NIMIC通信 [No.287 2025年9月号-2]

目次

1.イベント「西東京市日本語スピーチコンテスト2025」

西東京市に在住、在勤、在学の外国につながりのある方々が、日本語でスピーチを披露します。スピーチの内容は、日本での生活で感じたことや考えたこと、母国への思い、西東京市とのつながりなど、多岐にわたります。このイベントは日本語やスピーチの上手さを競うものではありません。交流パーティーも開催いたしますので、皆さまのご来場を心よりお待ちしております。

日時 10月5日(日) 午後1時〜4時

     交流パーティー 午後4時〜(40分程度)

会場 J:COMコール田無 多目的ホール 入場無料(予約不要)

共催 西東京市

問い合わせ 西東京市多文化共生センター

TEL:042-461-0381 Email:info@nimic.jp

西東京市生活文化スポーツ部文化振興課

TEL:042-420-2817

2.多文化キッズサロン小学部夏休み教室報告

【谷戸教室】

谷戸教室の夏休み教室は、7/23、8/26、8/27の3日間開催。猛暑にめげず児童全員(述べ20名)と大勢のスタッフ(述べ32名)が参加し、夏休みの宿題等に取り組みました。最終日は今年もアイスクリーム作りに挑戦。氷に塩を入れる前後の温度を測るなど去年より少しレベルアップ。子どもたちは「冷たい、冷たい!」と言いながらも頑張って氷入りのビニール袋を揉み続け、出来上がったアイスクリームを美味しそうに食べていました。

【保一教室】

8月26日〜29日の4日間、夏休み教室を行いました。帰国している児童もいたので子どもたち4名の参加でしたが、新スタッフ2名も加わり、賑やかな教室となりました。宿題のプリントや、絵日記、おすすめの本の紹介、自由研究(折り紙での工作)などを一緒に行いました。またスピコン参加の児童と一緒に発表のテーマを考え準備をしました。今回、夏休み教室に図書室を利用させていただいたので、様々な本に囲まれ有意義な時間を過ごせました。

【向台教室】

夏休み前半の3日間と後半の3日間、合わせて6回行いました。参加児童は延べ23名、スタッフは27名でした。夏休みの宿題の他、普段興味を持っていることにじっくり取り組むことができました。また、皆でルールを教え合いながらゲームに挑戦したり、松ぼっくりのけん玉を作り、様々な技を考えて熱戦を楽しんだりしました。通常担当している児童以外をサポートすることで、スタッフにとっても大事な気づきがありました。

3.多文化キッズサロン中学部夏休み教室報告

8月19日から3日間猛暑の中、連日10名前後の参加がありました。ほとんどの生徒が夏休みの宿題をしていましたが、初参加の生徒たちもいて彼らは日本語の勉強をしました。また卒業生が数名来て受験の話をしたり、勉強を教えてくれたりしたのは、在籍生だけでなく卒業生にとっても有意義な経験になったようです。

4. 多文化キッズサロン中学部夏休み遠足報告

8月22日ICC(NTTインターコミュニケーションセンター)新宿オペラシティー内の体験型美術館へ向かいました。16名と大人数でしたが、電車の乗り換えもスムーズでした。ICCではミュージアム棟入口で巨大アルミモニュメントのSINGING MANに遭遇。美術館内では不思議なジャグラーを見物。アートに触れたり、アートの一部になって写真を撮ったり、ITを使ったコミュニケーションやゲームを楽しんだりした後、地下で好きなドリンクを飲んで疲れを癒して帰路につきました。

5. 「小学校入学前説明会」終了報告

9月6日(土)に、10回目の小学校入学前説明会をオンラインで実施しました。今回は、ネパールとガーナ出身のふたつの家族が参加しました。

この会は、多文化共生を担当する文化振興課はもちろん、学童保育については児童青少年課、子どもの教育に関して学務課など、多くの方に情報協力していただいています。

「西東京市で育てることにしてよかったな」とちょっとでも感じられたら、嬉しいです。

6.エッセイ:崔さんのつれづれ日記(18)

50代に入ってなんとなく経験したことがないことをしようと思い立った。スポーツ音痴のわたしでもできそうな山歩きを選んだ。最初に参加したツアーは山歩きと言えない入笠湿原ハイキングだった。花咲く季節に天気もよかったこともあって気分爽快だった。ああ、自然の中を無心に歩くことはこんなにも気分がいいことなのか!と魅せられた。あれからだいたい月一回のペースで山歩きのツアーに参加している。

金峰山に登った時、ツアー参加者の一人が高山病になったがツアー続行するしかないので、荷物は添乗員さんとガイドさんがもち、本人も頑張って最後まで登る場面をみたので、無理のない低山歩きにとどめることにした。高山病になった方が、下山したらケロリと治ったことも不思議な体験だった。私がこのツアーで学んだことは、山登りするまえは睡眠、水分、食事をしっかりとることだった。また地図の読めない重度方向音痴のわたしは、ガイドさんか添乗員さんが同行するツアーでしか山登りしないことである。

山登りツアーで新しい言葉も習った。それは”お花摘み“である。最初この言葉を聞いたとき、なんて可愛い言葉だろうと思ったが、意味が分かった時は思わず笑った。これは山中でやむを得ずトイレにいく場合の暗号というか、隠語である。山歩きツアーは登るまえに、だいたい駅なり出発点でお手洗いを済ませてから出発する。また次のトイレポイントもちゃんと説明してくれるが、何せ自然現象なのでどうしても行きたくなる場合もある。そんな時は”お花摘み“しますと言って森の中に消えるのだ。もちろん使ったティシュ類などは自然界に残してはいけないので当人が責任持って持ち帰る。

山に咲く花々は鑑賞のみ。写真OK、モデル代はあなた次第。

(NIMIC会員 崔香芸)

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