多文化共生センター(NIMIC)事務局 住所 〒202‐0023 西東京市新町1-12-3 e-mail info@nimic.jp ホームページURL http://www.nimic.jp/index.html イングビル1F事務所 〒188-0012 西東京市南町5-6-18 TEL/FAX 042-461-0381 ========================= |
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