1.「日本のお正月を体験しよう2026」報告
1月24日(土)午後2時から、田無公民館実習室で外国人20名、当日ボランティアを含むスタッフ14名と中国語通訳1名で標記のイベントを行いました。雑煮と焼餅を食べた後で、坊主めくり、福笑いと双六、そして、けん玉で大いに盛り上がり、また、書初めに挑戦しました。イベント終了後のアンケートで「スピコンに出たい」「NIMICで何か手伝いたい」などの申し出があり、今後につながることが期待できるイベントとなりました。
2.日本語ボランティア フォローアップ講座第3回・第4回報告
テーマ:「マイクロアグレッション」「日本語ゼロの子どもでもできる教科指導」
日本語ボランティアフォローアップ講座が11/29、1/31に開催され、のべ57名の参加者がありました。褒めているつもりでも相手を傷つけてしまう怖さなど、講師の体験を交えたわかりやすいお話に引き込まれ自分を振り返ったり、「やさしい日本語」を使って、まわりの子と同じ教科学習に取りませる大切さや工夫について知ったりできました。実践例をあげて熱く語られた2講座とも、今後の実践に直結することばかりでたいへん有意義な時間となりました。
3.総務省多文化共生プラン策定20周年記念セミナー
プラン策定から20年、以下のように成果と課題についてのセミナーが開催されます。現在、オンラインでの参加申し込みを受け付けています。ぜひご参加ください。
日時 3月13日(金)12:30~18:00
オンライン(ウェビナー)定員 200人
申込み https://forms.gle/5Vm1c76c5avpCfpa7
主催 明治大学山脇研究室、NPO法人国際活動市民中心(CINGA)
パネリスト(予定) 総務省国際室長、自治体多文化共生課、国際交流協会理事長他
第1部「総務省プラン策定からの20年を振り返る」
第2部「一元的相談窓口の成果と課題~量から質へ」
第3部「日本語教育~地域と企業を中心に~」
プログラム詳細 https://www.cinga.or.jp/8847/
4.エッセイ:崔さんのつれづれ日記(23)
宅配ボックス
約20年前、私が借りていたアパートには宅配ボックスの設置がなかった。徐々にネットショッピングをするようになり、2、3回郵便受けに投函された不在配達通知をにぎりしめ再配達の依頼をした記憶がある。当時は細かな配達予定時間の通知もなかったため、いらいらしながら再配達を待っていた。再配達する方も二度手間で大変だっただろう。
その後入居した建物内には宅配ボックスが設置してあった。わたしのことだから、もちろん宅配ボックスを何度も自慢話に使った。その後日常すぎて話題にすらのぼらなくなった。
15年間お世話になった住まいビルの宅配ボックスが故障したため、新しい宅配ボックスを設置することになった。いろいろあって設置まで長引くそうだ。
でもでも、今は生鮮食料品以外の買い物はネットショッピングがメインなのに、困った事態になった。仕方なくお届け先を勤めさき宛てにした。こっちは玄関置き配になる。さっそくネットで話題になった美容パックシートを購入した。土曜日に配達完了の通知が来た、もちろん写真も添えられた。
月曜日ルンルン気分で出社し、どう探しても件のパックシートがない。仕方なく出店先に連絡して事情を説明したら、即再発送しますとあっさりすぎる返事だった。午後になって出社した社長(女性)が土曜日に会社に寄ったら、荷物があったので自分が注文したものだと思ってパッケージを開けたら間違ってたと渡してくれた。パックシート箱も開けた状態だった。慌てて出店先に連絡して状況を説明し、再発送した分が届いたら返送しますと言ったが、再発送分を返品する必要はないと言われ、嬉しいような、戸惑うような複雑な気持ちになった。
ただで物をもらって、素直に喜べなかったのは人生初めての経験だ。
(NIMIC会員 崔香芸)
5.Book:芝園団地に住んでいますー住民の半分が外国人になったとき何が起きるか 大島隆 2019年 明石書店
アメリカや中国にも住んだことがあり、家族はアメリカでマイノリティとして暮らしている朝日新聞政治部記者が、都内から芝園団地に引っ越し、今も住み続けている。住民としての視点と、世界の動きを知る観察者の視点の両方から事実を記述し、特に、日本人側の「もやもや感」を深堀りしたことが、この本の特徴だろう。
芝園団地に主に中国出身者が住み始め、ごみや騒音というよくある問題を、ルールの説明、交流などで乗り越えていった過程は外国人住民比率がさほどでもない地域の参考になる事例があるが、生活習慣や価値観の違いについてどう折り合いをつけていくかは難しい。
あとがきにある「外国人に対する不安や不満といった住民感情は、否定するだけでその人たちの心から消えていくものではない。向き合い、そうした感情を生み出す根源を探る。そのことに意味があるはずだという思いは、この団地に住む中で、そして世界でますます反外国人・移民感情が広がる中で強まっていった。」という言葉が心に残った。
(NIMIC事務局)
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