西東京市多文化共生センター |
┌-------------------┐ NIMIC通信 No.97(2014年7月号) └-------------------┘ もくじ [1] 講座お知らせ「日本語ボランティア・フォローアップ講座」 [2] 報告「日本語ボランティア・フォローアップ講座」 [3] 報告「第8回留学生ホームビジット」 [4] 報告「『スピーチコンテスト2014』実行委員会」 [5] 報告「初期指導者研修会」 [6] 事務局より「報告:HIFが子ども日本語教室の見学に」 [7] 元会員より「今日もホーチミンは・・・(6)」 [8] キーワードを読む 「多文化共生」について理解を深めるために(91) [9] お知らせ 今月の窓口通訳ボランティア日程 [10] 今後の事業予定 ┏┏┏ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┏ [1] 講座お知らせ「日本語ボランティア・フォローアップ講座」 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 日本語ボランティアとして活動中の方を対象として、以下のようにフォローアップ講座を開催します。 いい「書き」は、いい「話し」につながる? いい「書き」は、いい「話し」につながると思います。 そこで今回は日本語の学習で後回しにされがちな「書き」の学習について考えてみましょう。 いい「書き」ができるようにするにはどんな支援が必要でしょうか。 日時 9月10日(水) 午後2時~4時 場所 コール田無イベントルームA 講師 友松悦子さん(元拓殖大学留学生別科非常勤講師) 申込み方法、締切り等の詳細は、NIMIC通信8月号でお知らせします。 ┏┏┏ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┏ [2] 報告「日本語ボランティア・フォローアップ講座」 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 日本語ボランティア・フォローアップ講座、第1回・第2回が6月3日(火)・10日(火)、コール田無にて開催されました。 講師には日本語教師であり、また地域でも幅広く活躍されている金子広幸さんをお招きしました。 第1回目は、「外国語で自己紹介にチャレンジ」という取り組みでした。お互いの名前を聞き合うというたわいない会話ですが、1時間半ほどの間に数十回も同じ会話をくり返してようやく覚えることができました。受講者からは「学習者の気持ちがわかった!」という声が聞かれました。 第2回目は、「談話完成までのステップ」というテーマで実際のエピソード(先輩の誘いを断る)から、課題解決につながる談話を実際に使えるようになるまでのプロセスを考えました。 その人にとっての課題を探すこと、それが即戦力になる日本語への近道であることがわかりました。 (講座担当 清水智子) ┏┏┏ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┏ [3] 報告「第8回留学生ホームビジット」 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 6月15日(日)、第8回留学生ホームビジットが開催されました。 今年は、6か国7大学から留学生29名(男性4名、女性25名)が参加、受け入れ家庭の参加は19家庭となり、多くの家庭の皆さまが参加してくださいました。 当日は午前10時にイングビルに集合し、その後各家庭で過ごしてもらい、午後3時30分に再び集合し、5時まで交流パーティーを開催しました。 各家庭では、「魚屋さんに行き、手巻き寿司の材料を選んだ」「お茶をたててもらった」「留学生がベトナムの民族衣装を着て見せてくださった」「近所のお寺を散策」「子供達とゲームをしたり、折り紙をした」「近くの小学校(娘さんの卒業校)を案内した」等々、留学生達は短時間ではありましたが、日本の文化に触れ、有意義で楽しい時間を過ごすことができたようです。 交流パーティーでは「たくさんの人と交流しよう」というコンセプトのもと、受け入れ家庭の方々、留学生共々グループに分かれ、楽しく交流したり、ビンゴゲームをして大いに盛り上がりました。 また、留学生、受け入れ家庭の皆さまから、感想を発表してもらいました。最後に全員で「幸せなら手をたたこう」を合唱し、別れを惜しみながらも、パーティーは華やかなうちに幕を閉じました。 (ホームビジット実行委員 三村志津子) ┏┏┏ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┏ [4] 報告「『スピーチコンテスト2014』実行委員会」 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 今年も10月5日(日)に第4回西東京市日本語スピーチコンテストを市と共催で開催します。例年、実行委員会が運営全般を担いますが、6月20日(金)に市内の日本語ボランティア教室スタッフとNIMIC会員13名が集まり第1回実行委員会を行いました。継続参加でノウハウを熟知している人、初めての参加でフレッシュな意見を出す人が集まり、過去の経験を共有し今年の進め方を話し合いました。 発表者募集、市民審査員募集から始まり、一般参加者募集を経て当日まで、実行委員を中心に多くの協力者が動いていきます。皆さまのご協力、ご参加をよろしくお願いします。 ┏┏┏ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┏ [5] 報告「学校での日本語適応指導者研修会」 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 7月5日(土)の午前10時~12時に、日本語を母語としない子どもたちの学校でのいわゆる「初期適応指導」と子ども日本語教室の連携を図り、課題を共有するための研修会を行いました。 当日は、母語を使っての指導や媒介語なしでの指導、また学校内での人間関係づくりへの配慮、非漢字圏の子どもの意欲などについて、各自の経験を元に活発な意見交換が行われました。 今後も年に2回のペースで研修会を継続し、子どもの適応を目指した連携を深めていきます。 ┏┏┏ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┏ [6] 事務局より「報告:HIFが子ども日本語教室の見学に」 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 7月3日(木)に、東久留米市のボランティア団体「東久留米国際友好クラブ(HIF)」からスタッフ5名が子ども日本語教室の見学に来られました。 HIFは1993年設立、多様な活動を展開している団体で、NIMICの留学生ホームビジットも先輩のHIFの活動を参考にスタートしました。 東久留米市では、子どもの学習支援は行われてきたものの教室形式がなく、開室を目指しての見学でした。多文化共生センターでの説明ののち、小学部と中学部の活動を見学、教室とその周辺を支える活動に「私たちも頑張らなければ」という感想を頂きました。 NIMICも近隣の団体とのネットワークを広げながら活動を充実させていきたいと思います。 ┏┏┏ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┏ [7] 元会員より「今日もホーチミンは・・・(6)」 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2007年9月のNIMIC子ども日本語教室開室時より、中心になって活動していただいていた堀明子さんが、ご家族のお仕事の都合で、去年の夏からベトナムに転居されました。連載で現地の様子をお伝えしています。 シンチャオ!今回は市場について。 暑い!臭い!うるさい!三拍子揃ったのがベトナム市場。生活に必要な物のほとんどを手に入れることが可能なところです。生鮮食料品から乾物など口に入れる物全般、本当に何でもあります。 魚は淡水魚からナマズ、雷魚、蛙などもあり、頼めばさばいてくれます。海があるのに流通しているのは川魚がほとんど。(気温の高い海でとれる魚は美味しくないらしいです。)肉は鶏、豚、牛、ヤギ、その他いろいろな動物の肉があります。貝類も種類が豊富。そして、栄養満点、スリル満点の昆虫類。生花は日本よりぐっと安く、きれいにアレンジされています。バラが50本で千円位からですからその安さがおわかりいただけるでしょう。絵画や置物などの装飾品、籐製品、陶製品、衣類、布地、靴、バッグ、帽子、アクセサリー、調理器具、ジュエリー、時計、化粧品、無い物が無いくらいです。そして、食事もお茶も出来ます。 全てが一つ屋根の下に密集しているので臭わないわけがないですね。 観光客が気軽に行けるのが、ホーチミンはベンタン市場。歩いているとかなり強引な客引きが腕を掴んで引っ張ります。日本では違法な行為に初めは衝撃を受けました。そして、「お姉さん、何ほしい?」と日本語が続きます。探している物がある時は「○○ある?」と聞くと、自分の店に無くてもついて来いというジェスチャーで別の店に連れて行ってくれます。 以前胡桃を探していた時、ベトナム語がわからず、漢字を書いたり拙い絵も描いてみましたが結局伝わらず。電話で友達に聞いてくれたり、一生懸命探してくれました。相当時間を費やし、諦めて帰ろうと歩き出したら偶然発見。何とか入手できました。 通常、言われた値段で買うのは日本人くらい。交渉のやり取りもコツを掴めば楽しくできます。たくましいお姉さんやおばちゃんたちに負けない強い気持ちで押したり引いたりしながら落としどころを見つけます。 「今日は私の負けかな?」と反省しながら帰路に着くことがほとんどですが。 次回も市場についてお伝えします。 (ホーチミンシティ 自宅にて 堀 明子) ┏┏┏ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┏ [8] キーワードを読む 「多文化共生」について理解を深めるために(91) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ NIMIC設立の理念のなかで大きなウェートを占める「多文化共生」。 この言葉をキーワードに、2006年9月号から多文化共生に関わる本の紹介を始めました。 第91回目の今回は、井上ひさしの短編です。 「言語小説集」 井上ひさし著 新潮社 2012年3月 日本語についてもたくさんの著作がある作家ですが、今回は短編集を一冊ご紹介します。 この本には「中央公論 文芸特集」に1992~5年に掲載された短編7編が入っていますが、特にお勧めは最初の作「括弧の恋」です。 ワードプロッセサの」(かっこ閉じ記号)が「(かっこの始まり記号)に恋をしたのです。・・・?! そうか、井上ひさしさんもワープロを使って原稿を書いていたんだと思いながら、読みました。きっと、手が止まり仕事がはかどらない時に、ワープロを見つめていたら頭に浮かんだのでしょうか? みなさんもパソコン打ちに疲れた時の気分転換にどうぞ。 他の6作品も言語にちなんだ短編です。 (NIMIC会員 根本 百合) ┏┏┏ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┏ [9] お知らせ 今月の窓口通訳ボランティア日程 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 英語、中国語、韓国語、スペイン語でのサポートが必要な方が いらっしゃいましたら、ぜひ、この情報を提供してください。 【英語・ENGLISH】 午前10時~午後4時 毎週月~金曜日 【中国語・中文】 午後1時~3時 毎週水曜日、金曜日 【韓国語】 午後1時~3時 第1・2金曜日 【スペイン語・ESPANOL】 午前10時~午後4時 毎週水曜日 詳しくはNIMICのHPへ→→→ http://www.nimic.jp/index_multilingual.html ┏┏┏ ━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┏ [10] 今後の事業予定 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ※詳細は随時お知らせします。 2014年 9月10日 日本語ボランティア・フォローアップ講座 10月5日 日本語スピーチコンテスト2014 ------------------------------------------------- 今回のNIMIC通信は、いかがでしたでしょうか。 みなさまのご意見、ご感想をお待ちしております。 メールはこちら→→→ info@nimic.jp ★NIMIC通信のバックナンバーはこちらから。 http://www.nimic.jp/jpn/magazine/back_number.html -------------------------------------------------- ========================= 発行・編集 NPO法人 西東京市多文化共生センター(NIMIC)事務局 住所 〒202‐0023 西東京市新町1-12-3 e-mail info@nimic.jp ホームページURL http://www.nimic.jp/index.html イングビル1F事務所 〒188-0012 西東京市南町5-6-18 TEL/FAX 042-461-0381 ========================= |
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