1.公開講座「『やさしい日本語』でコミュニケーション」
同じ地域に暮らす外国人とコミュニケーションを取るときに役立つ「やさしい日本語」について実践的に学びます。
日時:6月14日(土)午後2時~4時
場所:市役所田無第二庁舎4階1~3会議室
講師:新居みどりさん(NPO法人国際活動市民中心CINGA)
申込み:当日、直接会場へ
※日本語ボランティア入門講座の5回目を公開講座とするものです。
2.NIMIC第17回通常総会報告
5月18日に市役所田無庁舎市民会議室において、第17回通常総会を開催しました。
事前に提出された第1号議案から第6号議案までの全議案が賛成多数で承認されました。
当日は定刻の14時に開会、議長に山辺真理子代表理事を選出。正会員263名中、当日の出席者28名、委任状提出者112名、計140名で定款26条に定める定足数を満たし、総会が成立することを確認しました。閉会後に交流会を開き各テーブルに分かれて、簡単な自己紹介のあと、「あなたが思い描く多文化共生社会とは」というテーマについて、活発な意見交換が行われ、楽しく和やかな雰囲気の中で解散となりました。
3.NIMICリーフレット作成ボランティア募集
NIMICを紹介する3つ折りリーフレットを改訂します。
これまで、広報担当理事を中心にPPTで作成してきましたが、今回はNIMIC会員の皆さんとweb上で共同編集しながら作成したいと思います。作成ソフトはcanva 。
https://www.canva.com/ja_jp/learn/easytodesign
NPO法人として無料でproアカウントが使えるようにしたので、参加可能な方はメンバーに登録できます。ただ、あまり詳しいメンバーがいないので、詳しい方は大歓迎ですし、初心者の集まりになったら、みんなで使い方を調べながら作成したいと思います。
時々zoomミーティングをしたり、各自の都合の良い時間にコメントを入れたりして進めます。
参加希望の方は、メール(info(a)nimic.jp)で「canva参加希望」として、お名前とcanva歴を書いて申し込んでください。
5人くらいになったら締め切ります。
4. Nともの会:初夏の交流会の報告
「Nともの会」の初夏の交流会は、心地よい気候のなか西東京市近郊を巡る散策イベントを開催。薬用植物園では普段見られないケシの花などを鑑賞し、こもれびの足湯で43度の熱めのお湯に足をつけてリラックス。緑が爽やかな玉川上水沿いをおしゃべりしながら歩き、各自持参のランチをオープンガーデンで楽しんだ後は、平櫛田中彫刻美術館でブロンズ彫刻などの芸術作品を堪能。笑顔あふれるひとときとなりました。
5. シンポジウム「外国人コミュニティと共に創る多文化共生社会」
フィリピン、ネパール、ウズベキスタンの事例から
2024年に在留外国人総数は350万人、外国人労働者数は230万人を越えました。2022年日本政府作成の「外国人との共生社会実現に向けたロードマップ」では、初歩的な日本語学習と日本で生活するための情報提供の重要性がうたわれています。2023年度から新規来日者へのオリエンテーションをフィリピン、ネパール、ウズベキスタンの3か国で実施した結果を受けて見えた課題について検討します。
日時:6月19日(木)14:00-16:30(参加費無料)
会場:笹川平和財団ビル11階国際会議場、またはオンライン(Zoom)配信
主催:公益財団法人 笹川平和財団、共催:各国大使館
詳しいことは https://www.spf.org/seminar/list/20250619.html
6.Book:マンガ『隙間1、2、3』 高 姸(Gao Yan) KADOKAWA 2025年 (第4巻に続く)
著者は、1996年、台湾の台北生まれ。台湾芸術大学を卒業し、イラストレーター・漫画家として台湾と日本で活動しています。作品には、「月刊コミックビーム」に連載後、単行本化された漫画『緑の歌』上下があります。『隙間』は、おなじく同誌に連載され単行本になった2作目です。
この漫画の主人公 楊 洋(ヤン ヤン)は台湾芸術大学4年生で、沖縄県立芸術大学に1年間短期留学します。その間の様々な出会いや体験、台湾での子ども時代の回想などが描かれていきます。
この著者は実際に沖縄に短期留学しており、実体験を投影した作品だと思われます。日本で過ごす1年間にも台湾では様々なことが起き、主人公は世界情勢と台湾のことを考え続けます。今現在台湾で生きる若者の感じる閉塞感や人生観が、ひたひたと感じられます。
各巻の最後に数ページずつ、解説の文章があるのですが、簡潔に書かれた読みやすい文章です。私たち日本人は、第二次世界大戦終了後から現在に至る台湾の歴史を、ほとんど習ったことがないと思います。台湾とは古来どんな島だったのか、戦後の「二二八事件」「白色テロ時代」を経て、現在の民主的な台湾社会はどのように形作られたのか、大切なことが書かれています。ぜひ、お読みください。
(NIMIC会員 根本百合)
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