NIMIC通信 [No.256 2024年6月号-1]

もくじ


[1]公開講座「子どもや保護者と『やさしい日本語』でコミュニケーション」
[2]NIMIC第16回通常総会報告
[3]多文化タイム「私の生まれた国SINGAPORE-LION CITY」終了
[4]Book:行く手、はるかなれど―グスタフ・ヴァーサ物語―


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1.公開講座「子どもや保護者と『やさしい日本語』でコミュニケーション」

外国にルーツを持つ子どもやその保護者との関係作りやコミュニケーションに有効な「やさしい日本語」について、学んでみませんか。
日時:6月29日(土)午後2時~4時
場所:コール田無 イベントルーム(田無町3-7-2、田無駅北口徒歩7分)
講師:新居みどりさん(NPO国際活動市民中心CINGA)
申込み:当日、直接会場へ
定員:60人(先着順)
※日本語ボランティア入門講座の7回目を公開講座とするものです。


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2.NIMIC第16回通常総会報告

5月19日に田無公民館視聴覚室において、第16回通常総会を開催しました。
事前に提出された第1号議案から第5号議案までの全議案が賛成多数で承認されました。
当日は定刻の14時に開会、議長に山辺真理子代表理事を選出。正会員248名中、当日の出席者24名、委任状提出者107名、計131名で定款26条に定める定足数を満たし、総会が成立することを確認しました。閉会後に交流会を開き各テーブルに分かれて、出席者の皆さんが自己紹介をして楽しく和やかな雰囲気の中で解散となりました。


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3.多文化タイム「私の生まれた国SINGAPORE-LION CITY 」終了

5月25日(土)14:30-16:15 イングビル2階会議室にて 参加者15名で、林梅玲さんを招き、シンガポールのお話を伺いました。多彩な食生活はもちろん、建国の話から教育、住居、徴兵と多岐にわたる内容をユーモアたっぷりにお話しくださいました。OK-lahの精神(何でも大丈夫よ!)を体現するリンさんの素晴らしい人柄に、在住経験者はとても懐かしく、未経験者は訪問に意欲をかき立てられるひと時となりました。


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4.Book:行く手、はるかなれど―グスタフ・ヴァーサ物語―
      菱木晃子作 徳間書店 2024年

16世紀、北欧周辺地域の歴史物語です。当時、力を持っていたのがデンマークで、スウェーデンとノルウェーを支配し、バルト海の権益をめぐってドイツのハンザ商人と対立しており、その東にはロシアがいました。スウェーデン貴族の息子グスタフ・ヴァーサは、人質としてとらわれていたデンマークを脱出して故国に戻り、武装蜂起します。激しい戦いの末デンマークに勝利し、独立を果たして、スウェーデンの初代国王グスタフ一世となりました。美しいが寒く厳しい自然、鉄や銅などの資源に恵まれているがそれを外国が狙ってくることなど、スウェーデンを取り巻く事情もよく分かる本です。
作者は日本人で、リンドグレーンなどの児童書を中心に百冊以上の本を翻訳しており、スウェーデンの歴史や文化、自然にも詳しい方です。ヨーロッパ諸国と北欧の国々の関係を習う機会が少ない日本の子どもたちにも、わかりやすく書かれている児童書で、大人にも読みやすくていいと思います。私もこの本を読み、ごく最近まで、NATO に加盟してこなかった北欧の国々のことが、少しわかってきました。
(NIMIC会員 根本百合)

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